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『パウロの”宣教報告”に学ぶ-“神の摂理”』(ピリピ書講解説教第8回)ピリピ1:12~14より 2021年6月27日小山コミュニティチャペル礼拝

2021年06月30日 | 5.小山CC礼拝の様子 動画

『パウロの”宣教報告”に学ぶ-“神の摂理”』(ピリピ書講解説教第8回)ピリピ1:12~14より 2021年6月27日小山コミュニティチャペル礼拝


『パウロの宣教報告に学ぶ-“神の摂理”』(ピリピ書講解説教第8回)ピリピ1:12~14より 2021年6月27日小山コミュニティチャペル礼拝メッセージ

2021年06月30日 | ♪ 聖書からの話―礼拝メッセージなど―

2021年6月27日礼拝メッセージ 要旨

■『パウロの宣教報告に学ぶ-“神の摂理”』(ピリピ書講解説教第8回)

■聖書箇所:ピリピ1:12~14

■中心聖句:

・ピリピ1:12 さて、兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったことを知ってほしいのです。

・エペソ1:11 「すべてをみこころによる計画のままに行なう方」

 

・幼稚園の先生と園児のやりとり。

・「せんせい、きょう、おとうさんはおおさかにいったんだよ」

・「そうなんだ。~ちゃん。新幹線でいったんだろうね」

・「ちがうよ。あるいていったよ」

・「うーん、大阪まではあるいていけるかなあ?新幹線じゃないの」

・「だって、あるいていったんだよ~!」 

・ほほえましい会話でした。

 

・今日のメッセージにどう関連があるのでしょう?

・ピリピ書、続けて学んでいる。

  :1~2 あいさつ。

  :3~6 パウロの感謝。

  :7~8 パウロの愛の告白。

  :9~11 パウロの祈り。

  :12~18 パウロの宣教報告。この箇所はその前半。

 

・《内容》 

:12 ピリピ教会の人々に「知ってほしい」ことがあった。「私の身に起こったこと」(投獄 :13.14)が「福音の前進に役だった」!!

:13 親衛隊の兵士たちへの影響。投獄された理由、それは「キリストのゆえ」だ!

:14 「兄弟たち」への影響。パウロの投獄をきっかけに、確信を与えられた!恐れることなく、大胆にみことばを語るようになった!

 

 

・この箇所から何を学び取るべきでしょうか?

 

・一つのアプローチ、「パウロに見習いましょう!」

 ・前向きなパウロに!投獄さえも福音の前進に役立っている!「積極的思考」でいきましょう!

 ・福音をのべ伝えたパウロに!親衛隊の兵士たちへの証し、伝道。「伝道しましょう!」

 ・福音の前進を熱望するパウロに!心のあり方こそ見習いましょう!パウロは、「福音の前進」にかけていた!「燃える心でいきましょう」

 

・その通りです!どれも有益です!

 

・でも、今日はあえて別な面から学びたい! 

・この聖書箇所でのパウロの「意図」を読み取りたい。

 

・:12 さて、兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったことを知ってほしいのです。

 

・パウロはこう言っているでしょうか?「私はがんばっている。積極的思考で、伝道に燃えて、熱い心で!私に見習いなさい!」

 

・:12 さて、兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったことを知ってほしいのです。

 

・こう言いながらパウロは指さしているのではないでしょうか。天を!

・パウロはこう言っているのではないですか?

・「神様です」、「神様のみわざです」、「神様が働いておられるのです」

1.パウロは言外に、「神様だよ!」、「神様が働き続けてくださっている!」とあかししているのです。

 

(あ)13節 親衛隊の全員に、キリストのゆえに投獄されていることが明らかに。

・神のお働きがあったからこそ!

・これは推測だが。パウロの見張りをする兵士たち。「このパウロという人物は、ちょっと気になるぞ。なぜ投獄されたのか?」→「キリスト(?)のゆえ?どういうことだ?キリストって誰だ?」(興味、関心、好奇心)

・伝えたら人は受け取るか、と言ったらそんなことはない!伝道するときたびたび経験する。

・神様の細やかなお働きがあってこそ、福音は伝わっていく。

 

(い)14節 兄弟たちの大多数は、確信を与えられた。そして、大胆にみことばを語るように。

・神のお働きがあったからこそ!

・普通に考えるなら、明らかに状況は不利!

  (a)リーダーの投獄! 力をそがれた。   

  (b)これから教会はどうなるのか、見通しが立たない。不安。

  (c)キリストのゆえに投獄されてしまうかもしれない。恐れ。

 

・神のお働きのゆえに、想像される事柄と逆の結果が。

  (a)リーダーの投獄。→自分たちが立ち上がらなければ。自覚。発奮。

  (b)これから教会はどうなるか、見通しが立たない。→我々の責務は?福音を伝えることだ!

 (c)自分たちもキリストのゆえに投獄されてしまうかもしれない。→覚悟を決めた!「私たちも行って、主と一緒に死のうではないか。」(トマスの言葉、ヨハネ11:16)

 

 

・ピリピ1:6 「あなたがたの間で良い働きを始められた方は、…」

・神は、「すべてを みこころによる計画のままに行なう方」(エペ1:11)!

 

・神学用語では「神の摂理」と言われている。 

・定義 ウェストミンスター大教理問答 問18の答 神の摂理のわざとは、すべての被造物に対する神の最もきよい、賢い、力強い保持と統治であり、全被造物とその全行動を、ご自身の栄光のために、秩序づけられることである。

 

・パウロが信じていた神様と同じ神様を私たちは信じている!摂理をもって世界を、歴史を治めておられる神様を!

・私たちの歩みにおいても、神様は働き続けておられる、ということ!

2.神様は、「あなたの身に起こっていること」を、神様のみわざの前進のために用いてくださるのです!良いことも、悪いことも、です!

・パウロにとっての投獄。それさえも、神は用いられた。良いことも、悪いことも。大きいことも、小さなことも。

 

 

・私の体験。岩本兄弟が小山CCに導かれた経緯。

・結城街道の横断歩道にて。当時、中央町に在住。教会のプログラムの時(車で、家族で)、塾の時(自転車で)、花垣町の教会へ移動して活動。

・ある日、自転車がパンクだったか、不調だったか、歩いて教会へ。全盲の岩本さん、横断歩道でとまどっていた。「お手伝いしましょう」と声をかけ、横断歩道を渡るのをお手伝いした。

・岩本さん、「ありがとうございました。ところで、この近くにアパートはないですか?」(なぜ?)

・「捜すのをお手伝いしましょう。ところで私は教会の牧師をしています。教会に来てみませんか。」(なぜ唐突に?)

・「キンカ堂でいついつ、待ち合わせしましょう。」

・そのことがきっかけに教会へ来るようになり、イエス様を信じ、受洗(2003年)。小山CCの初期のメンバーとして、信仰の歩みをともに歩んだ。(数年前に主のみもとへ召された)

 

・なぜ、自転車が不調だったのか?歩きでなければ声をかけることはなかったかも。

・なぜ、岩本さんは横断歩道でとまどってしまったのか?アパートの話を見ず知らずの私にしたのか・・・?

 

・神様です!!神様の摂理です!

 

3.私たちは、神様に全面的に信頼し、すべてをゆだねつつ、導かれる一歩一歩を歩んでいくのです!

・すべては神のご計画の内にある。私たちはシナリオ通り、役者のように生きなければならないのか?

・そんなことはない!

・神の計画、摂理、これは神様の側からの真理、表現。

・私たちは、そのことを大原則として受け止め、神様に信頼していくおゆだねしていく

・そして、主にあって、普通に、自然に、祈りつつ、感謝しつつ、時には、悩み、苦しみ、うめき、涙しつつ、一歩一歩、主とともに歩んでいく!

 

宣言:神様、あなたはすべてを治めておられ、みこころの実現のために用いるお方です!あなたの栄光のために、そして、神の民の祝福のために!私たちは、あなたに全面的に信頼します!ゆだねます!そして、一歩一歩、あなたとともに歩んでいきます!