※参加された宇津さんと伊佐治さんが、その様子をレポートしてくださいました。
【宇津さん】
案内人になってはじめての引率者。専門の分野とはいえ、台風一過。チョウがいてくれるか不安で、7時半に着き、高原を3周しました。アサギマダラがゆっくり風に乗っていて、このタイミングで小学生のみんなを迎えられたらよかったのにと、ちょっと残念な気分になりました。
【宇津さん】
案内人になってはじめての引率者。専門の分野とはいえ、台風一過。チョウがいてくれるか不安で、7時半に着き、高原を3周しました。アサギマダラがゆっくり風に乗っていて、このタイミングで小学生のみんなを迎えられたらよかったのにと、ちょっと残念な気分になりました。
みなさんと高原に入ります。キアゲハの幼虫を手に載せて観察します。一生懸命、スケッチしてくれました。
観察できたヒョウモンは5種。ギンボシヒョウモンとウラギンヒョウモンはとてもよく似ています。ミドリヒョウモンはオス・メスのペアでアザミに来ていました。ウラギンスジヒョウモンはなかなか珍しい種で、標高の低いところには降りて来ません。ツマグロヒョウモンは温暖化の話にもつながりました。
その他、ホシミスジの飛翔観察、植物移入の問題点(都区内には公園に植えられる食草についてきた、ホシミスジの近畿亜種が増えている。乙女高原にいるのは中部亜種)、写真を利用してクジャクチョウやコムラサキの翅の構造色を学びました。
みなさん、興味津々で聴いてくれて、こっちも楽しかったです。
そして最後にアサギマダラが歩いている前方からやってきてくれて、本当によかった。
集合時間まで残り3分しかないのにもう一度キアゲハの幼虫を観察したいとのリクエストに応え、ぎりぎりまで楽しんでくれたみなさんに感謝!
なにより、天気がもってくれたことに感謝です。チョウ観察には気温と天気が重要ですからね。
【伊佐治さん】
案内人講座も受けていないのに子供たちの自然体験学習に参加させていただいたのだから、心に残る出来事はいっぱいあるはずなのですが、実は、一番印象に残ったことは、谷地坊主の観察を終えグリーンロッジに戻ってからの出来事でした。
テーブルを囲み山梨中央銀行の懸賞チラシの乙女高原スキー場の写真を子供達と見ながらまったりしていた時です。
「バカ」「ばかだ!」「バカバカ」と子供たちの声がします。「え〜っ!こんな小さいバカ!」と先生の声もします。
何言ってるんだろう?と最初ピンと来ませんでした。声のする方へ行ってみました。見ると男の子のズボンに小さい小さいひっつき虫がくっついています。ヒメキンミズヒキの実のようです。
(ああ、コジキのことか。)
谷地坊主班の引率の先生が甲府のご出身であることは、観察に出かけている間に聞いて知っていました。それでひっつき虫のことを「バカ」と言っていたのかと納得しました。ところが子供たちは日下部小学校なのですから山梨市のお子さん達です。山梨市あたりではひっつき虫のことを「コジキ」と呼んでいると思うのです。ですが、その場にいた全員が「バカ」と呼んでいました。
私の心の中は(?)でいっぱいになってしまいました。先生の影響で「バカ」になったのか。時代が変わり今では山梨市でも「バカ」と言うようになったのか。この謎が解けないとどうにもスッキリしません。
どなたか真相をご存じの方がおられましたら是非教えて下さい。
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