Mちゃんというのは娘Maの所の孫です。三人兄妹の末っ子です。高校を終え進学するときに、大学・短大を選ばず専門学校を選んだのです。地元山口には希望する職種の学校がないと東京で進学先を決めたのです。
何を学ぶのかと思っていたら、ホテル業を選んだとのこと。読んだ東野圭吾の「マスカレードホテル」そのヒロインが格好良くて、こんな職業がいいと目指したと聞いています。本人には内緒ですが、Maとそんな花形の所になるには顔も条件になるだろうよ。ちょっとねえ、と笑ったことでした。Maがいうには世の中が分かっていないのよ、理想は、ディズニーランドホテルと言っているとか。まあ、大学に4年やることを思えば、2年で手を離れるのだから、本人の思うようにさせるということでした。
学校にはうまく合格。さて住処はどうするか、バーコの所の空き部屋に住まわせてもらうのが一番安上がりだし、セキュリティーもいいだろうけれど、バーコ、その歳になって、いつ帰るやらも分からないような若者の賄を受け持つ元気はないだろう、ということに。確かに。結局、Maと、父さんと一緒に学生マンションを探し、一人暮らしすることになったのです。困ったことがある時にはすぐ遠慮なくたずねてこいとの約束でした。
ところがコロナ騒ぎ勃発です。4月入学式もできません。山口から上京さえできず待機です。やっと少し学校が始まっても、リモート授業とわずかな登校のようでした。
「老人に移したら大変」と我が家にたずねてくることもできません。とうとう2年間、どっぷりコロナ禍です。
今年は就活の年です。ホテル業にとっては氷河期です。うまくいくかなあと心配するだけ。ラインしてみると「難しいけど、がんばる」とのことでした。ワクチン接種の有効性が叫ばれ、若い人がうつのは難しい状態という頃娘Maにラインしました。バーコの所で暮らしていることにして、世田谷区で予約するように手を打ってみようか、などと話したのですが、就職希望先から、面接などの呼び出しがいつあるか分からない、副反応で起き上がれないような状態と重なっても困る、今は打てない、などとのことでした。ああ打たない若者の理由にはこう言うこともあるんだと思い知ったことでした。
そんなこんなの挙句が「就職先決まったよ」とのラインでした。ディズニーランドホテルではありませんが、会員制のリゾートホテルだそうです。良かった良かった。娘Maもほっとした様でした。
「ところでワクチンはどうなってる?」と聞けば山口まで帰ってやるとのこと。副反応で高熱が出たようなとき、一人は怖い、とのこと。うん、まあな。
「コロナもおさまってきているし、遊びにおいで。ジーコがお祝弾むと言ってるよ」とライン。近々来るでしょう。
Maにもお祝のラインしました。三人の子供が揃って社会人になるわけで、親の務めはひとまず終わりかな。おめでとう!!
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