今日も「折々のことば」から。(2023/5/30) ・・・吉田 洋一 数学者
『ある日学校で「5から5をひくと0になる」と教わってびっくりした』
鷲田清一氏が解説文で、吉田氏のその時の考え方が書かれている。
林檎5つを全部食べたら何も残らない。だから、答えは無い、と思う。違うのか?
また、1を3で割ると割り切れない、という。半紙はきちんと3つに折れるのにと訝しんだ。分数で説明されても馬鹿にされたみたいだったと。
こんな子どもだったけれど、数学研究の道に進んだ。
当たり前のことが当たり前でないことに心が騒いだ。
数学者に、ならなかった、いや、なれはしなかったに違いない・・・おせっちゃんは、既にさっぱり忘れてしまっているけれど、兄から(どの兄だったかな?)0は、とても大事な考え方なんだ。インドの学者が、ゼロを考え付いたんだけれど、その発見から急に数学は進んだんだと教えられたことだけ覚えています。
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