めずらしく、英語の言葉のご紹介です。横文字に全く弱い私にも、どうにか読み取れる言葉でした。
A person's back tells me more than the front.
「人の背中は正面より多くのものを私に語ってくれる」と解説者の鷲田清一氏は約してくれています。また、ソール・ライター氏は米国の写真家だと。
背中は自分では見ることができず、無防備に晒されるほかないもの。
でも正面の顔だって実は同じだ。顔はよりによって自分だけが見ることができない。
そんな顔から他人は情報をたっぷり得る。怖いこと。
日本には、後ろ姿で教えるという考え方がある。私が親になって、自分の子供に対するころ、子育ての疲れで常にイラついて、叱ることが多い母親を演じてしまっていた。そんな時、先輩の親から、幾度も幾度も、「子供は見ているんだから」と何度も諭されたものだ。
確かに、口やかましく言い聞かすより、懸命な母親の後ろ姿から、子どもが自身に考えさせることこそ大事なことかもしれませんね。
「かあちゃん、怖かったよ~」と今になって言い募るわが子です。
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