二ヶ月近くぶりの久しぶりチビ登山。土曜日午前中は卒園生として保育園運動会の友情出場、日曜日はお友達が夜遊びに来るという多忙なスケジュールの間を縫ってのプランニング。横浜をお昼に出ても山小屋にたどり着ける塔ノ岳に行ってきました。
保育園の前の公園で出番を待つ卒園児の中にいるチビ太を山行フル装備でお迎えにいったら「えぇ~~また○○ちゃんお山行くの~ぉ!!」とクラスメートに唱和されていましたw
登山は灼熱高湿のバカ尾根をスタートし、ひさしぶりの登山にばてながらなんとかバカ尾根を攻略、花立についたら完全にガスの中。台風も近づいて荒れ模様の予感です。
尊仏山荘は台風でキャンセルが相次いだらしく宿泊6人とガラガラでした。こんな中に山小屋にくるもの好きなみなさんとの夜の山談義、これが愉しいんですよね。
深夜山頂を20-30mの暴風が荒れ狂い通りすぎ、山荘をわしづかみにして揺らし、時々フワッと小屋が浮くかのごとき嵐。しかし先日の24号に比べると子供騙しのようなものなんだそう。スリル一杯でした。寝ている間に屋根がすっとんでいく夢を何度見たことか。
チビ太は、というと夕食のカレーで満腹になったのか、6時45分に就寝(笑)、朝5時までずっと寝ていました。
翌日は天気の回復を待っていましたがいっこうに回復しないので、濃霧の中を表尾根コースで下山、今回は政次郎尾根から下山しました。樹林帯の急降下で一気に高度を落とし、そのあとの長い長い長い林道歩きでたくさんお話ししながら下山。
結局、夜景と稜線の遠望がなくても、台風と山小屋とカレーと漫画とヒルとの戦いが楽しかったそうです。
最後に二匹のヒルのご馳走になってましたが・・・
いつもはママっこなチビ太も、チビ登山の直後だけパパっ子になります。今朝もソファに座っていたらスタスタと歩いてきて無言で膝の上に乗ってきました😍
では、写真れぽ開始!
定番のクリステルちゃんとの記念撮影でスタート
これを熟読して上りました。ここで得た知識が翌日使われるとは・・・
上り始めは上半身裸でもよいくらい、高い湿度で汗をたくさんかきました。
大倉高原山の家は営業を追え、次第に廃墟化が進んでいるようです。
登山道の真ん中にいました。こういうの見つけるの小学生はほんと得意。
見晴らし茶屋にて。ここで休憩してからお楽しみバカ尾根へ。
バカ尾根の階段がきつくなると、こうやって父のザックにぶらさがって楽をしやがる。
雲の分かれ道。
堀山の家にて
いつもは店の前で休憩するだけの堀山の家、ですが「おしるこ」の看板に引かれ山荘の中へ。なかなかの商品取り揃えですぜ!
あまぁ~~いお汁粉。
これに惹かれたそう
サービスでお餅を二個にしてもらいました。
元気倍増
花立山荘にて。ここまでくれば登ったようなもんだ。
塔ノ岳山頂直下
山頂は暴風が荒れ狂っていました。
到着は5時半。
夕食のカレーのつけ合わせ用に、横浜から牛肉コロッケを持参!
大盛りカレーでかんぱーい
台風でキャンセルが続出したため、われわれを入れて6人の静かな一夜でした。
となりの小屋の屋根がはがれていますが、これは先日の24号の爪あと。一瞬小屋が浮くぐらいの強烈な暴風だったそう。
朝早起きして風がものすごいので停滞するの図
ちょうちょ結びを教わるチビ太
だっこして持ち上げようとしたのですが、ザック込み30kgで重すぎw
ちなみにこれは二年前
下山開始!視界ゼロ。だれだ天気回復といったやつは
濃霧の中にうきあがる木の又小屋
5歳のときここで食べたかき氷に救われたことがあります。三年ぶりにきて記念撮影。
そのときの写真。チビ太4歳。
太陽にあいたいよう
おー!太陽にあえた
手前に見える小高い丘から、政次郎尾根が伸びています。
政次郎尾根、上のほうはときどき眺望が開けます。
UFOのようなどでかい茸がありました。
道をふさぐ倒木をどかしながら急な坂道を下山。
こういった樹林帯の急斜面をえんえんと。登りもかなりの修行ですし、下りも膝がわらう系です。覚悟して取り付きましょう。
戸沢におりて清流で顔をあらってリフレッシュ
チメテー!!
戸沢に下りて来て、今日歩いた稜線を見上げる。戸沢は廃墟の山小屋ばかりでした。
たぶんこういう遊びをしていてヒルにすかれちゃったんでしょう。
作治小屋。ここから下はヒルが多いで~と忠告を受けました。はからずも・・・w
下山後はこの通り。
このあと靴下にヒルがひそんでいることが判明。そばやに悲鳴が響きましたw
出発時刻/高度: 13:25 / 297m
到着時刻/高度: 11:42 / 296m
合計時間: 22時間16分
合計距離: 17.08km
最高点の標高: 1470m
最低点の標高: 266m
累積標高(上り): 1531m
累積標高(下り): 1535m