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「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

リアクションボタン拙案(いいねはいらない)検討

2021-08-01 | ビッグマウス(砕けた文体)(仮)

SNSや発言小町これポチ、Yahoo!ニュースやGitHub・Slack・各種プラグインなどさまざまな媒体・プラットフォームなどで日々行き交う「リアクションボタン」についてにわかに注目が集まっているようですね。
ユーザーにとってはコメント文をこさえるよりずっと気楽ですし、一見さんユーザーの受け手にとっても即反応をもらえる貴重なコミュニケーション装置であります。
今は業界もまだ試行錯誤の段階でありますがいろいろなリアクションを限られたボタン配列の制限の中、どれを採用していくのかに提供者側のセンスとニーズが見え隠れしていてなかなか面白いものであります。
感情をベースにしてスートを分化派生させていくのもあれば実際のコミュニケーションにおける齟齬をなくすための方策であったり、集約把握の省力化のために活用している例もあるでしょう。
また、一部の人たちには抵抗もあるかもしれませんがネガティブ評価に関するフィードバックも避けては通れない問題であります。
何にせよ場を提供する担い手側がこうしたユーザーからのリアクションを推進力にして良質なコミュニティを生成循環させるために、ときにはフィルターとして、またあるときにはコンテンツ誘因力として補助線的に機能させるものであります。
このようにリアクションボタンは担い手側の恣意的な思惑を実現する導線づくりそのものだと言えるといってもいいでしょう。

まあ小難しい事は抜きにして、私がブログをやっていてこうしたらいいのに…という理想のリアクションボタンを考案してみましたのでまずは御供覧ください。。。



【リアクションボタンこんなのがあればいいのに】

(♥寄り添い)/(♠刮目)/(♦暮らし活性)/(♣列挙補完)の4種類のボタンです。…いかがでしょうか?

みなさんもよく経験されているかと思いますが、悲しい出来事や「いいね」と返すのが適切でない投稿に間違っていいねを押してしまって後悔したことはありませんか?
…こんな失敗を繰り返さないためにネガティブでもポジティブでどちらでも受け取りようのある【寄り添い】というキーワードを設定してみました。
まず一番左の配置というのは脊髄反射でつい押してしまいがちですのでこちらの失敗を避けるというのが最優先です。
ヒャッホーと喜ぶべきところに寄り添いなんて堅苦しいではないかという異論もあるかと思いますがこれは慣れです。字面というよりも配置の条件反射が積み重なって学習がなされれば視覚的経験として定着していくものだろうと楽観視しております。
適用される場面としては、ほっこり・あるある・共感・祝福・やってるね・応援・哀憐・試練・お悔やみ・お気の毒…などがあると思います。

次に配置するボタンは【刮目】であります。こちらもネガティブ・ポジティブ両方に使えます。
当てはまりそうな展開としては、議論・視点・読み解き・構成・采配・決断・主張・接触・問題提起・考えさせられた・再評価/回帰・アイデア・発見・とんち・非対称な事実・良くも悪くも目立つ・逆張り・続きが見たい・経過観察・要注意…などがそれにあたるでしょう。
もともと刮目には「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」の格言のように[目をこすってよく見ること。注意してよく見ること。変化等に注目すること]というニュアンスをもっており、
「刮目」とはなかなかに緊張感のある強い言葉ですが日常使いとしてカジュアルにやわらげながら使っていきたいとの目論みもあります。

そして3番目は【暮らし活性】です。これは日常でも非日常でも構いません。共通しているのは経済活動(ささやかでも)を主眼に置いているところであります。
その他、足を運ぶ、時間をかける/割く、贈り物をする/もらう、通院入院保険健康づくりなどの金銭以外の労力、資源、配慮などを行使するものも仲間に入れるものであります。季節もの、軽めの時事問題もアリとします。
嫁姑問題・遺産相続・労使関係・投資副業メルカリヤフオクポイ活なども適用範囲をこの際見境なくぶち込んでしまいましょう。弔事不如意事なども決して排除するものではありません。体験談というものは貴重です。
【寄り添い】のときは気持ちに軸足を置いていましたが、こちらは内容のディティールに価値があると判断したときに評価したいリアクションであります。
サブスク観賞や読書レビューなどのように【刮目】論点のありそうなテーマもあるのですが、ライフスタイルとして楽しみを共有したいのであれば【暮らし活性】を選択するのも適切であるかもしれません。このへんは臨機応変にということで…。
反映シチュエーションとしましては、買いたい・真似たい・調べたい・リマインダ・地域・お茶の間・所属職場・季節感・天候・収穫栽培飼育狩猟釣果・ペット・ハウスキーピング・食・リサイクル・リユース・旬の話題・おトク・教訓・リーガル事・ハウツー・段取り・ホームセンター…などがあるでしょう。

最後、4番目のボタンは数合わせというのでなく今後のWebシーンに欠かせない新機軸の視点、【列挙補完】であります。
現代社会は列挙の時代であります。ネット上には「売れ筋商品○○選」「趣味垢創作垢プロフィール欄:ジャンル/作品名列挙」「(列挙何点か挙げ)『当てはまる人は○○』論法」「マーケティングやプロモーション手法:列挙したものの中から自然と選びたくなる心理」
…など列挙に関する情報が溢れかえっています。
ただ残念なことにGoogleなどの検索では単に列挙しただけのコンテンツはスパムとみなされてなかなか検索上位には上がってきません。
しかし私などのようにせっかちなユーザーは書き手の思い入れであるとかエピソードはいらないから単に情報としての列挙ユニットが知りたいというニーズもあるのではないでしょうか。
もちろん日常雑多雑談記事に列挙成分が混ぜ込んである場合は是や善しであります。先日の拙記事のように「マリトッツォ、姜葱醤、産直にんじんのおいしいジュース」のようにジャンル・フレームを取り払って列挙の名のもとに斬新な取り合わせを出現させるのも列挙の新しい使い方であると思います。
こういった検索でなかなか拾いきれない有用な列挙、または補完になったという情報価値を見逃さずに留めおき、アクセス容易にさせるための仕掛けがこの【列挙補完】というわけです。いろいろ使いどころの楽しみなリアクションであるかと思いますしスキマ需要は高いのではないかと見積もっておるところです。

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さて、ここからは余談ではありますが、「こんなRPGがあればいいな~」「戦闘はこうで…」「世界観はこうで…」「ワールドマップはこうで」といった妄想想像の産物、私が昔たわむれに書き記した「黒歴史ノート」においてちょいと関連しそうな記述があったのでこっぱずかしながら皆様に披露し、リアクションボタンとの関連について深掘りしていこうかと思います。
仮に「チーズおかか戦記」とでも名付けておきますがそこに出てくるファンタジー種族(ヒト型の者に限る)の分類として以下のタイプを立てました。

・ミノワ族
・ヤシャ族
・ミズホ族
・ハクラク族

なにやらカタカナでは書かれていますがこれは完全に日本オリエンテッドな命名で、厨二病よろしくわざと外来語っぽく表記しています。(中二病といっていますが結構いい歳になってから思いついています笑)
この表記のもとになった日本語項目の意味を久しぶりに再確認しておき、最初は順番も性質もまちまちでありましたが今回のリアクションボタンのボタン特性になぞらえられるように無理やり当てはめてみたところ意外となんとかなりそうでしたので今回採用した次第であります。
漢字表記での項目詳解と意味について↓にあらためてコピペしておきます。

1箕輪(黒歴史ノートでは箕童とされていた)
 →中世に豪族の屋敷を中心とし、周囲に農民が居住して形成された集落。とあります。
  そこから「共同体」というイメージを連想しました。
2夜叉
 →古代インド神話に登場し、顔かたちが恐ろしく性質も猛悪なインドの鬼神を夜叉といいます。とあります。
  釈迦の説法によって帰依してのちに仏教に取り入れられ護法善神となったといいます。荒ぶる神のイメージです。
3瑞穂
 →瑞穂は、「みずみずしい稲の穂」を表す言葉であり、「みずほの国」は、実り豊かな国を意味する日本国の美称として用いられています。とあります。
  農業に関するいとなみは生活そのものであります。豊かさのほかに暦やライフサイクルなどのイメージも農事と適合します。
4伯楽
 →馬のよしあしをよく見分ける人。また、農家を巡回して牛馬を治療する人。転じて、人物を見抜く眼力のある人。とあります。
  現代の目利きですね。すぐれた資質を持った人を見抜く力のある人物を「名伯楽」と呼んだりします。

つまりこういうことです。先のリアクションボタンに対応させてみると

(♥寄り添い)  → ミノワ族
(♠刮目)    → ヤシャ族
(♦暮らし活性) → ミズホ族
(♣列挙補完)  → ハクラク族

…うまくまとまりました。

何が言いたいかというとバラつきのあるのをうまく取りまとめるためには、抽象化が必然となってくるということであります。
ただ都合よく包括できるようなそんなファジーな境界領域の単語というものはなかなか見つかりにくいのだということにぶつかってしまいます。
そこで編み出した苦肉の策が、シチュエーション領域の人格化であります。ええと、これはもちろんリアクションボタンの話しでありますよ。
額面通りにリアクションが擬人化キャラクターとなってあれこれ反応するというのではなくて、むしろこの記事に着目しているのはこの種族ですよー、というふうに種族というものをテコにして道具立てしていこうという効果を狙ったものであります。
キャラクターや種族であれば適用の整合性に悩まされることもぐっと減ります。だってそれはそういう人なのだから、で説明がつくからであります。

最近ではLINEスタンプやいらすとや素材、あるあるピクトグラムみたいに、「タイピカルな事をプロトタイプ類型化して一枚絵にまとめる」なんていうような抽象集約活動が台頭してきています。
抽象化の動きは視覚的(画像)やテキストに拘わらず、そしてまたキャラクターのビジュアルやシチュエーション・関係性の記号化も表面上は具象を身に纏っているかのように見えますがそこにははっきりと過去の積み上げからの類型化が潜んでおります。
抽象化能力は子供には理解するのが難しいと言われておりますが時代は令和、小学生からのプログラミング教育必修化などがすでに始まっておりむしろ抽象化思考がこの情報活用化時代に求められている必須能力なのだと言っても過言ではないでしょう。
その延長上としてわれわれが求める、求めないにかかわらず様々な抽象化の営みの円熟期にはこういったキャラクターを使った「人格に依る統合化での理解」が進んでいくものだと思われます。

ですのでせっかく作った(♥寄り添い)/(♠刮目)/(♦暮らし活性)/(♣列挙補完)の4タイプのお題目もただの通過点に過ぎずいずれはなんだかよくわからないキャラクターに置き換わってしまう日が来るのかもしれませんね。
でもそれでもいいんです。おかげで私の黒歴史ノートの一部もこうして日の目を見ることにもなりましたし。
徒花上等!リアクション高騰!

さてこの記事につく新しいリアクションボタンの反応具合はどうなるのでしょうか?
寄り添い?刮目!
できれば近い未来にあなたのくらしに届いていればいいなー、などと思う今日この頃であります。

 


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