言の葉（レオナルド・ボフ）：主イエス・キリストの父なる神。👨‍👦。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。

　　　「お父さん」という呼びかけは、すべての人間体験の中で
　　　　最も古いアーキタイプ（元型）の一つと共鳴するが、
　　　　それは同時に、イエスが神との間に持った親しさも、
　　　　他に例を見ない独特な関係であったということを表している。

　　　　　（「主の祈り」レオナルド・ボフ著山田経三訳　教文館　）

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　主イエス・キリストは、ご自分の神を「お父さん」と呼んでおられた。それは、ご自分の神を宣教するために当時としては殊更突拍子もない呼び方をお選びになったわけではない。
　主イエス・キリストはわたしたちフツーの人間と同じようにご両親からお生まれになった。そのご自分の体験から、神を「お父さん」とごく自然に呼ぶことができたのである。では、なぜ「天の父なる神さま」はそう呼ばれることを良しとしたのか？
　それはフツーのクリスチャンのわたしに言わせればごくフツーのことであり、ごくナチュラルなことだ。だって「天の父なる神」が人間としてのご自分を創造なさったのだから。だから上記引用のボフに与えられた主のみことばにあるようにすべての生きとし生けるものの「お父さん」が主なる神なのだ。すべて生きとし生けるものの人間として動物としての最も古いフツーの「体験」である。
　どのような人間もどのような動物もみんな自分を生んでくれた父親に対しては、、尊敬と愛をもっている。だから子なる神イエス・キリストは「パパ」という少し甘えた感じで「父なる神さま」を「お父さん」と呼ぶことに何も罪意識を感じないどころか、ごく自然に彼の口をついて出た神への呼びかけであったのだ。
　わたしたちいのちのある者はみな「天地の創造主」つまり主イエス・キリストの呼ぶ「パパの被造物」なのである。




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