いよいよ7/28に養成講座最終日(3日目)が行われました。メインは小松澤さんによる「乙女高原の植物~樹木」と井上さんによる「乙女高原の植物~草花」という二つの野外実習です。
お二人とも紙芝居のようなものを準備して、受講者の理解を助けていました。
小松澤さんは、樹木に関する様々な専門用語をカードにして示してくださいました。「ケーセーソー」「コーゴーセー」など、専門用語ってカタカナでしか耳から頭に入ってこないことが多いですが(これって、自分だけですか?)、漢字は意味を伴っているので「形成層」「光合成」というカードを見ると、がぜん理解度が上がります。そんな工夫をしながら、樹木・森林についての理解を促してくださいました。
お二人とも紙芝居のようなものを準備して、受講者の理解を助けていました。
小松澤さんは、樹木に関する様々な専門用語をカードにして示してくださいました。「ケーセーソー」「コーゴーセー」など、専門用語ってカタカナでしか耳から頭に入ってこないことが多いですが(これって、自分だけですか?)、漢字は意味を伴っているので「形成層」「光合成」というカードを見ると、がぜん理解度が上がります。そんな工夫をしながら、樹木・森林についての理解を促してくださいました。
一方の井上さんは、植物名を漢字で書いたカードを用意してくださいました。植物名はカタカナで書くというルールがありますが、それぞれの植物名には由来があります。カタカナだとそれがわかりにくいので、たとえば、私はクサレダマという植物名をずっと「腐れ玉」だと勘違いしていました。正しくは「草・連玉」です。あ、この植物、乙女高原にはありません。
井上さんのカードには、「剃刀菜・顔剃菜」とか「大葉擬宝珠」とか書いてありました。それぞれコウゾリナ、オオバギボウシです。
このような楽しい実習だったので、時間が過ぎるのがあっという間でした。
この日は、午前中の実習が終わったあと、ワークショップ。少人数に分かれ、乙女高原での活動についてお一人お一人の意見を発表しあったりしました。そして、午後の実習が終了後は、修了証やワッペン、名札をお一人お一人にお渡しし、閉講式を行いました。
案内人の皆さん、今までは「活動のために学ぶ」期間でしたが、これからは「活動しながら学ぶ」期間となります。皆さんのご活躍を期待しています。乙女高原の自然を次世代に譲り渡すために、いっしょに活動していきましょう。
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※受講生の槙田さんから感想をいただきました。
・今回の講座3日目は、6/9の前回に比べて乙女高原には色とりどりの花が咲いていて、一層楽しく実習できました。講師、スタッフの皆様ありがとうございました。
・講師の方は事前に下見をして、紙芝居風に説明資料を準備されていたので、実物と比較しながら ポイントが理解できました。写真より手書きの図解の方が説明ポイントを伝えやすいですね。私も見倣って自然観察会で使ってみたいと思います。
・樹木の説明では、普段見る機会が少ない樹木の花や実・種子の実物(標本)があれば最高でした。松や杉と同じように、白樺や唐松の種は意外と小さいのではないかと想像しています。
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※講師の井上さんからメッセージをいただきました。
講義はなるべくしゃべらないで、受講者に気づいてもらうようにしようと思っていたのですが、ついしゃべってしまい、反省です。花の戦略と昆虫との関わりはほんとうにおもしろいですね。そのおもしろさがちょっとでも伝わったらいいいいなと思います。今回の講義に向けて、いろいろ調べる中でなるほどと思うことやなんで?と思うこともあり、講義はプレッシャーではありましたが、よい機会をもらえたなとも思いました。