ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

「車窓からのセメリング峠」をご覧くださいませ!

2009年12月16日 01時41分50秒 | ’09秋・ウィーン~ザルツブルク
2009年10月10日
ウィーン→マリボールの列車より


セメリング峠を橋やトンネルで渡ってるうちに、、、




いつの間にか雲が列車の下に位置するようになってました。。。

かなり登ってきてます。。。
そして山深いところまで来ました。

列車は相変らず大きな音できしませながら、急坂と急カーブ、そしてトンネルを通りながら登ってます。


実は、このセメリング峠。


1998年に世界遺産に登録されたんです。



当時としては画期的な「鉄を一切使わない」、そして「自然と一体化した」建築物として高く評価されて認定されたそうです。



それはもちろん橋であり、、、
さらには、、、




トンネルにつながってるこのアーチ型の柱。
落石よけのようですが、まるで宮殿の回廊を歩いてるようです。
ここでも高度な建築技術が使われてたんですね。。。


そして、この峠に鉄道が開通したのは今から155年前の1854年!
(日本はまだ江戸時代!)
信じられますか???


風景だけでなく、建築技術、そしてその歴史にもただ驚くばかりです。。。





小さな駅を通過します・・・
厳しい峠ですが、こうした駅は峠にいくつかあるんですよ。
しかも各駅停車が、朝から夜まで1~2時間おきにあり、ちゃんと停まるんです。

しかも構内も割と整備されてるようです。
乗り降りする人は少ないでしょうが、こうして利便を確保できてて、まさに「地元に優しい鉄道」ですね。。。
どっかの国の鉄道会社に見習って欲しいです。。。(苦笑)




紅葉がそちこちに。。。
まさに「秋の峠の風景」ですね・・・




また橋を渡ります!
こうして見てるだけで、カーブのきつさ、坂のきつさ、そして山の険しさがよく分かると思いませんか?
そして、よくこのあたりにこうして線路が、150年以上前に敷かれたと思いませんか???


でも、険しいからこそ、風景は絶景ですよね!
しかも、この橋、紅葉とよくマッチして、列車から見てもいい風景・・・

そんなセメリング峠にすっかり夢中になってました。。。



ル~♪さん、こうして窓から見れば、よく見えて、撮れますよ!(笑)