▲13種のお酒を味わう
秋も深まり寒さを感じる頃となると、身体の芯から温まりたいもの。と云うことで、久し振りの利き酒会となった。
“身体の芯から温まるには日本酒”が良いと、用意されたお酒は、
・福島県廣木酒造本店さんの「飛露喜(ひろき)吟醸生詰」
・長野県高遠町仙醸さんの「こんな夜に」
・長野県小布施町高沢酒造さんの「豊賀(直汲み特別純米無濾過生原酒)」
・長野県長野市篠ノ井酒千蔵野さんの「幻舞純米大吟醸」
・長野県筑北村山清酒蔵さんの山清大吟醸「山崎忠右衛門」(平成23年全国新酒鑑評会金賞受賞酒)と「純米吟醸山清」
・福島県大七酒造さんの「純米生酛」(日経新聞『何でもランキング』第一位)
・新潟県池田屋酒造さんの「謙信」
そして、お口直しの焼酎が「佐藤(黒)」、「赤霧島」、「中々」、ワインが「BROQUEL Malbec 2008」、「龍眼 スパークリングワイン」、以上の13種。
これだけ豪華に並ぶと、見ているだけでウキウキ、身も心も温かくなる。
早速、17名の自称『酒通』たちはうんちくを傾けながら、次から次へと味わっていく。
肴は、馬肉の刺身、牛スジ入りおでん、刺身盛合せ、チーズの味噌漬け、若鳥の酢煮とこちらも豪華。
飲むほどに、酔うほどに、楽しく盛上る。
締め括りは手打ちの新そば、これも美味しい・・・満足! 満足!
身も心も温まった利き酒会でした。
▼肴も良かった!
▲今回は福島のお酒も登場
職場のお酒愛好者が定期的に行っている利き酒会(飲兵衛たちが集まってお酒のうんちくを語る会)が、暑気払いを兼ねて7月12日行われた。
今回は、日本酒で福島県の高橋庄作酒造の会津娘、玄葉本店のあぶくま、焼酎で魔王、百年の孤独が登場。特別ゲストとして焼酎に割る「白樺エキス入りしそジュース」も並ぶ。
肴は、馬刺し、筋入り牛肉と大根の煮物、なす炒め、お刺身など夏バテ解消向きのものが用意された。
先ずは冷えたビールでのどの通りを良くしてから、好みのお酒を飲み比べる。
つい時間の過ぎるのを忘れて、ほろ酔いから深酔いへ。実に美味しい、そして楽しい利き酒会でした。
▼好評だった白樺エキス入りしそジュースの焼酎割、ピンクレディーと名付けました
3月定例議会も最後の一日を残すだけとなった18日、英気を養うためにと、栄養ドリンクの試飲会が開かれた。
計画をしたのは気の利く若手職員で(?)、美味しいものは少人数の方が良いと10人ほどで行った。肴は肉が良いと、こちらも上物が用意された。
明日の議会最終日の準備もあり、20~30分で退散するつもりで会場へ行くと、驚き!!、素晴らしい栄養ドリンクが用意されているではないか。「森伊蔵」、「伊佐美」、「天使の誘惑」、「紫の赤兎馬」、「夜明け前の生」など、当然ご当地の山清も、非常に嬉しくなる栄養ドリンクがズラリ。
すっかり英気が養われ、気がつくと数時間が経過、明日の準備は明朝行うことにして帰宅。実に身体が充実した一日となった。
明日、請求される金額が心配なのだが・・・(3月18日記)
上田市在住の友人W君が、自作の手びねりのぐい呑みを届けてくれた。いや、そばのつゆ入れを、豪快なぐい呑みとさせて頂いたのだが。
赤土に自分で考案した「そば釉」を掛けて焼いたもので、シックに出来上がっている。ちょうど100cc入る大きさで、持ち易く、唇への触りも良い。冷酒や前割り焼酎を飲むのに丁度良さそうだ。
彼は、私のそば好きを知ってそばのつゆ入れを作ってくれたのだが、この器でそばを食べるには上品過ぎるのと、脇役で使うのは勿体無いとの思いから、ぐい呑みとして使わせて頂くことにしたものだ。
早速お酒を注いでみると、底の斑紋が浮かび上がりそれが揺れる。実に乙な感じだ。
これで、またお酒を美味しく呑める楽しみが増えそうだ。
でも、大勢で呑むには、数が少し足りないのだが・・・
お帰りにはこちらも
芋焼酎独特の芳香、世の中にはこれが嫌だと云う人がいます。尤も、松茸の香りが嫌だと云う人もいますから不思議でもありませんが。
白玉醸造さんの魔王は、こんな人でも抵抗無く、爽やかに飲める芋焼酎です。
黄麹が使われ、少し甘い香りがするこの焼酎は、お湯割りよりすっきりとロックがお奨め。口に含むとなんとも上品な甘味を感じます。香りより味を楽しむ焼酎と云いたいです。そして肴は、少しキザになりますが、チーズと生ハムで。
『ウイスキー・ブランデー等の長期間、樽に貯蔵する洋酒は呼吸作用等の熟成の為、少しずつ原酒の量が減少していき、そのお酒を昔より「天使の分けまえ」と呼び、貴重で縁起の良いお酒とされてきました。本格焼酎『魔王』は天使を誘惑し、魔界への最高のお酒を調達する悪魔たちによって、もたらされた特別のお酒という意味で命名致しました。(魔王裏ラベルに記述)』とのこと。難しいことは兎も角、瓶の残量を気にせず飲みたいのですが、この焼酎は“入手困難”なのが欠点です。
お帰りにはこちらも
最近は居酒屋チェーン店にも、通常では入手困難な焼酎が置いてある。先日も好きな銘柄があり、お湯割りを頼んだのだが・・・。これが、変に不味い! 別の安酒とすり替えたのかと疑うほど。
店員を呼び内容を尋ねると、頼んだ銘柄ではあるのだが、お湯割りの作り方が間違っていた。グラスにマニュアル通りの焼酎を注ぎ、電気ポットの熱いお湯を加え、マドラーで混ぜたとのこと。旨い酒を不味くしている。日本酒の燗付けも電子レンジなのではと、勘繰ってしまう。
仕方なく、「お湯を先に入れて、・・・」と作り方を注文してもう1杯。お陰で肴も旨く、まあ美味しく飲めたのだが、最初の1杯を損した思いが残った(笑)。
お酒を飲ませるプロなのだから、もっと勉強して欲しいですね。
店員のお姉ちゃんへ・・・『うるさいオヤジでごめんなさい。』
<自分流お湯割レシピー/芋焼酎の場合>
○アルコール濃度を10パーセント目安 25度の場合はヨンロク(焼酎4:お湯6)
○まず、グラスにカルキが抜けた70℃ぐらいのお湯を入れる。(熱ければ、しばらく冷ます。)
○次に、焼酎を静かに注ぐ。
○お湯と焼酎の対流が収まるまでしばらく待つ。(ここが、肝心!)
○肴は、サッパリ系。芋焼酎の繊細な香りや味わいが消されない肴。
お帰りにはこちらも
西酒造さんの「宝山 芋麹全量」、これは旨いです。麹は“普通でない”芋麹、しかも黒麹、麹菌の繁殖手法も特殊とのこと。格調高い化粧箱入りで売られています。
ラベルには、出来高アルコール度数/28度、原材料名/薩摩芋・芋麹(南薩産黄金千貫100%)、製麹菌/黒麹、蒸留方法/常圧単式蒸留、と書いてあり、更に赤い字で気合度数/120%とあります。(表示の数値は、醸造年により異なるようです。)
気合度数120%は、「こだわりが入った焼酎だから、気合を2割高めて飲め!」と理解しています。(笑)
この焼酎は、寒い今の時期にお湯割りで飲むのが最高です。芋焼酎独得の甘い香り、しかも上品で柔らかい香りが広がり、口に含むと先ず“美味しい”という感じ、そして喉を通ると辛口の余韻もしっかり、実に“いい仕事してますね!”の芋焼酎です。
<お奨めの飲み方>
少しぬるい(60~70℃)のお湯でサンナナ(焼酎3:お湯7)、肴は塩丸イカか煮イカ、これでゆっくりと飲む。
お帰りにはこちらも
お待たせしました。ガマズミ酒の出来上りです。
澄んだ紅いリキュール酒、非常にお洒落で、甘く、酸味も残り美味しく仕上がりました。
健胃作用、疲労回復、食欲増進、動脈硬化などに効用があるとのこと。
味見のつもりが、つい飲み過ぎました。
ガマズミ酒を作ってみました。
作り方は、ガマズミの実 約800cc、氷砂糖400g、ホワイトリカー 1.8L。
半日後には、瓶の下部ではお酒がピンク色に染まり、上部ではガマズミの実が美しく浮かび上がっていました。
12月には、お洒落な赤いお酒が飲めるのが楽しみです。
山道を歩くと、真赤なガマズミの実が目立ちます。
口に入れると、甘酸っぱく、りんごの遠い親戚の様な味がします。
良質のクエン酸を含んだ、この真赤に熟した実で作られた果実酒は、滋養強壮や疲労回復、利尿に効果があるとのことです。今月下旬頃に摘み取り、35度のホワイトリカーに入れ、氷砂糖を加えて、数ヶ月待つとヘルスリキュールが出来上がります。
赤く透き通った美しいお酒ですから、正月料理の食前酒にも合いますよ。
先日仕込んだ“ウワミズザクラ酒”と“クズ花酒”が熟成中です。
ウワミズザクラ酒は、紫の色も加わり、杏仁の香りもはっきりしてきました。
花やゴミを取り除き氷砂糖を加えたクズ花酒は、美しい琥珀色となり、芳香も感じられるようになりました。
12月頃には、禁断の芳香酒が楽しめることでしょう。
秋の七草「萩、薄、桔梗、撫子、葛、藤袴、女郎花」の中で、葛は全てを覆ってしまうほどの生命力故に農家にとっては嫌われ者。平安時代には、別名「裏見草(うらみぐさ)」の「裏見」を「恨み」に掛けて歌も詠まれたとのこと。正に農家の恨み草なのですが、この花の酒「葛花酒」の香りは超一級、神秘的とも云えるお酒です。
猛暑日が続いていますが、今年も葛花酒を作る季節になりました。
ウワミズザクラ(上溝桜)の木から、小鳥たちが一斉に飛び立ちました。やはり小鳥たちに食べられ、以前より赤い実が大分少なくなっていました。少し早い感じでしたが、無くならない内にと、摘み取り果実酒を作りました。
このウワミズザクラの果実酒は不老長寿に効く薬酒と伝えられ、西遊記の三蔵法師はウワミズザクラの種子を捜し求めて旅に出たとのことです。
作り方は色々あるようですが、私は、ホワイトリカー1升に対して果実300g、氷砂糖300~500gを加えて3ヶ月程そのままにしておきます。そして、果実やゴミを抜き取り、更に数ヶ月熟成します。この期間が長いほどまろやかな味になります。
杏仁の香りのする美味しいお酒の出来上がりです。
▼ ウワミズザクラの実は洗って水を切ります。
天璋院篤姫という焼酎、勿論今年1月から放映されているNHK大河ドラマ「篤姫」をテーマにした焼酎です。
篤姫は、薩摩藩主島津斉淋の養女から右大臣近衛家養女となり、将軍家定に嫁ぎ、家定の死後は大奥のまとめ役に、そして後の江戸城無血開城や十五代将軍慶喜の命を救うなど、その人柄と明晰な頭脳で日本の動乱期を強く生き抜いた女性です。
この篤姫をイメージして造られたという「天璋院篤姫」は、鹿児島県いちき串木野市の田酒造から昨年8月に発売されました。原料に鹿児島県産の黄金千貫、米麹が使われ、黄麹で仕込まれており、爽やかで甘さがあり、芋の香りも優しく控え目な感じ、グイグイいける美味しい焼酎です。
化粧箱は残して置きたいような、話題性のある焼酎です。日曜の夜は、「篤姫」をみながら「天璋院篤姫」なんてのは如何ですか。