こんにちは、秋田・地ビール 湖畔の杜レストランORAEのミミです
足湯を提供させて頂いた帰りの山田町と釜石の様子です。
津波の様子をYouチューブなどで見ると、地形によるものなのでしょうか、津波の浸食の仕方が全く異なることがわかります。
ジワジワと寄ってくるようにきたかと思うと、まるで下からグングンと上昇してくるように押し寄せるものと、本当に高波のように激しくもの凄いスピードで建物をなぎ倒していくような津波と二つあるように思います。
釜石は後者の方で、かなりの方が避難できない状況ではなかったかと思われます。
焼けた建物のところに沢山の車が・・・。
所有者の意志を確認しないと勝手に処分できない
ようです。大変な作業です。
建物の原型が残っている事が不思議なくらいです
なんと電柱が瓦屋根に折れて突き刺さっています
鉄製の扉が虚しく閉められたままです。
この防波堤が役に立たないと思われた方が
いらしたでしょうか。閉めても閉めなくても変わりない
程の津波に街は飲み込まれてしまったのです。
無残に傾く防波堤
今の山田の海はこんなに穏やかで美しいのに・・・。
松を津波がなぎ倒していった中、1本だけ逞しく
根を張る松をみつけました。
塩害による処置をして、津波にも負けなかった
根性松として残して頂ければ皆さんの力になる
のではないかと思います。
こちらは群生で残っていましたが、よく観ると
かなりの松が折れているのがわかります。
防波堤の上にぶら下がる様々なもの。
防波堤をあざ笑うかのように津波はここを
乗り越えていったのです。
防波堤の上に家が乗っています
釜石の様子。本当に無残です。
店舗は壊滅的でまだ手付かずの様子です
こんなに簡単に折れ曲がってしまうものなのですね
上の道路は救われたのですね。
阪神淡路大震災の時は高速道路が崩れていましたが、
直下型の地震被害と津波被害の違いがわかります。
まだまだ手付かずです
ようやく生活道が確保されたという状態でしょうか
釜石の街を見て大変な状況に涙が出ました。
被害がなかった訳ではないと思われる
「新日鉄釜石」は、それでも逞しく、そして力強かった。
釜石の象徴とも言える建物を目にして、
「釜石は間違いなく復興する」
そんな意志を感じました。