雪解け後の、泥濘を甘くみていました。ベビーキャリアから降ろして、数歩歩かせただけで、お気に入りの真っ赤な靴「特急にっこう」がうんちっちまみれに。これを見たチビ太の落胆、悲嘆、慟哭、失望、無気力はそれは大変なものでした。もらい泣きしそうになりました(笑)
金時山か三の塔で迷って、小田急線車内で決断。三の塔から大倉へ降りるコースにしました。
このためには、8時55分に秦野駅につく必要があり、いつもの出社時間よりハードルが高いのです。
寒いのか朝10時のヤビツ峠に知り合いの自転車乗りは皆無でした。
富士見荘跡までは小走り。路傍の雪をみてテンションを上げたようです。
二の塔手前のガレ場で。どこまで本当かわかりませんが、山の名前を覚え始めました。「おおやま」「のこぎりやま」「きんときやま」「さんのとう」この5つは覚えちゃったみたい!
体重が一気に15kg台に突入したので、重いです。特に下りで重さを感じます。今日は一部アイゼンをしていたので、特にきつかった。
三の塔手前の二の塔からの下りが一部凍結していて、危険を感じていたので普段お守りがわりにバッグに入れていて日の目をみなかった軽アイゼンを装着。凍結路の下りのグリップがザクザクで安心ですね。
頂上からは富士山がきれいに見えました。
頂上にて。なぜこんなに不機嫌なのでしょうか?冒頭の赤い靴田植え事件がその原因です。
「くつが、とれなくなっちゃんたんだよ・・」
「ふいて!」
「どろんこになちゃった・・」
「ふいて!ふいてほしーの」
このあと小1時間ショボーンとしていました。
しばらくして機嫌も回復したので、下山すべく重さ23kgの荷物をしょって頂上の広場を右往左往していたところ、下の登山道から軽やかにピョンピョン駈け上がってくるシトが。
ん?んん?
お互い数秒見つめあって。。。
「あれ??」
元竹芝んの原ミツさんではないですか!
標高1200mで近況報告をしてお別れ。いったいどこまで走って行ってしまったのでしょうかw
このジャージを着ていればばれるかw
というわけで、ここからは未知のコース、いつものヨモギ平ループではなく、大倉まで1000mを下ります。
三の塔のすぐ下に、牛首への分岐が
ここから下は白銀の世界。軽アイゼンをザクザクと突き刺しながら、下っていきます。標高1000m以下ではアイゼンは不要でした。
気持ちよい杉林地帯に入ると、背中から何も聞こえなくなってきました。このまま1時間近く寝おった。
これは荻山林道への分岐。ここに来たのは昔むかしの神奈川グランフォンド以来です。また参加したいな。やっているのであれば。
大倉まで降りてきました。風の大橋をダッシュして終了。
家路はいつもの通勤経路を使いました。相鉄のボックスシートは旅気分が味わえてよいですな。
今こうやってブログを書いている部屋の、壁一枚隔てた浴室から、チビ太とYOMEの話し声が聞こえてきます。
「お山のぼり、たのしかったよ・・」
「かたい煎餅、食べたんだよ・・」
2歳半、段々過去の記憶が反芻できるようになったようです^^