今年もついに初冬がやって来たということで、尾鷲港で朝陽を楽しむことにした.太陽は、桃頭島のやや東の雲上から顔を出してくれた.10月の上旬ごろであれば、佐波留島の上から太陽が昇るのを見れるはずだけど、天気や私用の都合で今年も時期を逸してしまった.
時期を逃したとはいえ、朝陽につつまれた尾鷲港は、金色に染まって見えるのが美しい.およそ1年振りとなった尾鷲港での朝陽は、やはり別格だ.日常生活の雑念が、この時だけはどこか消え失せてしまう.
金色に染まった空と海の間には、波止場と釣り人の真っ黒なシルエットが美しいコントラストを作り出す.いつまで眺めていても、決して見飽きることのない、穏やかで優しい風景だと思う.
今回も夢中になって写真を撮っていると、大小の様々な漁船が港から沖合へ、沖合から港へと行き交う.普段は波穏やかな尾鷲港も、漁船が勢いよく海水を割って走っていくので、波が立ち、護岸へとぶつかる音が港に響き渡る.
今年も無事に、尾鷲港での朝の景色を満足するまで楽しむことができてよかった.これで気兼ねなく、年を越せると思う.それにしても、一年経つのが本当に早く感じる.今年を振り返るのは、もうしばらく先にしよう.
わがままを言えば、後もう1回くらい尾鷲港で朝陽を楽しむ機会に恵まれるといいなと思う.今年を振り返るのはその時がいい.
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