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10月末ごろまで暑かった関西も、ついに冬の寒さがやってきた.ついうっかり秋装備で出掛けてしまって、寒さに震えながら、ようやくの思いで尾鷲港にたどり着く.温暖な尾鷲も冬らしく、冷たい風が吹きつけていた.
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ところで、尾鷲港の生き物といえば、トンビだけど、今回の記事の主役はサギだ.サギはトンビと違って、単独を行動を取っていることが多い.港にオートバイを停めて休憩していると、護岸の前に浮かんでいる生け簀にサギが一匹、華麗に舞い降りてきた.
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自分の存在などお構いなしに、サギは生け簀から港の護岸へと歩を進めていく.夢中になって写真を撮っていると、サギが途中から片足立ちしていることに気付く.木の枝のような細い脚一本で見事にバランスを取って、微動だにしない.
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片足立ちと言えば、フラミンゴを連想するけど、サギも片足立ちするとは思いもしなかった.片足立ちには諸説あるようだが、体温が足から逃げないようにするためだと言われている.さもなければ、風変わりなソロライダーに、冬がやってきたことを教えてくれたのかもしれない.
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