人間は生きている限りは色んな方と出会うものだと思いますが、公の機関やサービス業に携わっている方たちは、一個人の出会いとは比較にならない程、日々色んな方と触れ合うことになります。例えば弊店はレストランですが、繁忙期だと一日に800人余の方にご利用頂くわけですが、多くの飲食店がある中で弊店でお食事をして頂けるというのは、これも立派なご縁だと思います。お客様とお店には縁というものが存在していると言う考え方もなかなかにないものなのかもしれません。しかし、どんなお店でも多くのお客様にご利用して頂きたい一身で色んなことを考えます。この行為はお客様とのご縁を100%にしたいからに他なりません。
「縁を誘導する」という事です。
ここまでは努力次第で出来るものなのかもしれませんが、「縁をつなぐこと」は非常に難しい事だと思います。ぱっと考えるとお客様との縁をつなぐには定期なDMでOKと考えがちですが、これも勿論必要なことではありますが、相手の人間性も知らない人同士の縁をつなぐというのはそれだけでは非常に難しいものだと思います。
対お店とお客様との関係ではなく、一人のお客様と弊店スタッフのご縁と言ってしまっていいかもしれません。そうなると人としてどうお客様に対峙するのかという事になってきます。またお会いしたい気持ち(弊店にいらして頂きたい気持ち)があれば自然と人間は感じのいい表情とそして何より相手の方に対して笑顔になるものなのではないかと思います。笑顔は相手の不安な気持ち、寂しい気持ち、苦しい気持ち、悪いイメージ・・・そんなものを一気に取り払ってくれる魔法の杖のようなものです。知らない方だからこそ笑顔で・・・は、お客様と私たちの距離を一気に縮めてくれるものだと思います。そんな縁結びに溢れたお店だったら、お客様もなんとなく足が向いてしまうものなのではないでしょうか。
ORAEはそんなお店でありたいと、そう考えています。