じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

般若心経

2006年05月31日 | 日々のこと
今夜のHV特集では「生きて死ぬ智慧」の著者、柳澤桂子さん
般若心経の新たな科学的解釈について語っていた。
(下記は柳澤さんの訳文)

色即是空  空即是色

形のあるもの いいかえれば物質的存在を 
私たちは現象としてとらえているのですが
現象というものは 時々刻々変化するものであって
変化しない実体というものはありません
実体がないからこそ 形をつくれるのです
実体がなくて 変化するからこそ
物質であることができるのです

是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減

あなたも宇宙のなかで 粒子でできています
宇宙のなかの ほかの粒子と一つづきです
ですから宇宙も「空」です
あなたという実体はないのです
あなたと宇宙は一つです

宇宙は一つづきですから 
生じたということもなく 
なくなるということもありません
きれいだとか 汚いだとかいうこともありません
増すこともなく 減ることもありません
「空」にはそのような
取るに足りないことはないのです


般若心経についてはこれまでも何冊か解説本など読んできて、去年だかこの本も読んでいた。
宇宙のなかで考えるイメージ、私も漠然とですが同じような捉え方をしていましたから我が意を得たり、と感銘したものでした。勿論全体としてはもっともっと奥深い私たち凡人には理解し得ないことがらなのでしょうが・・・・

最近になり解りかけてきた宇宙の構成や成り立ち、ビッグバンから広がり続ける無限の宇宙、何百億光年かなたの無数の銀河も粒子の集まり・・・まさに実体は空の世界が想像されます。
お釈迦様は2000年以上の昔、その宇宙の成り立ちを悟られていたのか。
それにしても「般若心経」たった272文字で宇宙の真理を表しているのはすごいこと、大般若経という分厚い600巻500万文字のお経のエキス部分だけ凝縮したものだそうな。
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銅山記念館のサツキ

2006年05月31日 | 写真
爽やかとは程遠い雨の多い5月であった。
別子銅山記念館の屋根のサツキがちょうど満開になっている。
多い年には、一面赤くなるが、今年はちょっと花付きが少ないようだ。
別子銅山鎮護の神を祀る大山積神社の境内にあって、記念館の建物は煙突山(生子山)の山腹に半地下方式で重厚な造り。写真の中央右付近に入り口がある。
中は別子銅山の歴史や採鉱技術にまつわる展示館となっていて、入館は無料。月曜日が休館日。

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