贈ったり贈られたりの多い時期ではありますが、贈り物の難しさも感じる季節です。例えば弊社の場合、ビールを作っているので、自家製のものをという事でビールをお送りするという事も多々ありますが、相手様がビールが好きではない又はお酒が飲めない更には持病からビールは止められている等など色んな場合があろうかと思います。そのような方に一様にビールをお送りしても、当然喜ばれもせず、他の方に差し上げることも含めてどのように処分しようかと逆に悩ませることになるものと思います。実は好きなのにドクターストップがかかっている方にお送りして嫌味か・・・と思われてしまうなんていうのは本当に最悪のパターンです。。。また例えば醤油を作っているところに、キッコーマンなどのNBのお醤油などを贈ってしまうなんて事もありうるのではないでしょうか。儀礼という中でしてしまう贈り物は、往々にしてこのようなパターンに陥りやすいもののような気がします。そもそも儀礼ではなく、感謝という主題に立ち還って、先様のお喜びになるお顔を想い浮かべながら選ぶという事だと思いますが、そのためには平素から相手の事をよく心に留め、また何がお好きか何が苦手かなど最低限の情報をキャッチしておく必要があります。
本当に感激される贈り物というのは、心が通じ合ってこそ出来るものなのかもしれませんね。