乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

草刈りボランティアの下準備

2022年11月12日 | 草刈りボランティア

 11/12はいい天気で、ポカポカ陽気でした。草刈りボランティアの準備のため、9人が集まってくださいました。


 9人で分担して、ロッジの中全部のそうじ、バイオトイレのそうじ、ぼっとんトイレのそうじ、草原内の草刈り区分けのロープ張り、草原内の若木伐り、キッズボランティアの準備をしました。キッズの準備としては、林道からブナ爺さんまでの斜面に安全のため道を作りロープを張ったり(要するに、遊歩道作りですね・・・)、ブナ爺さんのまわりに落ち葉がうまく入るよう、杭や落ちている木を使って柵を作ったり、林道に降った落ち葉が持ち去られないように看板を貼ったりしました。


 ちょうどこの日は、草原の事前草刈りも行われていました。草刈りボランティアの当日、すぐに草運びができるよう、県の事業として業者によって草原の一部の草刈りを事前に済ませておこうというものです。

 午前中には準備が終わり、感想を共有し、お昼をゆっくり食べました。「ロッジは傷んでいるところがほとんどなく、このまま使えそうです。閉めたままだと本当にもったいない」「トイレは水洗ではないので、どうしても汚れが蓄積しやすく、今までにたまった汚れを一気にきれいにしました」などの意見が出ました。


 午後から有志で乙女高原内を歩きました。森の中ではエイザンスミレの閉鎖花がひっそりと「咲いて」いました。アオハダやガマズミ、ツルウメモドキの赤い実がとても目立ちました。それにしても、見事なまでにサイズが同じです。

 コロナ感染者が増えてきて、気が気ではありませんが、なんとか皆さんと一緒に草刈りボランティアを成功させたいと思っています。ご協力をよろしくお願いします。メールマガジン前号以降、たくさんの方がスタッフに立候補してくださいましたが、まだ受け付けています。やったことのない方も大歓迎です。「乙女高原の草原を守る」スタッフにぜひ立候補ください。

 子どもたちにもたくさん参加してもらいたいな。草刈り「本体」は細々とでも継続してやってきましたが、キッズは3年ぶりです。準備をしっかりしました。あとは、参加してくれる子どもたちを待つだけです。

 山梨市駅からの無料送迎車(バスではなく)も多くの方に申し込んでいただきました。11/13、午後2時現在で、残席4です。ご希望の方はお早く申し込んでください。

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有志による草刈り・その2

2021年11月23日 | 草刈りボランティア

 今年は「イベントとしての」草刈りは行わず、「マスコミやちらしによる人集めはせず」「有志で」「2日に渡って」草刈りを行いましたが、11月6日も23日もよい天気に恵まれ、楽しく作業を進めることができました。たいへんでしたが、今年くらい草の刈り残しや草の敷き入れ残しが少なかった年はなかったのではないかと思えました。いつもの年だと23日の午前中にいっぺんに「エイ、ヤーッ」と行っているので、それだとどうしても「やり残し」が出ちゃうのかなと思いました。
 今年はいつもの年以上に、県による事前の草刈りや市の職員の皆さんによる草刈りのありがたさを感じました。1日目の事前と、2日目の事前に刈っていただいたので、その分、作業がスムーズに行えたからです。改めて、乙女高原の保全が行政(市・県)と市民(市民団体)との「環境パートナーシップ」で進められていることに誇りを感じます。

 朝、7時前には乙女高原に到着し、一人でゆっくり準備をしました。受付用のテーブルを出したり、配るペットボトル茶や作業手袋を並べたり、鎌やヘルメット、ゴーグルなどを運んだり。裏の倉庫からは刈草を載せて運ぶためのビニールシートや熊手を一輪車に載せて運びました。一通り準備ができたので、カップに一杯用コーヒードリッパーを載せ、水筒からお湯を注いで、一服しました。寒かったので、熱いコーヒーがおいしかったです。

 

 そのうち、だんだんと人が集まってきたので、残りの準備作業をお願いしました。
 毎年、この行事は七夕みたいだなと思います。この日に1年ぶりにお会いする人が多いのです。久々に懐かしい顔を見られるのも楽しみの一つです。


 さて、大工の雨宮さんは「今日は別行動するよ」と宣言し、ロッジの雨戸やぼっとんトイレの柱を直してくださいました。今度、乙女高原に行く機会があったら、ロッジ駐車場の脇にあるブロック製のトイレの入り口を見てみてください。柱の下部が接ぎ木してあるように見えます。腐りかけていた柱の基部を取り除いて、そこに新たな丸太材をはめ込んであります。すごいアイデアと技術だなと思いました。

 今年の草刈りは開会式をやらないで、来た順に作業を始めてもらうことになっています。これも三密を避ける一つの手段なのですが、そうなると、受け付けですべてを説明し、作業を選んでもらわなければなりません。ご本人の希望する作業を聞いて、場所と作業をお願いするのですが、「なんでもいいですよ」という方やグループには、グループの人数や年代を見ながら、作業を「あっせん」しました。
 いつ来ても、いつ終わってもいいことになっていたし、前回よりも多くの参加者が見込まれたので、今回、自分は作業をしないで受け付けに徹しました。
 結局、今日の参加者は66人でした。それらの方々に、草刈りが必要な個所、草の敷き入れが必要な遊歩道が色分けされた草原地図をお渡しして、作業をしていただきました。

 

 「ツツジのコース」はツツジの株がたくさんあるので、機械だとツツジごと刈ってしまいます。ここは鎌を持って、人力で刈って、遊歩道に刈り草を敷き入れてもらいました。シラカバやドロノキ、ズミなど木々の若木も生えてきているので、間伐用のこぎりや剪定ばさみを持って行ってもらって、伐ってもらいました。
 面積が広かったので30人ほどに投入しました。お昼前には終了しました。
 男の子が「こんなもの見つけた」とツツジの枝に架けた鳥の巣を教えてくれました。おそらくホオジロの古巣だと思います。

 ゲレンデのような草はらは刈り払い機で草刈りしてもらいました。遊歩道の近くから刈ってもらって、刈った草をすぐに遊歩道に入れられるようにしました。割り当てられた区画を刈り終えた方が、地図を見ながら別の場所に自主的に移ってくださり、ありがたかったです。

 なんといっても重労働なのが「草の敷き入れ係」です。刈り草を集めてビニールシートに載せ、それを引きずって運んで行き、遊歩道に、進行方向に垂直に敷き入れていきます。


 ビニールシートの四隅には丈夫な紐を輪にして結んであります。シートを広げて、その上に草を載せ、ギョウザを作るように包み込みこみ、四隅の紐を持つと、それが取っ手の役割をして、とても運びやすくなります。甘利山倶楽部の皆さんに教わった秘伝です。この作業を15分も続けると、汗が出てきます。

 草刈りが終わった斜面に赤いコーンを2つ並べておき、お昼の20分前になったら、集まってもらい、コーンの間に並んでもらいました。記念写真を撮るためです。今年も「乙女高原の写真屋さん」古屋さんに撮影をお願いしました。
 撮影後、「中締めの会」を行い、代表世話人の角田さんが参加者の皆さんへの感謝の気持ちを伝えました。
 今年も保健師の町田さんと三枝さんに救護係をお願いしましたが、この係にやっかいになる方がいなくて、よかったです。
 ここで帰られる方も大勢いましたが、半数くらいの方が残って、お昼を食べ、午後も残りの作業を続けてくださいました。
 午後は敷き入れの作業が中心でした。草を運び込むのが大変な森の中の遊歩道は、まわりの落ち葉を敷き入れました。こんなの乙女高原の草刈り22年の歴史で初めてでした。特に森の中の遊歩道は土壌流失が続いてしまって、まわりの地面より低くなっているのが気になっていたので、これはありがたいなと思いました。落ち葉のアイデアは杉田さんです。

 2時半にはすべての作業が終了しました。今年もつつがなく作業が終わってほっとしました。
 草刈りが終わると、いよいよ乙女高原は長い冬が始まります。

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有志による草刈り・その1

2021年11月06日 | 草刈りボランティア

 11月6日、6時に起きて、コンビニに寄って、乙女高原へ。いい天気です。ロッジの前の芝生のようなところは、霜が降りて真っ白。ベンチやテーブルの上も真っ白でした。

今日は「今年の草刈り・その1」です。「何人来てくれるかなあ」とウキウキしながら準備を始めようと、ロッジの玄関を開けようとしたら・・・、新しい頑丈な鍵!!  先日の乙女高原連絡会議で、ロッジ内に置かせていただいていたファンクラブの備品がなくなっていた(盗難にあった?)ことを報告したら、さっそく市の職員の方が付けてくれたものでした。中のものが出せないので、仕方がなく、草原に入って、遊歩道のロープを外しにかかりました。ちょうど雨宮さんが来てくださり、ロッジ庭に杭を打って、ロープ整理の準備を始められたので、そこに外したロープを運びました。先日から痛み始めた五十肩には、ちょっときつかったです。

 

 有志が少しずつ集まってきてくださいました。全部で20人でした。受付を済ませ、作業の説明書と作業手袋、お茶ペットボトルをお渡し、来た順に仕事に取り掛かっていただきました。

 今日は「ロープの運び出しとその整理」と「ロッジとトイレのそうじ」が最優先課題です。ロープを外して、巻いて、ロッジまで運びます。何往復もすると、結構な運動量です。運ばれたロープを2本の杭を使ってまき直し、倉庫にしまいます。遊歩道全部のロープを外すので、相当な量になります。最初は雨宮さん一人でしたが、仕事の進み具合で、自然と人が多くなったり、少なくなったりしてくださいました。乙女高原の活動では、このようにお一人お一人がまわりの様子を見て、自律的に動いてくださるので、とても助かります。

 

 ロッジはずっと休館のままですが、時々風を入れないと、建物が傷んでしまいます。ロッジの雨戸を開け、ホールの掃除をしました。外にあるバイオ・トイレと昔ながらの「ぼっとん」トイレの掃除もしました。

 

 これらの仕事のめどがついたら、草刈りと、遊歩道への刈り草の敷き入れです。すでに一部、県の事業によって草刈りされているエリアがありましたので、そこの草を熊手を使ったりして集めて、ビニールシートに載せて、くるむようにして運びます。

運んだら、刈り草が遊歩道に直角になるように敷いていきます。そうしないと、春先、遊歩道を歩いた時に滑りやすくなってしまいます。一番遠くだと、湿地の木橋まで刈り草を運んで敷きました。

ここは遊歩道が周りの地面より低くなっていました。ここに敷き入れることによって土が流れるのを防ぐことができます。アスファルト駐車場からすぐに下りていた遊歩道跡にもたくさんの草を入れました。ここは急な坂道なので、上部の土砂が流されてしまい、谷のようになってしまったところです。県の事業で板を階段状に並べてくれましたが、それでも土壌流失は止まりませんでした。土地の高低差を「読んで」遊歩道のルートを決めるのはとても大事なことだと教わりました。今はこの遊歩道は閉じて、もっと高低差が少ないところから、斜めに下りるような遊歩道ルートに変更しています。

 

 12時近くになったので、いったんロッジに集まりました。おかげさまで、ロープ外し・ロープ整理・ロッジそうじ・トイレそうじとも終了しました。みんなで記念写真を撮ったのですが、本当なら、草の刈り取り跡に移動して写真を撮りたかったのですが、みんな疲れていて、あまり動きたくなく、ロッジの看板前で写真を撮りました。お昼を食べながら、午後の仕事の段取りを付けました。

 午前の4つの仕事の次の優先順位の仕事は「遊歩道への刈り草の敷き入れ」です。すでに午前中にも取り掛かっていますが、できるだけ作業のしにくい、森の中や坂の上を優先してやりたいと考えました。例年、どうしても「やりにくい」ところは「後回し」にされ、しまいには「やり残して」しまう傾向があったからです。ちょうど刈り払い機を持っている方が5人いらしたので、5つのグループに分かれて、できるだけ作業のしにくい遊歩道への刈り草の敷き入れをすることにしました。

刈り払い機の方には、その近くで草を刈っていただき、草を供給していただくことにしました。先ほども書きましたが、刈った草を集めてビニールシートに載せ、遊歩道に運んで、敷き入れる作業って、けっこうな重労働です。皆さん、本当によくやってくださっているなと思いました。皆さん、筋肉痛にならないといいのですが・・・。ちなみに、自分は翌日、筋肉痛でした(笑)。

 

 高原の晩秋の2時というと、もう日が陰ってきたなと感じる時間帯です。2時半ころにはきりをつけ、作業を終了としました。続きは23日です。中途半端で終わりはしましたが、それでも、今年は湿地の木橋からシカ柵入口まで、途切れることなく草を敷き詰めることができました。大きな成果です。

 集まった人たちで車座になり、代表世話人の角田さんのお礼の言葉を聞いて、解散しました。

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今年の草刈りボランティアの顛末

2020年11月23日 | 草刈りボランティア

20年間途切れることなく続いてきた「草刈りボランティア」ですが、今年はついにコロナに屈し中止。悔しいけれど、それは致し方ない判断でした。

 ですが・・・中止で乙女高原に来なかった皆さんには、たいへん申し訳ないのですが・・・、乙女高原の草刈りをここで絶やしてしまうわけにはいきませんので、市と県にお断りした上で、乙女高原ファンクラブの世話人や草刈りスタッフに立候補してくださった方など十数人だけに、「活動が必要だと思う人・活動をしたいと思う人が『個人の判断で』『勝手に』草を刈ったり運んだりする活動」をメールで提案させていただきました。

 また、「乙女高原の草刈り中止」というメールマガジン号外を配信させていただいたところ、複数の皆さんから「だったら、自分が行って、少しでも草刈りをしますよ」という提案をいただきました。極めつけは、前日の22日、準備のために乙女高原に行ったところ、「草刈り中止のニュースをホームページで見て、だったら一人でのんびり草を刈ろうと思い、愛知から来ました」という方にお会いしたことです。恐るべし乙女高原ファン!と思いました。

 

 11月23日、11月とはとても思えないくらい暖かく、穏やかな1日でした。

 中止になっているのですから組織的に行うわけにはいきません。組織的には行えませんが、事故でも起きたら大変です。急きょ保険には加入しました。保険に加入するためには名簿を準備する必要があります。テーブルの上に名簿を置いて、各自、記入してもらいました。コロナ対策として急きょ、前日に「非接触型の体温計」を購入し、体温測定もしました。中止になる前にペットボトル茶や作業用手袋は買ってしまってあったので、それを配布しました。まるで受付です。

 組織的には行えませんが、けが人でも出たらたいへんです。救護センターを設置しました。ベンチの上に救急用品を並べました。

 

 乙女高原に着いた順に作業を始めてもらいましたが、中には「草刈り中止は知っていましたが、来てみました」「たまたま乙女高原にいたら、作業が始まったので、自分にも作業させてください」など、様々な方が作業をしてくださいました。到着時間も朝早い人から遅い人まで。早く帰る人から遅くまでいる人まで。本当に勝手にきて勝手に帰るという作業形態でした。

 各自がそれぞれ自分が必要だと思う作業を、自分のペースに合わせて行いました。とても全部は書ききれませんが、こんな作業です。

 

・刈り払い機による草刈り→遊歩道の両側を優先して刈れば、それを遊歩道に敷き入れることができます。また、今回は谷地坊主湿地に向かう旧遊歩道の急坂に刈り草を藁撒きする計画なので、その周辺も優先的に刈ってもらいました。

 

・鎌による手刈り→遊歩道「ツツジのコース」周辺はレンゲツツジが多く、刈り払い機ではツツジを傷つけてしまう可能性があります。鎌を使って丁寧に草を刈ります。

 

・林道の両側の草刈り→「乙女高原の顔」とも言えますからね、てつねいに草刈りしてくださいました。シカ柵と木製柵の間の細長いエリアはすでに草刈りされていましたが、どなたが?

 

・谷地坊主湿地に向かう旧遊歩道の急坂への藁撒き→県の事業で階段状に柵を設置してもらいましたが、今度はその両側の土が流されてしまいました。そこで、今年の春、遊歩道のこの部分を閉鎖し、新たな遊歩道を設置しました。閉鎖した部分に周囲の刈り草を多めに敷き入れ(=藁撒き工法)、植生の回復を待ちます。

・遊歩道への刈り草の敷き入れ→急な坂でなくても、遊歩道はどうしても、えぐられ、窪んでしまいます。人の踏みつけによって草が生えにくく、降った雨によって土が流されてしまうからです。そこで、乙女高原では刈った草を遊歩道に敷き入れ、雨の影響を小さくしています。敷き入れるときは遊歩道の向きと直角方向に入れるのがミソ。そうしないと、歩いた時、すべって転びやすくなってしまいます。

 

・解説版の清掃→ペットボトルに入れて運んだ水をかけ、スポンジたわしでこすって、汚れを落としました。見違えるようにきれいになりましたよ。

 

・シカ柵出入口の金具を固定→春から秋の間は、シカ柵出入口のドアを閉めるとき、金具を下ろしてもらっていました。このまま冬を迎えると、地面の中が凍ってドアを押し上げ、金具をグニャッと曲げてしまいます。そこで、冬の間だけチェーンを巻き付ける形で、ドアを閉めてもらいます。そのための作業を行いました。

 

 お昼になり、いったん作業中断。もちろん予定にはありませんでしたが、いつもの年のように「乙女高原の写真屋さん」古屋さんに記念写真を撮ってもらいました。

 今年度は1月の乙女高原フォーラムも延期なので、乙女高原フェローの認証も行いました。今年、乙女高原フェローに認証されたのは角田さんお一人でした。

途中でこんなものも見つかりました。

たぶん野ネズミの巣。アカネズミ? ハタネズミ? わかりません。 

 

お昼を食べた後も、残っていける人は残って作業を続け、3時前には終了しました。まだ刈り残し、敷き入れ残しが相当あります。これをどうするかが今後の課題です。

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草刈りボランティア・下準備の会

2020年11月07日 | 草刈りボランティア

 またも乙女天気でした。2・3日前の天気予報では、晴天が続く中、この日だけが雨予報でしたが、当日朝は青空がまぶしいくらいで、寒さも感じませんでした。集合時刻は9時でしたが、ウエハラは1時間半ほど前から準備を始めました。今日のメインの作業はロープ回収と整理でしたので、その前にロープを保管する倉庫内の掃除をしておく必要があったのです。倉庫内のファンクラブ備品を出して整理し、掃き掃除をしました。ほこりがすごかったので、コロナ対策のマスクが役に立ちました。雨宮さんも早く来てくださり、地面に2本ずつの杭を打ち込んだりと、ロープ整理の準備をしてくださいました。

 そうこうしているうちに、皆さんが続々集合。なんと16人。打ち合わせをし、作業を開始しました。さっきも書きましたが、今日のメインの作業はロープ回収と整理。もちろんご自分の体力や体調を考えながらですが、初めのうちは回収の人数を多く、ロープが集まった後半は整理の人数が多くなると、作業が効率的です。また、体力がある方は作業量の多いロープ回収に、体力に自信のない方はロープ整理のほうがいいでしょう。さらに、今は天気がいいですが、午後から崩れる予報なので、野外での作業を先に、室内での作業は後回しにしたほうがいいでしょう。
 一般的にはリーダーが「はい、あなた、ロープ回収係から整理係に移って」などと指示するのでしょうが、ファンクラブのいいところは、これらの条件を、作業に参加された方がそれぞれ自主的に判断して、係の仕事を続けたり、まわりの状況を見て他の係に移ったりすることです。マルハナバチにはリーダーがおらず、他の働きバチの仕事内容や花の咲き具合を個体個体で判断して、担当の花を決めているのと同じです。

 作業内容は以下の通りです。今年参加できなかった方、来年ぜひお願いします。
・ロープ回収:遊歩道のロープを外して、ロッジの庭に運ぶ。外しにくかったら、マイナスドライバーを使う。
・ロープ整理:回収したロープを、来年のロープ張りのときに絡まらないようにまき直し、倉庫にしまう。地面に刺した2本の杭の間をぐるぐる巻いていく。遊歩道のどのルートのロープか分かるように、ロープの端に色ビニールテープを付ける。
・ロッジのホールの掃除
・トイレの掃除:とにかく掃除に水は必須なので、ペットボトルに入れて持ち込みました。水は緊急用に普段から常備しておく必要があるので、ロッジに置いてあります。
・倉庫の整理と掃除
・林道の側溝の落ち葉や泥の片付け:側溝からあふれ出た水によって林道の一部が水浸し状態でした。このままでは路面凍結の恐れがあり、草刈り参加者に迷惑や怖い思いをさせてしまう可能性があります。林道を管理している県に報告して対処してもらうのが筋でしょうが、それでは間に合わないかもしれませんし、そもそも、霜が降りる前に作業を済ませてしまいたいので、自分たちでやってしまいました。作業後、湿地から道路にしみ出してしまった水は側溝をスムーズに流れるようになりました。

【作業前】

 

【作業中】

 

【作業後】


※市職員のお二人は、タイヤが付いていて走行できる草刈り機(見た目は大型管理機といった感じ)で、草原の草刈りをしてくださいました。密を避けて開会・閉会行事をするためのスペースを作るためです。

 幾度か空が暗くなることもありましたが、なんと午前中には作業を終わらせることができました。倉庫前に吹き溜まった落ち葉などの掃除もしました。何年分の落ち葉だったでしょうか。ロッジ裏にテーブルが持ち出され、まわりに焼酎の空きペットボトルが散乱していました。なにが起こったか、容易に想像がつきます。ゴミを回収し、テーブルを屋根の下に移動させました。
 みんなでお昼を食べ、ゆっくり休んだ後、初冬の乙女高原を歩き回り、自然観察を楽しみました。
 雨宮さんは午後からも屋根の落ち葉を掃き下ろす作業をしてくださいました。また、あずまやの裏から段バールひと箱分のごみも回収してくださいました。

 みなさん、作業ご苦労様でした。23日の草刈りボランティアもよろしくお願いします。

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