田沢湖 湖畔の杜通信

湖畔の杜レストランORAE《番猫『ミミ』のわがまま雑記考》

被災地へ・・・Vol.12

2011年04月05日 | 東日本大震災 被災地へ。

こんにちは、秋田・地ビール 湖畔の杜レストランORAEのミミです

前回お伺いした大船渡市の綾里地区の方たちと話し合いまして、この度も炊き出しに参りました。

大船渡の加工場が多くある下平付近はだいぶ瓦礫の撤去も進み、整地されているところが多くなってきているように感じました。

また加工場をやっていた方たちも、もう新たな工場への試算を口にされたりと、既に歩き始めている感じが致しました。

多くの不安や先行きが見えない事を、それはまるで目の前にひろがる瓦礫のごとくと取り払い、我歩く道を拓く・・・そんな風だと思いました。

そんな方たちと話しをしていると「君は一生懸命、生きているか」と問いかけられているような気になります。

一遍上人は、息をしている今この時が既に臨終なのだとおっしゃいましたが、正にその事を体験されたからでしょうか、私は皆さんから「これから私は生きていく」という凄みのようなものを感じるのです。

未だ行方不明の方も多いと聞きますが、復興への芽吹きを感じる大船渡です。

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船の下を車が通るという状況は前回とかわっていません

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今回は焼きそばとご飯を混ぜて炒めた「そば飯」

でした。キャベツや挽肉、えのき等の具が入りました。

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鉄板で仕上げます。ソースの香りがたまりません!

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ご飯と焼そば麺、相性抜群です!!

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完成品^_^ ぬくぬくのうちにお届けいたしました

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こちらは田沢湖深水委員会のきりたんぽ鍋

秋田郷土の温もりを出前いたしました!という雰囲気

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避難所になっている綾里地区公民館の様子

壁が落ち鉄筋を囲んでいるボードが壊れているのが

わかります。

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綾里地区公民館を少し下るとこんな感じ・・・・

民家の畑はまだこのような状況です

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タンクのような大きなものもまだそのままです

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建物の屋根はどこかの工場のものでしょうか・・・

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このような瓦礫の側にも春の訪れです。

坦々と繰り返される自然の営み。

「何があろうと私は生きる」というメッセージを

発しているかのようです。

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綾里に芽吹いたふきのとう

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綾里地区公民館前のお宅は取り壊されておりました。

庭に咲いた椿が跡地を守ります。

大船渡は椿の郷です。きっと人々の心の中にも

ピンクの花が咲く日がくると思います。

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「遠いところありがとうございました」と避難所にいらっしゃる

方たちがわざわざお見送りして下さいました。

かえって「皆さんは大丈夫でしたか」とお気遣いを頂きました。

皆さん、寒い中、ありがとうございました。

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市役所の方や地区の防災担当の方たちもお見送り

下さいました。こちらこそありがとうございます。

コメント (2)
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