安倍さんの急死に重い心を抱きながらも、参議院議員選挙が終わりました。何はともあれ、国民が冷静な気持ちを失くすることなく、投票率はむしろ上がったことは、良かったと思っています。意見の違いがあり、普段の議論は、本当の意味の議論ではなく相手をいかに言い負かせようかと喧嘩腰の言葉の投げつけ合いが多い議員さんたちですが、こと安倍さんの事件については等しく彼を悼む気持ちに終始したものでした。民主主義の根幹の、言論の自由を貴ぶということでは反対の意見はなく、穏やかな哀悼の言葉が聞けました。この静かな意見の戦わしを続けてほしいと思いました。静かに話してこそ、いろいろな考えが出されて、良い結論を導き出すというものです。
私の勝手な、気のせいの受け取りかもしれませんが、若い人の投票姿もいつもより多少多かったように感じました。
私には、選挙に関して納得のいかないことがあります。それは有権者の地域によっての密度が異なることから起こる一票の重さの差が出るということです。この度も、それを改善するという意見に従って選出する議員の人数を足したところ、引いたところがありました。議員を目指す人にとっては当選・落選を分けることになるかもしれない数ですが、そのような改訂では、分母になる人数は同じにはなりません。同じにしなければ一票のの重さが違ってくる、権利に不平等が生じると声高に訴える人もいます。
私はこの分母を等しくという考えには疑問を覚えるのです。三大都市などに人口が偏っています。これを偏ったまま分母にし、同じを望めば、人口過疎地の人の意見はごく小さくなって、大都会の意思ばかりが尊重されて、政治がなされるようになるのではあるまいか、ということなのです。この疑問はどうして改善するのでしょう。
私はまことに勉強不足で、政治にはほとんど知識がありません。でも上の疑問はずっと考えています。
どなたか教えてくださいませんか。
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