あれは何時のことだったでしょう。コロナ第2波か3波か、兎に角コロナ時代の最中でした。考えてみると、コロナ時代も長く続いているものです。
新聞紙上の小さなニュースとして、「口を開けない子ども」というのが話題になっていました。大人がみんなマスクをしていて、赤ちゃん~幼児が、食べ物をお口の前に出されても、口をあーんと開けない、というのです。「学ぶ」は「真似ぶ」です。大人が口を開けて食べるのを見てこそ子供もお口を開けるように学習していくというのでした。
このニュースを見た私は、食べる事もだけれど、口元を真似ぶことができない子は言葉の発達に支障をきたすのではないかとブログに書いたことがありました。
その後別段その話題が取り上げられることもなかったので、ああ取り越し苦労だったのだなとほっとしていたのでした。
今朝の羽鳥モーニングショーで言葉の発声の専門家が招かれて、口の動きを見て学ぶことが大事と話していました。ああやっぱり!!
それより前、海底火山噴火での津波情報を発表する気象庁の係官が口元透明のマスクをして出てきたのに、びっくりというか、どうして気象庁が・・・と思ったことでした。これができるのなら、幼児教育に携わる人たちこそ使うべきではないか、と思ったのです。画面は幼児に動物の名前を教えているところが出ました。大人は新しい名前に対面した時、ただその名前を覚えればいいのですね。幼児は覚える作業とともに、「き・り・ん」と正しく発音できることが課せられるのです。先生の口の動きの観察は必須です。
テレビのスタッフは、気象庁に透明マスクにした理由を聞きに行ったようです。その答えは「障害のある方たちは、手話などの手段を学ぶとともに、口の動きを見ることが内容をくみ取る大きな手段になるのです。災害発生時などに、情報発信にはぜひ口の動きを見せてほしい」という切実な要望があったのだそうです。その要望に沿っての改良だったとのこと。
早く大量生産ができて、幼児教育に携わる人たちに広まるといいな。
いや、本来口が見えるのが当たり前。安く行き渡るようになるといいな。
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