Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

林道太郎氏と往く、相州甲州林道の旅

2010年04月30日 | 超級山岳

糸冬 了 し ま し た
当エントリの写真、一部林道氏より頂きました。いつもありがとうございます。

昨晩のこと
林道太郎氏:
『明日サクッと行って帰ってこれるオヌヌメツーリングスポットないですかね~?
ポタリング強度で結構ですwww』

サクッと行って帰ってこれるオヌヌメツーリングスポット。ポタリング強度。
ピン!ときました。


今日のコース
笹子峠の標高が1000mを超えていることは、最後の最後まで黙っていました。
大月で、林道氏が一瞬無言になった時は焦りました。でも、最後はいつもハッピーエンド♪言ったとおりに、サクッと行って帰ってこれました。そして笹子峠はオヌヌメリストに加わりました。

今日は橋本までワープ。ワープするとスタート直後に丹沢山塊に入れるのがいいです。


今日の一つ目は初、神の川林道。犬越路までは登りませんが・・・
エビラ沢の滝


これはこれは。太公望パラダイス。こちらの世界も危険な香りがしますね。


途中で大落車の現場に遭遇しました。


テーブルカウンターを利用して休憩をとります。
後ろに見える階段、フェンスをドンガラガッシャンとなぎ倒しながらの大落車だった模様です。

ここの標高は500mほど。一度下って次は巌道峠に行きます。ガンドュウ!


今日もばっちり富士山に恵まれました。


お気に入り公民館前にて。今日は村落の長老がゲートボールやっていました。


おひるごはんは上野原にて、たらふくホルモン、焼き肉ミックスを焼いて、ご飯大盛たべて800円ほど♪これで補給の心配はなくなりました。

さて、次なる目的地は甲州街道の難所、笹子峠であるが、その前に行くところがあった。そう、高速道路の廃道

かなり脚にくる談合坂ヒルクライムを終えると、前方に奴が見えてきた。


キタ━━━━(°Д°)━━━━!!!!


廃高速道路である。ある意味究極の廃道だ。ここで個人TTの練習がしたいぞ・・・


この後、レーパン姿で談合坂SAを走りまわる。実走レーパンローディを高速のサービスエリアで見ることは少ないであろう。妙な視線を感じた。チームジャージを着ていないでよかった。


談合坂が一番きつかったのはナイショだ。この後は甲州街道の登り基調区間を追い風にのって快調に巡航する。大月が、遠い。


武田勝頼が逃亡先に選んだ、難航不落ともいわれた岩殿城。岩櫃城とならぶ典型的な山城だ。


もう足が残っていない状態で笹子峠に入る。しかし、実はこの時点でけっこう標高を稼いでいたらしい。登り口で既に標高690mまで登っていたらしいので、実際の登りは5.5km 350m 6.2%であった。昭和前期はここが国道で当然ながら自動車や人馬の往来もあったであろうから、勾配はきつくない。緩斜面をゆっくり登っていく。脚パンにはとてもやさしい峠であった。良かった、良かった。
ゆるいといっても写真の通りインナーローですがwww


矢立の杉


昭和13年竣工の笹子トンネル。ここで標高1050m。先週の有間峠があまりにも衝撃的だったので、笹子はポタリングでした。


すれ違った車は一台だけ。


参勤交代でにぎわったであろう、宿場町の跡。

神奈川県を走っていると、信玄の・・・という決まり文句によく遭遇します。
やれ信玄の戦道(ヤビツ、犬越)だとか、信玄の古戦場(三増)だとか、信玄の隠し湯(中川温泉)とか。今日のゴール地点、甲斐大和の近くには、天目山があります。信玄の嫡子、勝頼自刃の地。武田氏終焉の地であります。


次回はもちっとゆっくり歴史探訪するかな?

完全に脚がいかれたので明日は廃人になる予定です。おしまい。

有間峠フアン倶楽部

2010年04月25日 | 超級山岳
前日の夜の会話(抜粋)
会員MK「帰り立川から輪行でもフル自走でも良いですね~」
会員わるぞう「自走でも200km。疲れたら輪行しちゃえばいいし。」
会員熊太郎「フル自走なら行く!」
会員熊太郎「リンコーはやめましょう」
会員わるぞう「片道100kmありますので、輪行袋は保険で持っていきます」
会員ニャ「袋持っていきます」
会員熊太郎「わらじ食ったあとに電車で帰ったら太りにいくようなものですよ!」

当日朝、6時川崎出発


いきなり嬉しい誤算、関戸橋フリマ。
ここを目的地にすればよかった。


どなたかのエベレスト。しぶい、し、渋すぎる。


亀甲フェンダーに萌え~。ハァハァハァ。


シフターは今は亡きサンツアー


昭和45年デビューのサンツアーV
4段変速。こりゃたまらん。


あら?偶然。成城大滝班との邂逅。
拉致に失敗しました。


空気もからっと乾き、ピーカンに。新緑の季節の足音を聞きながら、絶好のツーリング日和。ツーリングに飢えていたので、さいっこうの気分です。


成木からはペースメーキング。登り基調を快調に進みます。


この頃は
「来てよかった~!」
「ツーリング最高!」を連発!

~~突然ですが、前日の話~~
風邪を治すためにイベントの前日休んでまでしてコンディションを整えた幹事、関係者にメールで全コース図を送付していた。
しかし、携帯でブロックされていて見えない♪
どうやら、ルートには標高1144mの峠が含まれていたらしい。
そんなことは知らない私、てっきり春の丘ツーリングだと思って半そで半パン指あきグローブの夏用で登場。
~~話を現在へ戻す~~


名栗湖に到着。この写真の左上の山を決死行で越えることになろうとは、この時露も思っていなかった・・・

この後、林道に入ります。ボーラを履いたDogma 60.1、果敢に未舗装の砂利道区間に突入していきます。完全にだまされた若旦那、泣きそうになるかと思いきや、超ポジティブ
本人談「ボーラは砂利道むいてますよ!剛性がたかくて、超オヌヌメです^^」


山肌を新緑の淡い緑と、山桜の淡いピンクが染める一年の中でも二週間くらしかない貴重な一瞬。


それにしても、この林道はえぐい。この時になって、標高が1000mを超えているのを聞かされる。勾配キツイ(平均7.8%)、狭い、砂利浮いている、時々未舗装、しかもTTバイク、レーシングクランク
聞いていないぞー
聞いていないぞー(喜)(怒)

大部分の区間が大パノラマ九十九折りなので、前後のライダーが時折ちらっ、ちらっと見えます。前半ギアがないのをいいことに重いギアを踏んでリード、後方に差をつけます。本当はツーリングなので途中写真をとりながら楽しくお話しながら登るべきだったのですが、
「せっかく築いたリードを失ってたまるか!フムー!」
・・・踏み続けます。
途中で重いギア比に体が悲鳴を上げ、タレ始めます。ケイデンス45とかだし、これは終始SFRトレーニングだ。SFRだと思えばテーマを持って登れる♪後ろ半分の筋肉を意識してゴリゴリゴリ・・・
後方に消えたはずの林道さんが追いついてきました。


しばらくトムとジェリーをしながら追走+逃げを楽しみます。それにしても頂上が見えません。長いよ・・・
結局湖からみたあの天空の道を登ることになってしまった。山の稜線を道が穿っていますが、そこを走ってきたわけです。ヒャー


なにもない山ですので、頂上にもなにもないと思っていましたら、看板がありました。というか、寒いです。5度切っているんじゃないか???


みなさん次々とゴール


本日の自己詐欺の仕掛け人もゴール。風邪をおしての1100m登頂、お疲れ様でした。ヒッヒッヒ。

寒い寒い寒い。とっと下山しましょう。体が完全に冷え切ってしまいました。しかし、半そで半パンで下らば、完全に凍死しそうなこの寒さ。頂上の道のあちらこちらに雪塊が。

(`・ω・´) シャキーン

輪行袋肉襦袢
メタボライダーにヘンシーン!!!

いや、それでも、寒い寒い。途中低体温症になるかと思いました。本当につらかった・・・
秩父の町についても、一度冷え切った体はなかなか暖まらず、一同大疲弊。


で、本日の調査目標であるワラジーズを米粒を飛ばして食らいます。あっというまに全員ぺろり!
2枚は余裕でした。

しかし、この時点で2時半。全行程240kmのうちの120km地点です。全員マックスの疲労感。温かいものを食べたので、もうおしまいモードです。
しかし、ここは芝桜で有名な秩父。
「芝桜は・・・?」
全員「却下」

ここで、おさらい
ニャロメ 輪行袋 ○
わるぞう 輪行袋 ○
林道太郎 輪行袋 ○
弩熊太郎 輪行袋 ×

ドグマ太郎、どうする!復路山岳コース全自走単独240キロ走破なるか??
帰宅が12時過ぎるぞ~~!!!

物語の結末は本人たちから聞いてくださいww


埼玉クリテ第三戦~ふるい、ふるおとされて~

2010年02月07日 | 超級山岳
本日の埼玉県菖蒲町
風速13m

前回の落車からはや一カ月。今月もその日がやってきた。


前回の教訓をいかし、yama-keiさんとともに今日は最前列からスタート。今日は暴力的な西風。開始早々から集団が細分化するに違いない。落車もいやだし、前目にいるがよかろう。

しかし、ゴール前1kmは本当に顔面に叩きつけるような向かい風。インナーで300 wだと24km/hくらい。つまり、無風状態で42km/h巡航している出力なのに、時速は25km/hということなのだ。
こ れ は 修 行

平地ヒルクライムとはいえど、体重差は関係ない。純粋にパワー勝負、というわけで後のことは考えずひっかきまわすことにする。
今日の戦略:早い段階で少人数(六人くらい)の逃げを作り、その集団にくっついて逃げ切るwww
少人数なら落車もないし♪


つまりこういうこと。
甘くなかった・・・

人間の習性として、スタートラインにたつと、どうしても突っ込んでしまう。
スタート
号砲アタックwww

集団を千切れさせるポイントの一つとして、スタートと同時にペースをあげるという手があります(←アップをろくにしていないひと、サヨウナラ。)というわけで、逃げます。
後ろはどうやら泳がせてくれています。私も逃げ切るつもりはなく、集団を小さくしたいだけなので、バックストレートで吸収。
ここまで追い風。

コーナーを曲がります。
強烈な西風
平地なのにバンクです。みんな帆掛け舟のように風に向かって斜めに体を傾けないとまっすぐ進みません。
風に吹っ飛ばされて田んぼに落っこちている人がいましたwww
先頭交代もあまりうまくまわりません。先頭の人が力尽きたら交代して、そのあと先頭ひく人の尻を先頭を交代したくなさそうな人が続くイメージ。
しかも横風区間はエシュロンを組んでやり過ごすべきなのに・・・


こうやって、横風にむかって斜めに・・・

本能なのか、みんな前の人の尻につきます。
少なくとも先頭の人が風にむかって道路の一番端を走らないと、後ろの人が斜め後ろに入れませんね。全然うまくいきませんでした。

バックストレートはもっと悲惨。どんどんどんどん脚が削られていきます。


二周目もバックストレートまで思いっきり逃げます。

そしてバックストレート、先頭を牽き終えて後方に下がったとき、自分がペースダウン+周りがペースアップ。5 mの差が10 mに。
振り落される・・・振り落される・・・
さようなら~

ここからは個人タイムトライアル。前の集団は10秒くらい先。後ろの集団は・・・見えません。かなり差がついているみたい。


3周目。ひとり旅になった私に応援をかけるわけでもなく
「プッ」
NyaYomeの失笑が聞こえました。

そして孤独なバックストレート。もう30kmを切ってしまうので、ギア比選択が多いインナーに落とします。
ガチャン
あ、外れました。しかもチェーンがチェーンステーの間にからまってしまいました。これを外すのに路傍で格闘すること1分。これで完全に切れてしまいました。



というわけで、データ解析
最高速:51.35km 第二回:48.32km 第一回:50 km
平均時速:30.99km 第二回:38.8 km 第一回:38.58 km
最大心拍:215 bpm 第二回:193 bpm 第一回:203 bpm
平均心拍:182 bpm 第二回:182 bpm 第一回:184 bpm
最大パワー: 1010 w 第二回:993 w 第一回:821 w
平均パワー: 285 w 第二回:278 w 第一回:254 w

数字は向上していますね。今回切れてしまったのは心拍200が原因と思われます。最大215ってなんでしょう。こんな心拍出したことないです。これが私のVO2Maxでしょうか?(テキトー)
グラフを見ると、320Wを5分やった後に、心拍が200を超えています。やっぱり急激にあげすぎたのかなぁ?アップ不足?

やっぱり千切れると悔しいですね。これをばねにまた練習だ。

房総半島といえば、列車強盗

2010年01月31日 | 超級山岳
さる水曜日のこと。
お休みをいただいてました。

アンテナの感度をあげると、Isoyaのスタッフが2月のロングライドの下見に行くらしい、との情報をキャッチ。便乗させていただきました。地獄耳ですね。ムフフ。

レンタカー一台で木更津まで。
平地から内陸部に入ると、かずさアカデミアパークへの看板が出てきます。ここはパンチャー向けの起伏のある地形。最初の緩斜面でアタックをかけましょう。おなじようなアタックをかけるような登り坂が4か所くらいあります。後のことは考えず、アタックしてください。こんがりと脚パンが焼けると思います。


ウォームアップは終わり。当初のルートでは鹿野山~マザー牧場はパスするはずだったのですが・・・
「ここまできたらマザー牧場行きましょうよ~」
「頂上でアイスクリームがくえっ・・・」
甘言を弄して列車運行コースの変更に成功しました。


この後のトラップにまだ気づいていないO野氏。


グフゥ。
頂上を見るだけで乳酸がたまってきます。九十九折れを使わず、直登りが多いので、あっという間に脚が閉店しました。


ブーブー言いながらもみんな楽しそうに登って行きます。
是非本番でもこのコースを選択してください。


O野氏もヒーヒーいいながら登ってきました。全員集合。


山頂なのに、温かい。
もう少し行くとマザー牧場。
え?ソフトクリーム?入場料払えば食べられますが・・・

平地だけ走ってもつまらないですし、せっかく「ばんや」でおいしいご飯を食べるのですから、おなかをすかせておかないと。

で、平地を60kmほど走って保田の「ばんや」へ。


刺身定食


あじフライ。ああ正義の味方、あじフライ。あじフライ。


私が頼んだのは、イカげそ大根520円。ごはん、そしてサバのぶつ切り味噌汁210円。安いしうまいしヘルシーだしいうことなし!

O野君の記事はこちら
ルートはこちら

++++++
これが原因だったとは思えませんが、金曜日から風邪で2日ほど寝込んでしまいました。やっと治ったよ。

大山先生+動物農場

2010年01月09日 | 超級山岳

山登りしてきました。家から、会社からいつも眺めている大山先生に。
オスオスオス。

+++++++++
家の本棚から学生のとき買って読んでいなかったこいつを旅のともにしました。


~以下、Wikipediaより~

『動物農場』(どうぶつのうじょう、原題 Animal Farm)1945年8月17日に刊行されたジョージ・オーウェルの小説。

飲んだくれの農場主を追い出して理想的な共和国を築こうとした動物たちであったが、指導者の豚が独裁者と化し、恐怖政治へ変貌していく過程を描く。スペイン内戦に自ら参加した体験を持つオーウェルが、人間を豚や馬などの動物に見立てることで20世紀前半に台頭した全体主義やスターリン主義への痛烈な批判を寓話的に描いた物語である。

人間の農場主が動物たちの利益を搾取していることに気づいた「荘園牧場」の動物たちが、偶発的に起こった革命で人間を追い出し、「豚」の指導の下で「動物主義」に基づく「動物農場」をつくりあげる。動物たちの仲間社会で安定を得た彼らであったが、不和や争いが絶えず、最後は理解できない混乱と恐怖に陥っていく。結果的に支配者が入れ替わっただけで、人間が支配していた時以上に抑圧的で過酷な農場となる。

~引用終わり~

要するに、動物によるアレゴリーによって革命から第二次世界大戦終了までのソ連の歴史を風刺しているのです。これを読んでからソ連史に入ってもよし、その逆でもよし、とにかく実在の人物が豚やら馬やら羊やらに変身していて描かれていて、ニヤニヤしながら読んでしまいます。

ジブリ美術館でも上映されていたらしい。

アニメにもなっているよ。

お勧めです。英語でも100ページ。

+++++++++
さて、大山先生に登った話。

相鉄線~小田急線で伊勢原からバス。
今日はYOME同伴ですのでケーブルカーで


標高は既に679m
得した気分。オ~ス。


オ、オス?何年ぶりの大山。
うーんこんなにきつかったかのう。
気温は寒いのですが、登っている最中は汗が噴き出します。
半そで半パンの学生もいましたwww


手前の山は、何山だろうか。
オオオオ~ス


山頂1251mに到着。頂上はけっこうな人ごみ。
テーブルを囲んで味噌汁を作っている中高年グループ多し。
健脚なおじさまおばさまたち。
オスオス!


厚木の職場もばっちり見えました。
オース

問題は下山です。60分で600m下ります。岩場を、がんがん下ります。
最初はもっていた膝が、笑いだします。やはり、ストックが必要だよな…
下社についたころには、もうがくがく。立ち止まると足が小刻みに震えます。
翌日クリテリムレースなんですけどね。大丈夫かな。


猪鍋で〆。
YOMEは大山豆腐でした。

雑感:とにかく下山が鬼門。どんなに鍛えていても、所詮自転車乗りは体重を支える膝を鍛えていない。ストックを持っていこう。登りは問題ないね。

オスオス

+++おまけ編+++

アリゾナ州


トュームストーン

ここ

西伊豆、天城越え

2009年09月23日 | 超級山岳
伊豆に行ってきました。詳細は下記サイトにて。コメントその他はすべて下記サイトでお願いします♪









100km走って獲得標高は2500m
およ?平地がないな。


私だけ西伊豆スカイラインまで単独行動


軽く死ぬなら山伏峠♪




naotoman、どこへ行った?


平均勾配は8.5%でした。




帰り、伊東始発東海道直通の鈍行がありました。これはお勧め。
4時台以降ですと一時間に一本あります。


今日のご褒美は地元、六角屋。か、か、完飲してしまいまた。ゲフー


牧馬峠~厳道峠~雛鶴峠 (約)200km

2009年09月20日 | 超級山岳
未踏の道は本当に楽しい。
これからも、未踏の道に踏み行って行かふ


安寺沢集落にて


日本晴れの下、正しい日本の農村、山奥の集落の風情を楽しんできました。
が、しかし
膝を痛めてから初めてのロング、体力の衰えを痛感しました。
富士チャレに向けて、体を絞らないと…

ニョホホ先生の記事もどうぞ


今日のテーマはリーズナブル
おにぎりを背中に満載、粉末ドリンクを用意。
結局1000円以下で200kmを走りました。
反省点としては後半になると飲料は麦茶、食糧は甘いものが欲しくなったこと。
羊羹と麦茶パックの割合を増やそう。

まず、アプローチは新横浜から鶴サイをずっと走って津久井湖まで。
津久井湖では幹事特権で勝手に寄り道させていただく。
神奈川険道515号三井相模湖線
絶滅危惧種マスクマンの生息地です。今日は目撃できずwww


津久井湖にて


梶野の交差点を藤野側にまがり、標高410mのアペタイザー、牧馬峠へ。
まだ体力もあるので、なんとかかんとか登ります。
結局やすろう先生は200km近く全部52Tのアウターで走り切ったようで。クワバワクワバラ。(((( ;゜Д゜)))

このあと76号線で青根へ向かいます。林道太郎さんの言う通り、この道は本当に風光明媚。


道志ダム。砲台に3人が。


今日の花。彼岸花。またの名を曼珠沙華。
全草有毒です。食べちゃだめですよ。
丹沢の日向薬師では百万本がいま満開らしいです。誰か行ってきてぇ~


次に向かうは昔は「強盗峠」とも呼ばれていた、厳道(がんどう)峠です。
林道太郎さんが行きたがってので、勝手に偵察に行きましたwww

昔、ここを通る蚕商人が強盗にあい、身ぐるみ剥がされただけでなく、死体を樅の木につるされ、自殺に見せかけられたこともあるとか。

入り方が非常に難しいです。林道探索の嗅覚さえあれば大丈夫ですが。
大渡のキャンプ場を過ぎて、隣の集落に入ったらすぐ秘密の回廊への入口があります。
落石、砂利、漏水、小枝だらけの日本の正しい林道です。交通量皆無ですが、暑いのでちょっと裾上げをば・・・


非常に残念なレーパンマンwww
ガンドゥ!


単に短パンで走っていると思えば、なんてことないんですけど。なんでこんなに卑猥なのでしょうか。大変失礼しました。
参考まで>>15歳の時のトライアスリート、ランス・アームストロングの貴重な画像。これもまた短パン。


25%の激坂で撮影大会


どこかで見たことのあるアングルだな・・・


↑春のクラシックでした。乗っているのはLe Roiだよ。


大室山&加入道山と、御正体山の稜線が高度をおろした先には・・・


ここはおにぎりと湯沸かし器をもって寒い朝に来たいですね。


野原林道は終わり、安寺沢林道へつながります。山中深い集落、趣が深い。






安寺沢の集落を過ぎたら、川の逆側へミスコース。対岸に戻るためには、丸太橋を渡らないといけません。幅2mくらいの橋で、こんなの絶対自転車乗れねー!と歩いて渡ります。


チャ、チャレンジャーだな


秋山温泉でまんじゅう休憩してから、今日のメイン、雛鶴峠へ。

雛鶴は、自転車乗りにとってはナルシーの練習場所として有名です。
名前の所以は護良(もりなが)親王にまつわります。後醍醐天皇の皇子であった護良親王は皇位簒奪の疑いをかけられ中先代の乱で暗殺されてしまいました。親王の寵妃であった雛鶴姫は、愛する親王の首を抱えて涙ながらに追手から雛鶴峠を越えたとされています。こちらに詳しい。


さてさて、もう足はスッカラカン。


おおぜいのナルシーとすれ違いました。

峠自体はたいしたクライマックスもなく到着。で、頂上には新雛鶴トンネルが。

新トンネルがあるということは、必ず旧トンネルがある。
旧トンネルがあるということは、旧道>廃道>廃隧道がある。これ常識。

というわけで、不安がるニョホホ先生をたぶらかし、旧道へ。


なんだこの悪道www

進めば進むほど、道なき道へ変貌していきます。
やすろう+ニャロメのテンション
決戦用バイク+ホイールで廃道に連行されたニョホホ先生のテンション

ニョホホ先生、数の論理で押し切ってしまい、ごめんなさい











そして、今日のその時を迎えます・・・



キ、キタ……(゜∀゜)……?






               ∧∧
   ┃   ┏━┃     (,,゜∀゜)       ┃┃
 ━┏┛ ┏━┃ ━━/ つ━━┛ ┃┃
 ━┏┛ ┛  ┃   ~( ,ノつ      .┛┛
   ┛       ┛     (/          ┛┛









通行止め


往時を偲ぶ、20年前の画像です。こちらのサイトに紹介されていました(無断転載です。ゴメンナサイ)
20年でここまで荒廃するもんなんですね。


ニョホホ『もう帰ろうよー(泪目)』

突撃


侵入成功♪


ニョホホ先生・・・(滝涙)




中は荒れ放題、そして真っ暗。冷たい風が隧道内を走り抜けます。
特に真ん中の手掘り区間は、ものすごい荒れよう。
今この瞬間に地震がきたら間違いなく瓦礫の下決定ですな。


ニャロメ『白骨死体とか、捨ててあるんじゃね?』
ニョホホ『やめてぇ~~~~!!!』


この通り。このまま横浜まで帰ってきました(嘘)

秋は上からやってくる

2009年09月16日 | 超級山岳
9月16日、不良サラリーマンの日でした。
前日の火曜日にメールをしていたら急遽渋峠行きが決定、平日ですので告知もせず大御所二人との超級山岳行き、二人ともカモシカのようなクライマーなので付いていけるのでしょうか・・・


集合場所の川崎某所にて
てんちょの地元のスーパー『ベンガベンガ』。www。いきなりネタをいただきます。

出発後、いきなり246の通勤渋滞に巻き込まれます。
注:関越、中央等高速を使用する場合、集合は6時くらいにすること。また、一般道は迂回すること。
関越に入ると天気はピーカン!赤城山、榛名山もくっきりと見えます。空高い秋空に期待は高まります。高速を渋川で降り、吾妻渓谷にはいってしばらくすると今話題の八場ダムの建設現場(川湯温泉)が見えてきます。渓谷を横切る橋、建設中止になったらどんな用途があるのでしょうか?バンジージャンプ台にはなりますね・・・


長野原を過ぎたら大津には向かわず、六合村方面へ右折します。「ろくごう」ではありません、「くに」と読みます。秘境です。交通量がグッと減って、いい所です!今日は交通量の少ないここから渋峠アタック開始です。


交通量皆無だが、けっこう勾配はきっつぅ!だが体力はまだあるので、問題なくクリア
なぜ勾配のきついこの区間(六合~草津)が、大津~草津よりラクに感じたのか?
⇒交通量が少ないと、ある程度ゆったりスペースを使いながら登れるが、交通量の多い幹線でのヒルクライムは、まっすぐラインキープで登らなければならないため、直登が多くなり、メリハリがきかず、疲れるのではないかと。


湯畑に到着。平日の足湯はすいています。ここから上は絶景の連続。気分的には後は下りです。あくまで気分的には。


草津白根山、秋色への着替えが上から始まっていました。


紅葉の足音が、聞こえてきましたよー!

殺生が原を過ぎれば、後は絶景のオンパレード。


Z坂を横からみた断面図。


よーく見ると・・・


矢野導師が店長の風除けになって導いています。
もっとペースアップしろー!


大パノラマを上からのぞくと、芥子粒が下に確認できます。


ペースアップしていただいたおかげで、カメラに収まりました。本当にぎりぎりでした。


で、どこからこの写真をとったのかといいますと。
はい、ワープしました。自首します。
ロープウェー料金+200円でゴンドラ輪行ができるのは発見でした。
これにのって写真をとりながらピューンと頂上へ。頂上についたら急いで下って上り組の二人を迎撃しにいったのです。


合流して登り始めます。絶景ですが、ズルしているので達成感薄いです。
やはり、渋峠で感動を味わうには、200km自走しないとだめみたいです。
自走渋峠はいいですよー!
山岳賞は、全自動追い込み装置が起動したてんちょがget。アウターで追い込みましたが全然追いつきませんでした。ゲフー。


いつもは素通りしてしまう渋峠のホテル。
ガーミンU1さん情報により、渋峠山頂に、おいしいパン屋と暴君がいることを初めて知りました。


暴君インディ君
2さい

フンガフンガと鼻息荒く飛び掛ったら、ムギャムギャと喜んで応えてくれました。しばし2匹はくんでほぐれつ。どうやらわたしのクサイグローブが気に入ったようでした。また遊びに来るよ、インディ君。


お犬様の慈悲を頂きご機嫌になった後は、六合村へとダウンヒル。
超級山岳の後は、超級温泉へ!ということで以前どこかで聞いたことがある尻焼温泉へ。
テキトーに選んだ寄り道でしたが、ものすごくワイルドないで湯でした。ここは凄かった。


「おいおい、ただの河原やん」
「あれ??あったかいよ!!」


川底から温泉がぶくぶく沸いています。
湯温はなんと40度!
ただし自然界の湯船なので、雨が降ったり川が増水したりすると湯温は一気にさがるそうです。


若者たちは海パンマン、
湯につかったまま永遠にあがる気配を見せない水着ねえちゃんず、
レーパンマン、
もろだし古珍爺軍団、
とカオスな川湯船。

こんな野趣あふれる露天風呂は初めて。今まで訪れた秘湯の中でも、堂々の一位確定です。横浜から200km。どうですか?


ただの川遊びですので、入浴料金はゼロです。


夕食は、渋川にて事前に調べておいたニコニコ亭さんにお邪魔します。


4枚丼をオーダーしましたが、あまりのヘビーさに3枚でギブアップしました。ウプププププ。
教訓:
①もう若くない。2枚で十分!
②揚げ物を大量に摂取する場合、衣:具の割合は1: 6ぐらいないと、もたれる。


ぶっちゃけ申しますと、2枚目で胸焼けを起こしましたwww
その後胃薬等で回復を図るも、アルコールを一滴も飲んでいないのに泥酔状態。
一日たってやってアルコール、じゃない血液中のラードが抜けた感じです。

しばらく揚げ物はごめんなさいです・・・

青春18切符の旅 夜叉神峠

2009年09月05日 | 超級山岳
青春18きっぷの有効期限は9月10日まで。二枚残っていたので、運動不足のNya☆Yomeを拉致ってちと南アルプスまで行ってきましたよ。






朝の新宿駅9時。青春18きっぷで乗れる快速列車。しかも指定席が指定できる。
詳しくは
ゆったり座って甲府まで2時間ちょい。
以下、Nya☆Yome Mixiより抜粋。



普段と同じ時間に起床。サンドイッチと水筒用意して、いざ新宿へ!

休日特別快速電車に乗ります。在来線ですが、指定席取れます。

乗る前から、周りの鉄分上昇中。
・電車の顔を写真撮影
・行き先表示や番線案内表示を撮影
キタ!!

座席はボックス席。
車内の男女比は半々なのに、同性同士率が高い印象(先入観?)
休日のリラックスモードの乗客たち。遠慮なく賑やかな会話が広がります。私達は朝ご飯を食べながら周囲の熱い話題に耳がダンボに(笑)

本日の新単語
エイトプリンス
(八王子の事らしい。乗客いわく「中大生には当たり前」と)

まだ電車に乗ったばかりなのに、サイドストーリーが充実しすぎです。
「時刻表検定」ができた頃、受けようかなと思っていた程度のマニアの血は流れていますが、とっても新鮮味に溢れる車内です。




ダブルデッカーの二階なので、眺望は最高!塩山で飛び降りたくなります。


甲府につきました。ここからレンタ。バスもありますよ。一日数本ですが。


こ、これは???


これが裸婦クロッキー


これは裸夫グロッキー


南アルプス街道は、ダラダラダラダラ登り続けます。
山のふところに突っ込んでいく感じ。


目的地である、芦安が近づいてきましたワン!


南アルプス林道は、現在夜叉神峠登山口までしか行けません。


野趣たっぷりの林道です。雨上がりに自転車では絶対に下りたくない道です。
クラクション鳴らしまくりで登りますが、やっぱり自転車で行きたいですね。自転車で登るために作られたような林道です。いやまじで。


自転車まで通行禁止とはこれいかに!
こんなホームページを見てしまうと、もうたまりませんね
もう自転車なんてどうでもいいや。いやまじで。


登山道に入ります。ここから約400mの標高差。ヨメが意外や意外ぞんぞん登って行きます。夫婦でヒルクライムするとあっという間に後方の彼方へ千切ってしまいますが、二人で山登りはいいですね。ほとんど一緒のペースで行動できる。こりゃいいわ、とこのときは楽観していたのです。下り始めるまでは…


60分のコースを45分で踏破♪
がんばりました
しかし、絶景なのですが肝心な頭が見えません。白根3山が・・・


いつかこの風景をゲットするぞ~とリベンジを誓う二人でした


失敗www

で、下り始めます。
ツライ
膝が笑うwww
膝に脱力感
例えていうならば、あざみラインの激坂ダウンヒルでのブレーキを、全部自らの膝で負担する感じ。自転車でもリムがあっちっちになる制動力を、自らの膝が担当するわけですから、これは辛い。
「だめだよ~踵を地面に突き刺すように歩かなきゃ~」とヨメが言うので、そのとおりにすると、確かに楽になります。なるべく足の裏側の大きな筋肉を動員しておりるようにしますが、それでも膝が笑うwww

とうとう千切れました。
次は杖を持っていこう。


ニョホホ夫妻も今週秘湯にいっているので、マネしますた。


山梨県/桃の木温泉
別館 山和荘



微妙に硫黄臭がして、登山につかれた膝を癒します。


お土産は今が旬のぶどうと、梨です。


さて、帰りも同じ快速電車。大弛の帰りと同じ電車ですが、今日はガラガラ。
指定車両は立ちの乗客も指定料金を取られるので、すいています。この列車はお勧め。


3週間前は激しく混んでいたのですが、この有様。


道中はひたすら読む読む読む。温泉でも湯船につかりながら読む読む読む。ビールが入ると寝る寝る寝る。

この後、横浜の実家に帰ります。


ニャロメ:「ただいま~。今日は夜叉神峠に行ってきたよ~」

ニャロメパパ:「なん!?いや、オラも行きたいと思っていたのだ!来年の3月くらいかな。ところで、ニャロメ、我が家の近所から北岳が見える場所があるのだ!」


以前の記事を探したら、ありました!
自宅の近くから、見えるんです!
横浜から、日本1,2,4位の名峰が!
富士山:標高 3,776m
北岳:標高 3,193m
間の岳:標高 3,189m

空気の澄み切った秋~春にしか見れません。一年のうちで何日あるだろう。
冬の楽しみが増えました。
ぐ~たら親父さーん。PIPIさ~ん。ささきともさ~ん。どこだかわかりますね?

富士ライン祭り(四本目ならず)

2009年08月30日 | 超級山岳
今年で2回目、一日で富士山を3回登るネタ命イベント、富士ライン祭りの記録。
第一回の記事はこちら
無事完走。4本目降雨コールド。
今年は
あざみライン→スカイライン→スバルライン→あざみライン(馬返しにて降雨コールド)、でした

一本目:富士あざみライン

天気予報によると、午後から雨。完走するためには、朝のうちに一本のぼるのがいいんじゃねか?ということで頭の螺子が緩んだ3名は朝1時に御殿場到着。駐車場で仮眠をとる。朝3時、エアロヘルメットをかぶったもの一名、ママチャリをギコギコ漕ぐもの一名、計2名の猿叫で目を覚ました。いったい何者なんだこの仕掛け人は・・・・


幹事さん、おらも参加していいでつか?^^


朝3時、漆黒の闇の中登りはじめる。
何かでそうな雰囲気・・・


緊張感をぶちこわす非常に残念なママドン号がパレードラップで後続3人を千切るwww

ママドン号はいつの間にか姿を消し、周囲を闇が支配する。今日は赤外線ゴーグルをつけて夜間演習をする自衛隊はいない模様。まったく先が見えない闇のなか、勾配だけが増えていく。道がどこまで続いているのか、全くわからない。


富士ご来光を目指す登山客の照らす光か?目指す富士の山道に明かりの列が見える。空は晴れ。満天の星空の元、天の川も見える。
なんてロマンチックなヒルクライムなんだろう。
しっかり目を凝らせば流れ星の一つや二つ見えそうだ。

しかし、

突然、暗闇の中の熊笹の茂みが
ガサガサガサッ!
と動き出し、


ドモドモドモドモーッ!!!
目をらんらんと光らせた珍獣が、追いかけてきました。

まったく、肝だめしですか、これは。

馬返しを越え、闇のなか突然壁が現れます。何もみえないので視覚より脚の乳酸で勾配が伝わる感じ。大量の汗をかきながら、アスファルトを見ながら歩くようなスピードで蛇行していると…

ん!?

「うどん」?
食べられなかった恨みを残して消え入りし者たちの、デスノートか。

この後、富士あざみラインに浮かぶ数々のメッセージがあきらかになります。
脚元に気を取られて前に進みません。


これは序盤にみられるチープトリックメッセージです。上から目線です。


一番勾配がきつく、心がポキリと折れそうなところにある、個人的メッセージ


今日参加メンバーの名前が書かれています。超人的力が出ます。

結構いいタイム(一時間15分くらい)で山頂に到着。期せずして雲海の上でご来光を拝めました。現実離れした幻想的な世界。


美しい朝焼け・・


が、台無しWWW


夜の暗い藍色が、したからしたから明るく滲んでいきます。


闇あざみ、一押しです。なんといっても勾配が暗くて分からないのがいい。車もライトですぐわかるので、ハイスピード蛇行ができ、脚にたまりません。またゆる系イベントで行きましょうwww


恒例の最高速挑戦ですが、やはり新バイク、エロイ号はダウンヒルの剛性が高く、安心感がある。他のバイクだとフォークがびびり出し、ヨレ始める速度域でも、岩のような安心感。安心して突っ込んでいったら…!!!

本日の最高速、自己最高記録が出ました!
(((( ;゜Д゜))))

二本目:富士スカイライン


ここで川崎を朝出発した、☆の氏、K上氏、ナオトマン、ほんまぁ氏が合流。
初秋の空天高く、日本一の山日本晴にそびえ立つ


剣が峰に立つ富士山レーダ跡
今週富士山レーダを建築した男達の物語を読んでいましたので、見えてラッキーです。ブル道は、どこだ?


スカイラインは、料金所から登り始めれば、標高差800~900m足らず。
斜度にバリエーションがあるので、リズムをつかみやすい。走りやすい。
残り3㎞から雲海の上天上ヒルクライムになり、すぐさま山神様降臨!涎を垂らしてのぼりました。


☆のさんも上機嫌♪


あざみではなるべく筋肉を酷使せず、スカイラインも絶景にペースをあげたかったが、『今日は4本』が頭にあるのでLSDペースで登る。おかげで2本登ってもそうダメージは残っていない。膝もOK。
スカイラインでは、☆のさんと終始二人で登った。去年カズノさんが遅い私を嫌みなく私のペースで一緒に登ってくれ、非常に楽に登れたので、同じイメージで。
調子にのってペースを上げると、☆のさんの心拍計が
「ピッピ」
と音を出すので、それが聞こえたらペースを緩める。そうすると、阿吽の呼吸で
団子になって登れる。これはナイスな発見でした。


二本目ゲット!はい、次!


ところで、今週末の富士山は、芋で芋を洗うものすごい人出でした。
御殿場口、富士宮口、河口湖口、いずれも人、人、人。
五合目の駐車場が溢れ返り、一度Uターンして下り、下り側の車線に縦列駐車してから登山客は登っていくようで、ちょっと可哀そう。
こちらは歩いている登山客に挨拶をしながら気を紛らわして登れるので、助かるんですが。
特に酷かったのは、スカイライン。3合目の七曲り駐車場まで駐車の列ができていました。



三本目:富士すばるライン

去年はLSDで登ったスバルですが、今年はこいつが一番きつかった!

3本目に向かう道中。ニョホホ氏が
「もう4本目は走りません。燃え尽きる覚悟で、タイムアタックしる!」
と言っています。わたしは・・・う~ん。4本目登りたいな~どうしよう。

料金所でサイコンをリセットし、するすると走り出す。
体が勝手にアタック。下ハン持って逃げる、逃げる、逃げる。

タイムアタックするつもりはなかったのですが、全自動追い込み装置がオンになっていたようです。振り返ると、ほんまぁさんとニョホホさんが追走中。

一合目の駐車場まで先行。その後、ほんまぁさんに追いつかれます。後方に、宿敵!?ニョホホ氏の黒いジャージが見えるので、ここはクライマーほんまぁ氏につきいちで曳航してもらいます。タグボート作戦始動。
1kmほど曳航してもらいましたが、耐えきれず切策。これでかなり差を付けただろ、と振り向くと、全然離れていません。

結局2合目付近で
ドモドモドモーッ!
と抜かれました。今日はかなり気合が入っているニョホホ氏。追走を許さない勢いでした。お尻ふりふり姿が小さくなっていきます。チキショー


24km以上も高負荷をかけ続ける体力はありません。少しサイクリングペースに落とします。後方の視界には誰もいなかったはずなのに、3合目付近で白いメットと白いジャージが見えました。ナオトマンです。

ここまで来て3人に抜かれてたまるか~!
「ブライドコーナー加速作戦」始動します。

2か所ほどコーナの出口で鬼のように加速します。そして、「五合目まであと10㎞」の看板のあたりで、さらにペースアップ。

ポキリ

確かに、聞こえました。ナオトマンの気持ちが折れる音が。
もう、この作戦はつかえません。ナオトマンの復讐が怖いです。


アベ16.5㎞は、1時間27分相当だそうです。よーし!
しかし、思いがけず脚を使ってしまった。4本目、行けるか?



四本目:幻の富士あざみライン

あざみラインですが、結局朝7時組の4人は下から登り、私は馬返しまで車で登ってそこから冷やかすことにしました。


サポートカー、かなりいい気分です。クラクション鳴らしまくり、やじ飛ばしまくり。しかし、雲行きがあやしい。
超ロングストレートは、みなさん本当につらそうでした。やはり、3本目あざみはつらいわ…

前方の雲があやしくなってきました。しかも、下山する車が雨でぬれています。
一足先に馬返しまで車を走らせると、

豪雨
こりゃだめだ。中止にします。

というわけで3時半、
糸冬 了!

  !       i              |
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 lニニニニコ  .i           |
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    | |   !     i       `..`‐-、._ \  
    | |     i  . ∧∧    ../   ..`‐-、\
    | |   i.   | (*´・ω・)  /  ∧∧    |   |
  _| |_      /    o〆  (・ω・ )
  |___|      しー-J      uu_)~

今度闇クライムか、自走あざみでリベンジしましょう!


この後は仙石原温泉~足柄幹線林道で車酔~高速2時間我慢比べをして終了

++++++
翌日朝練にて回復走を試みましたが、燃料ゲージゼロでした。
六郷スプリントも何もできず。更に乳酸をためて〆ました。
あ~この乳酸感たまらんわ~
++++++

明日の天気予報は雨ですね。

乗鞍往還記 エコーライン祭り (往路)

2009年08月23日 | 超級山岳
頂上で絶景を得られるかは、山神様の機嫌次第。


終始絶景に恵まれ、運の良かった土曜日の記録。

乗鞍はレースモードで登ると、一枚も写真が撮れない。
大会で頂上が晴れても、自分をとった写真がalls○ortsの


のようなものだけ、というのでは悲しすぎる。ε(+A+`)

来週レースに出走するが、レース中思いっきりアルファルトだけ見つめて踏めるように、前撮りしてきました。勝手に使ってくださいwww


富士ライン祭りの推定獲得標高:3286m(ヤビツ5本)
乗鞍ライン祭りの推定獲得標高:2282m+ソースかつ丼峠
一応、来週のイベントの練習ということで…


仕事を終え、金曜日夜10時に横浜を出発。諏訪湖SAで車中泊。結構寝られるものですね。高速1000円のご利益もはじめてなり。
一直線に松本経由で乗鞍に行ってもいいのですが、奈良井宿経由、木祖村通過で乗鞍高原を目指します。が、最後の上高地 乗鞍スーパー林道が工事のため開通していず(白樺峠~乗鞍間)、迂回の憂き目に。


中山道 木曽路の白眉、奈良井宿
この辺りから自転車に乗りたくてウズウズします。しかし、乗鞍に長野側からとりつくには、どの道をえらんでも路肩狭い+路肩濡れている+交通量多いトンネルを自転車で走らなければならないので、我慢。我慢。


(; ̄Д ̄)どうやって離合するのでしょうか。ここに自転車で突っ込めと!

セオリー通り無料駐車場に車をとめ、テンションのあがる二人が走り始めます。
天気も良くなり、快晴に変わっていきます。


休暇村の手前で、今日の目的地がはや視界に入ります。ウヒョー!
雪渓がありますよ!そういえば駐車場にスキーの機材をもったスキー馬鹿がいましたねぇ…


乗鞍は環境保全のため、バスとタクシー以外の一般車は進入禁止。
=自転車天国
雲の上サイクリングロード




三本滝のリフトまでは淡々と森の中を進みます。ここらへんはどってことのない、普通の峠道。渋峠以上の絶景、と聞いていますがここらへんはそんな予感は特に感じさせません。


まずはZ坂が連続し、このあと九十九折りが始まります。




ゴール地点の雪渓が見えてきました。残り10数キロなのに、どうやってあの高みまで一気に登るんだ?いやな予感がしてきました。


勾配がきつくなり、九十九折りが連続します。
レースだとここでふるいにかけられるんだろうな~と考えながら、パシャパシャと写真を撮りまくります。


これはたまりませんね。激坂系九十九折りは、体力さえ残っていればリズムよくメリハリつけて登ることができるので、結構好きです。


首回りに、日焼け止めを忘れました。翌日の今、ヒリヒリです。


標高は2000mを軽く超える。空気が薄い。
中盤戦はまだまだ続きます。乗鞍はとくに中盤がきつい。終盤は絶景があなたを解脱の境地にいざなってくれるので、勝手にペダルが回ってくれるから心配いりません。


すれ違うサイクリストの笑顔^^笑顔^^笑顔^^


うぉー!上の方はどうなっているんだー!早くイキテー!


森林限界が近づいてきました。標高2500m近く。
こうなると、二人は完全にラリってきます。あっというまに山神さま憑依です。




渋峠に似て、上の方は勾配が緩くなります。ただスケールがさらに雄大で、空間が、広い!


自転車はサイコーだ!


空へ飛び込んでいく!


よく登ってきたなぁ








眼前を支配するは、圧倒的な青と緑の世界。その中にときどき他の色がこうやって混ざり込むと、それは鮮烈な印象をうけますよね。






道中は、ニョホホ氏と二人で大撮影会でした。本気で走っているときにゴールスプリント以外で下ハン握るわけがありません。全部虚像です。




この雲の上絶景の楽園、ずっと続いていて欲しい…永遠に登りつづけたい…
と思っていると、結末はあっけなくやってきました。


日本道路最高地点、ゲットだす。

復路

乗鞍往還記 スカイライン祭り (復路)

2009年08月23日 | 超級山岳
往路から


頂上には、バスで登ってきた多くの登山客が。

せっかくここまで来て、降りて帰るのももったいない。
岐阜側に下りてもう一本登り返しましょう。

*来週レースする人、レース終了後このルートも登ること。宿題です。


日本全国に生息する3000羽のうち、100羽がここ乗鞍岳に生息しているそうです。
え?このサングラスをかけた種族のことではありません。

らいてう

です。

ちなみ、どうでもいいですが、英語でらいてうは
Ptarmigan
とつづります。どうやって発音するのしょうか?
答えを下から選びなさい
①ファルミーギャン
②プタルミーハン
③ターマガン
④m9(^Д^)プギャー


北アルプスのどてっぱらに突っ込んでいくダウンヒルです。気持ちよかー!


下る途中、撮影スポットを見つけると猛然とプレーキをかけます。


頂上から下ること15㎞平湯の入口まできました。
ここで踵を返し乗鞍スカイラインを登り始めます。
エコーラインが19km, 平均勾配6.6%
スカイラインは13km, 平均勾配7.8%でした。

何事も知らないって怖いですね…コワイコワイ


料金所のおっちゃんが、
「ここから1.5㎞のところで、今朝クマがでたよ~」
と脅します。どうしろと。
熊に刺激されたかニョホホ氏、登坂モードにロックオンし、視界から消えます。
入口から夫婦松まではかなりの急勾配。夫婦松を過ぎても休めるところは少ない。


あまり自信がないが、穂高ですか?バックは?




乗鞍スカイライン、平均勾配7.8%はだてじゃない。
まず、一定勾配が続き、脚を休めるようなところがない。
傾斜自体は大したことないが、常に負荷がかかっていて、メリハリをかけて散らせないので、確実に脚に来る。
絶景は変わらず!


芝生の上に大の字になって、大空を独り占めにする。
雲がちぎっては離れ、ちぎっては離れていく。




ボケーっ。
道路の上で寝転がっていても、交通量ないし。


さて、こちらもゴールが近づいてきました。もう足は二本の棒きれです。




二本目完了。フゥ。

で、下り始めますが、お昼をすぎて空気中の湿度が下がったのか、太陽光線がさらにくっきりと。

なんじゃこの天気のよさ!?


1kmとてまっすぐに下山できません。すべて絶景。


ニョホホ先生、久し振りのクライマーズハイ降臨にかなりご機嫌♪

・・・

マイカー付きツーリングの醍醐味は、時間に押されずおみやげ+食事+温泉が楽しめること。というわけで、下山後はまず温泉でサパーリしましょう。


じゃじゃじゃん。
白骨温泉泡の湯

白濁温泉狂のわたくし、硫黄の残り香が大好きなので、髭、もみあげ、○×△、体中の毛という毛に温泉を刷り込みます。

サパーリしたらおなかが空きました。今回のツアコンは用意周到です。すでにソースかつ丼評論家、さくまさくぞう氏お勧めのお店を聞き出してありました。さて、「まつくぼ」を目指し一路伊那北へ!

街道沿いを走ります。
まだか・・・

まだか・・・

近いぞ・・・


キタ━━━(゜∀゜)━( ゜∀)━(  ゜)━(  )━(゜  )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━━!!!!



噂の300グラム特製かつ丼は、肉厚のため調理に15分かかるそうです。
まつことしばし…

キタ━━ヽ(゜∀゜)ノ━( ゜∀)ノ━(  ゜)ノ━ヽ(  )ノ━ヽ(゜  )━ヽ(∀゜ )ノ━ヽ(゜∀゜)ノ━━!!!




肉厚3 cmの衝撃。ご飯大盛りにさせていただきました。

これだけのボリュームなのに、空腹も手伝って次々とカツをクリア。意外とあっさりしていて、おみそ汁やおいしい漬物もリズムよく手伝って、


本日3本目のかつ丼峠制覇♪


大弛峠 feat. イマニャカさん

2009年08月16日 | 超級山岳

KUSO暑い夏に、追い込んでもしかたないだろ、といって練習しないでいたらまたシーズン初めに戻ってしまっていたことを確認した週末の記録。
↑句読点を打たずに読みにくくなった悪文の典型

土曜日
午後YOMEと新宿の名店ラーメン、「」が閉店する前に行かねば!ということで昼前には帰ってこなければならなかったので午前中だけ疾風ヤビツアー。
↑書いている途中に思考が遷移し主述関係が滅裂になった悪文の典型

時間は非凡、タイムは平凡

朝5時出発。10時半帰宅。
善波峠コンビニまでの平均速度…29.5km/h 新記録(当社比)
ヤビツそのもの…45分ジャスト
真面目に走って45分。。。一から出直し。


名店ですが、8月21日で閉店してしまうそうです。(また新たに生まれ変わるらしい!?ですが)嫁の知り合いが店長なので行ってみました。


現在感謝期間らしくすべてのメニューが値引きされています。21日ですよ!急げ!


魚介系の出しが効いたダブルスープ。隣のYOMEのスープも簒奪して飲みました。閉店までまた行きたいぞっと。チャーシューもお土産で購入。



・・・そんでもって本日、日曜日の話。


大弛峠に行ってきました。前日Isoyaの別動隊の皆様も行っているので、二日連続になりますね。


下界の気温は35度。路面温度は40度オーバーでヒルクライムですから、かなり暑いです。


あまりの暑さに、ブラジャー姿になってレーパン泳法を実践するやすろう先生。


チメターイ!!
体温、血流はカンカンに煮えたぎっているのですが、渓流は氷のような冷たさ。


一気に冷やされ、脳天がキンキンしてきました。

このあと、えっさえっさと4人で登っていると、爽やかなスカイブルーのジャージを着た人が、こんにちわ~と横に並んできました。


写真提供:やすろう様
誰だ?この上から下までインタマで決めた人は???
んん!まてよ?
大弛峠>山梨東部>インタマの本社は山梨市>もしかして本人?


写真提供:やすろう様
本人でした。


写真提供:林道太郎様
本当にきさくな方で、こちらがお願いする前に写真とりましょうよ、と言ってくれました。

この後やすろう氏と二人で「追い付くぞ!」と追走を始めますが、あっという間に限界心拍、徐々に視界から消えて行きました。いや~早かった~追いつけなかった~

この後、制限時間が来たようで(家庭内ヒルクライムがあるから、はよカエル!と言っていました)、颯爽と踵を返し下山していきました。
下山のスピードが尋常ではありませんでした。一陣の風。いやはやサプライズでした。


ペースメーキングをしながら淡々と上って行きましたが、最後の九十九折り区間の勾配のきついイン側を利用してやすろう氏のアタックが決まりました。視界にとらえながらも追いつけませんでした。フゥ。

山岳賞を奪ったなぁ~これでもくらえ~
キエーッ!!!



本日の山岳王、喜びの図。


仙人はこの後「柳沢峠のぼって、青梅に出てから帰る!」と言っていましたが、みんなではがいじめにして止めました。


フルーツライン越しの黒富士を見ながら、塩山駅までダウンヒル。


甲斐名物馬刺しをつまみ、生中ジョッキの人となって帰ったのでありました。帰りの普通列車、ものすごく混んでいました。ヤレヤレ。