乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

笛川小3年生の案内   9月4日(水)

2024年09月04日 | 乙女高原案内人
※参加された鈴木さんがレポートを書いてくださいました。

 9月4日、笛川小3年生の乙女高原自然学習が行われました。6月に続いて2回目です。今回は事前に「マルハナバチの観察がしたい!」と具体的な要望があったため、「マルハナバチ調べ隊」午前中のプログラムを取り入れることにしました。とは言え通常の調査票を使うのは少し難し過ぎます。記録する内容をシンプルにした「子ども用バージョン」を用意しました。


 朝9時20分、21人の生徒と引率の先生4人を乗せたスクールバスが予定通りに到着。お迎えする案内人は6人。3つの班(1班:加藤さん・鈴木、2班:・・角田さん・荒井さん、3班:槙田さん・植原さん)に分けて調査を行います。最初にマルハナバチについて説明を行い、恒例の紙芝居は加藤さんと槙田さんがアドリブを交えて実演しました。


 いよいよ調査開始、3班が同じコースを歩くので50mほど間隔を空けてスタートします。開始早々ノハラアザミに“みーちゃん”を発見。その後も次々にマルハナバチを見つけては、調査票に記録します。最初は戸惑っていましたが、花粉団子の有無・蜜を吸っているかなど徐々に要領を得てきます。ハバヤマボクチの花に6頭もの“トラ”がひしめき合って蜜を吸っている様子に、みな大興奮! その他、虫こぶやオトシブミを観察したり、偶然にもキアゲハの産卵シーンに出逢うというオマケ付きで調査終了。

 1班では最終的に40頭のマルハナバチを観察することができました。約3分の2がミヤマ、残り3分の1がトラでオオが2頭という内訳です。花の一番人気はタムラソウ、ノハラアザミ・ヤマハギと続きます。
 すべての班が調査を終えてロッジに戻って来ると、マルハナバチに関する質問コーナーが待っていました。生徒たちの疑問に案内人が答えるというものです。

「どうして毛むくじゃらなの?」
「元々はどこから来たの(起源)?」
「働きバチの寿命は?」などなど・・・。
専門家でも回答に困りそうな難しい質問を投げかけられ、案内人がタジタジとなる場面も・・・。子どもたちの発想にはいつも驚かされます。
 自然学習を終えて生徒たちがバスで帰った後、角田さんが用意してくれた本格的エスプレッソを飲みながら1日の振り返り。今日の子どもたちが自然の魅力を感じて、また乙女高原を訪れてくれると嬉しいですね。


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