今年もあの大雪の中、黒い和合羽に身を包んだ若い僧侶たちは、雪道を素足にわら草履のいでたちで一軒一軒托鉢に回っていた。写真の題材にはなるけれど、見るに見かねるほどの苦行姿にそれは出来なかったものだ。
寒くてもラヴの散歩だけは朝夕欠かさず続けている。
今日も赤石下ろしの風は冷たい一日であったが、日差しが戻り歩いていると汗ばむほど。途中で托鉢の行列に出会った。家並みにかかると一人ひとりが玄関で読経をして、移動はこのように行列で歩いている。前回大雪で回りきれなかった地区があったのだろう。
梅もほころび始めている。今日は日差しの中にのどかな景色だったので撮らせて貰った。
こんなハズレは嬉しいものだ。
予報では今年一番の寒さで、一日中曇り高知では雪になるとの天気予報が大ハズレ、朝からぽかぽか陽気の小春日和(とは言わないのかも知れないが・・・)
梅の蕾がほころび蝶も見かけた。
ツグミやホオジロなど冬鳥の鳴き声が盛んに聞こえるが、なかなかコンパクトデジカメでは撮らせてくれない。やっと撮れたのはモズと空を舞うアオサギ?。
10時過ぎに散歩に出かけて、トボトボとさまよっていて帰ると12時前であった。かみさんは今日、人間ドックの検査、終わってからテニスをしてくるといって出かけた。相変わらず元気なのだけれど、案外と急に倒れるのではないかとかえって心配している。
民主党、次はガソリン国会だと息巻いている。
テロ特措法で引きずりまわした挙句に、何のことはない可決されたらあっけらかん、最近の国会は国民不在で政党間の駆け引きだけで動いているようだ。
諸外国からは日本の政治が馬鹿にされているのではないか・・・・。
何でもやってみたがりの私だが、今度ばかりは珍しくかみさんが買おうと言い出したものである。「お父さん、あれはいいよ、ゲームといっても運動になるし楽しいよ・・・」なんでも以前に横浜の孫のところでやったら楽しくて仕方がなかったのだという。エリザベス女王も夢中になったとか。
早速テレビに取り付けて、Wii Sportsというのをやってみたら、おっとこれがなかなか面白い。いい年をした2人でテニスにゴルフ、ボクシングまで乗り乗りになり、ついつい体中使って息切れしそうになるほど夢中になってしまった。忘れかけていた運動神経をそれなりに呼び起こしてくれる。
しかしこれも初期現象で、そのうちにやらなくなるのかもしれないが、退屈しのぎにテレビばかり見ているよりは確かにいい。
次はWii Fitを買おうと話しているところ・・・。
メールで最近の写真が届いた。
電話ではしょっちゅう話しているが、こういうのを見るとやはり元気な様子が伺えて嬉しい。
rikuは新学期が始まり、スクールバスで日本人学校へ通い始めたらしい。「友達も出来て楽しいよ」との明るい声に安心。
これリゾートホテルかと思いきや、マンション(コンドミニアム)の中庭にあるプールだそうである。ところ変わればですねえ・・rikuは大喜びで日課のように泳いでいるらしい。
yuuちゃんは背景に溶け込んで既に中華系に染まっている感じ、こちらは2月から現地の幼稚園に入る予定だというが、馴染みは早いだろう。
ただ、何かといえば熱を出していたのでその点が心配。
ジジ馬鹿だねえ。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ・・・とパック入りの七草がスーパーで売られているが、大根カブ以外はほぼ野草というか雑草。
平安の昔に始まったといわれるこの行事、この季節の青菜といえば限られていて、これらが貴重な若菜だったのでしょう。天皇様だってこんな和歌を詠んでいます。
「君がため 春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪はふりつつ」
今年は坊主さんの奥さんが畑で採ったばかりの七草を届けてくれた。
「セリ、キクナ、ミズナ、ナノハナ、タアツァイ、スズナ、スズシロ」の七種。
いかにもみずみずしくておいしそう、タアツァイがちょっと異種ながら新七草と呼ばせてもらうことにしよう。今夜はおいしい七草粥がいただける。
正月明けの区切りとなるこの慣わし、現代人にとってもいいことですね。
併せて息子さんが釣ってきたばかりの太刀魚もこんなに沢山戴いた。釣果は40本以上、ご近所に配っていました。
防寒は完璧というもののこの寒風の中、釣り好きとはいえ大変なことです。
こちらも刺身、塩焼き、煮物としばらく楽しめます。ありがたい。
元旦、風も治まりまぶしい初日の出が拝めた。穏やかな元日である。
ここ二三日の寒波で初雪が降り、煙突山の背後の銅山峰の駿馬の雪形が見え始めた。
昨夜は“坊主さん”夫婦がみえて、一杯やりながら「紅白歌合戦」を見て年越しの時間を共にした。歌手一人ひとりや舞台装置などを野次馬批評しながら、お互い紅白をこんなにじっくりと見たのは何年ぶりだろう。まあ一言で言ってNHKの紅白にかけたがむしゃらな奮闘振りの集大成と見えた。
歌い古された演歌や、若者のテンポの速い歌が大部分を占める中、歌手の名前は定かではないが「吾亦紅(われもこう)」という歌に心引かれた。他にもコブクロの歌や千の風になって、それにさだまさしの「Birthday」(家族に乾杯のテーマ曲)など、暖かくて優しい歌が今の時代の人々の心を引き付けるような気がする。単なる個人感性?
さて今年はどんな一年になるのだろうか。
政治も社会も個人的にも、落ち着かない波乱含みの年になりそうだけど、一喜一憂ジタバタあくせくせず、今までと同じように自分流で何とかその場を乗り切っていければと思っている。