Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

埼玉クリテ第三戦~ふるい、ふるおとされて~

2010年02月07日 | 超級山岳
本日の埼玉県菖蒲町
風速13m

前回の落車からはや一カ月。今月もその日がやってきた。


前回の教訓をいかし、yama-keiさんとともに今日は最前列からスタート。今日は暴力的な西風。開始早々から集団が細分化するに違いない。落車もいやだし、前目にいるがよかろう。

しかし、ゴール前1kmは本当に顔面に叩きつけるような向かい風。インナーで300 wだと24km/hくらい。つまり、無風状態で42km/h巡航している出力なのに、時速は25km/hということなのだ。
こ れ は 修 行

平地ヒルクライムとはいえど、体重差は関係ない。純粋にパワー勝負、というわけで後のことは考えずひっかきまわすことにする。
今日の戦略:早い段階で少人数(六人くらい)の逃げを作り、その集団にくっついて逃げ切るwww
少人数なら落車もないし♪


つまりこういうこと。
甘くなかった・・・

人間の習性として、スタートラインにたつと、どうしても突っ込んでしまう。
スタート
号砲アタックwww

集団を千切れさせるポイントの一つとして、スタートと同時にペースをあげるという手があります(←アップをろくにしていないひと、サヨウナラ。)というわけで、逃げます。
後ろはどうやら泳がせてくれています。私も逃げ切るつもりはなく、集団を小さくしたいだけなので、バックストレートで吸収。
ここまで追い風。

コーナーを曲がります。
強烈な西風
平地なのにバンクです。みんな帆掛け舟のように風に向かって斜めに体を傾けないとまっすぐ進みません。
風に吹っ飛ばされて田んぼに落っこちている人がいましたwww
先頭交代もあまりうまくまわりません。先頭の人が力尽きたら交代して、そのあと先頭ひく人の尻を先頭を交代したくなさそうな人が続くイメージ。
しかも横風区間はエシュロンを組んでやり過ごすべきなのに・・・


こうやって、横風にむかって斜めに・・・

本能なのか、みんな前の人の尻につきます。
少なくとも先頭の人が風にむかって道路の一番端を走らないと、後ろの人が斜め後ろに入れませんね。全然うまくいきませんでした。

バックストレートはもっと悲惨。どんどんどんどん脚が削られていきます。


二周目もバックストレートまで思いっきり逃げます。

そしてバックストレート、先頭を牽き終えて後方に下がったとき、自分がペースダウン+周りがペースアップ。5 mの差が10 mに。
振り落される・・・振り落される・・・
さようなら~

ここからは個人タイムトライアル。前の集団は10秒くらい先。後ろの集団は・・・見えません。かなり差がついているみたい。


3周目。ひとり旅になった私に応援をかけるわけでもなく
「プッ」
NyaYomeの失笑が聞こえました。

そして孤独なバックストレート。もう30kmを切ってしまうので、ギア比選択が多いインナーに落とします。
ガチャン
あ、外れました。しかもチェーンがチェーンステーの間にからまってしまいました。これを外すのに路傍で格闘すること1分。これで完全に切れてしまいました。



というわけで、データ解析
最高速:51.35km 第二回:48.32km 第一回:50 km
平均時速:30.99km 第二回:38.8 km 第一回:38.58 km
最大心拍:215 bpm 第二回:193 bpm 第一回:203 bpm
平均心拍:182 bpm 第二回:182 bpm 第一回:184 bpm
最大パワー: 1010 w 第二回:993 w 第一回:821 w
平均パワー: 285 w 第二回:278 w 第一回:254 w

数字は向上していますね。今回切れてしまったのは心拍200が原因と思われます。最大215ってなんでしょう。こんな心拍出したことないです。これが私のVO2Maxでしょうか?(テキトー)
グラフを見ると、320Wを5分やった後に、心拍が200を超えています。やっぱり急激にあげすぎたのかなぁ?アップ不足?

やっぱり千切れると悔しいですね。これをばねにまた練習だ。