『みわざを進められる神②-従う人を通して』2021年12月12日小山コミュニティチャペル礼拝
2021年12月12日第3アドベント礼拝メッセージ 要旨
■タイトル:『みわざを進められる神②-従う人を通して-』
■聖書箇所:ルカ1:26~38
■中心聖句:ルカ1:38 マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。
◇聖書箇所をお読みください。
・今日の聖書箇所はどのような内容か、見ていってみましょう。
・先週、学んだザカリヤへの御使いの現われの場面は、神殿、祭司、香をたく厳かな儀式、人々の祈り、など宗教的な雰囲気に満たされている状況の中だった。
・今日の箇所の場面は、打って変わって、ナザレという小さな村里、庶民の暮らし、日常生活の真っただ中。
・御使いガブリエルが神に遣わされ、ひとりの女性のところへやって来た。
・その女性の名は、マリア。夫となる約束をしているヨセフはダビデ王の家系ではあったが、田舎町の大工にすぎなかった。
・28節 御使いのあいさつ。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」
・29節 戸惑うマリア!
・30~33節 御使いのメッセージ。内容は・・・
・30節 「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。」
・「神から恵みを受けた」 直訳では、「神の恵み(カリス)を見出した」=「神に気に入られた」
・英語では you have found favor with God. 直訳 神の愛顧を見出した。神に気に入られたのです!
・31節 「見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。」
・男の子を産むという預言。その名は「イエス」。
・その子はどういう子であるか?
・32~33節 その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。
・「大いなる者」=偉大な人物 Bpヨハネと同じく。(1:15)
・「いと高き方の子」=神の子としての絶対的な独自性と至高性(absolute uniqueness and highness)(ゲルデンハウス、ルカp76)
・「ダビデの王位」=約束された救い主メシアの地位。
・「支配に終わりはありません」=“永遠”の御支配。
・34節 マリアの反応! ・「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」
・疑い、というよりは驚きと、どのようにしてそれが実現するか説明を求める表現と受け取れる。(ザカリヤは「信じていなかった」のだが)
・35~37節 御使いの説明!
・35節a 「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。」
・聖霊によるみわざであること。
・35節b 「それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。」
・聖霊のみわざであるゆえにともなうことがら、二つ。
・生まれる子は「聖なる者」であること(贖いのみわざを実現する資格があるということ)
・「神の子と呼ばれます。」 32「いと高き方の子」と同じ。
・36節 エリサベツの事例を取り上げて励ましを与えている。「見なさい。あなたの親類エリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六ヶ月です。」
・37節 「神にとって不可能なことは何もありません。」
・神にできないことはない、ことが宣言される!
・38節a マリアの応答!!
・「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」
・38節b 去って行く御使い。「すると、御使いは彼女から去って行った。」
・何を学び取るべきでしょうか?
1.救い主を遣わすにあたっての、神様の圧倒的なみわざを心に留めましょう!
・圧倒的なみわざ、と言えるでしょうか?
・ある意味では、今日の箇所、「対話」に過ぎない。
・しかし、ある女性と「神から遣わされた御使い」との対話!
・しかも、その内容は、「救い主が遣わされる」!
・さらに、そのために、「あなたが救い主の母となるのだ」!
・驚くべきやりとり!
・神様の熱心の表れ!(イザヤ9:6)
・神様の側のことだけでは不十分ですね。
2.神様のみわざの前進のためには、人の側の応答である「神への献身」(神のご計画に自分をゆだねること)が大切なことです!
・先週は、ザカリヤの記事から、不信仰な者さえ用いられる、と学んだ。
・それは確か!主のあわれみ!ザカリヤはそうだった!
・しかし、気をつけないと、人は片寄りやすい。それなら、神に応答しなくてもいいじゃないか、不信仰でもいいじゃないか、神がみわざをなされるなら。
・みことばが示す教え、勧めに心を留め、応答すべき。
・失敗したら悔い改めて赦しをいただく。
・神様に応答していきましょう!
・神様のお働きに、身をゆだねましょう!毎日!「あなたのみこころがなりますように」(主の祈り)と!
・神様に、自分自身をおささげしていきましょう!
3.神様に自分自身をささげいくにあたり、その原動力は、「神様の恵み」であることをしっかり心に留めていきましょう!
・28節 「恵まれた方」
・30節 「神から恵みを受けたのです」
・恵みとは? 「恵みとは、愛なる神の、人間に対する好意(愛顧)、またはそれに基づく働きかけである。それは、特に受けるに値しない対象に向けられた神のいつくしみである。」(新キリスト教辞典)
・神様は、あなたに恵みを注いでくださってのではないでしょうか。
・救い!
・神と共に歩む歩み!
・永遠の命!
・神様の恵みを感謝しつつ、献身の歩みをさせていただきましょう!
■宣言:神様、あなたの大きな恵みのゆえに、あなたは救い主イエス様を遣わしてくださいました。私たちは、あなたの救いの恵みを覚えつつ、自分自身をあなたにささげていきます。「あなたのおことばどおり、この身になりますように」!