神の手。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。（旧約聖書）

　　　　見よ、わたしは、たなごころに
　　　　あなたを彫り刻んだ。

　　　　　　　　　　「イザヤ書　第49章　16節」


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　この聖書の言葉のなんという慰め。
　わたしをどんなにか救ってくれただろうか。この言葉が与えてくれる安心がわたしの生活と命を支えて下さっている。わたしが人間として生きていくのに勇気とエネルギーを与えてくださる。神の愛のなんという深さだろうか。

　「見よ、わたしは……」の「わたし」とはもちろん「主イエス・キリスト」のことだ。その主イエス・キリストが「わたし」を掌に彫り刻んでいるよ、とおっしゃっているのだ。ご自分の掌にわたしを刻みこみ、決して忘れずにいてくださる。なんという恩寵。なんという奇跡。
　なにものにも代えがたい愛。わたしは主イエス・キリストとともに生きる。わたしは主イエス・キリストとともに死に、主イエス・キリストとともに復活をするだろう。生も死も主イエス・キリストとともにあるのだから、わたしは何も思い煩うことはない。ただ祈ることだけで足りる。
　主イエス・キリストの御名はほむべきかな。


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