「格助詞は 別入力ですか?」
ペンタクラスタキーボードの基本コンセプトの出発点は、でにをは別口入力です。
盤面のレイアウトからタッチ液晶画面の操作方法にいたるまで数々の検討を重ね
こうして大幅なコンセプトの改良案をUPすることができました。
実に7年ぶりです。
是非、PC環境で閲覧してみてください。
§1~§5まで連続シリーズ物の記事なので、ブックマークは
「ペンタクラスタキーボードの基本コンセプト☆」のブログ記事一覧-P突堤2
のカテゴリごとブックマークするのが吉だと思いますのでぜひぜひよしなによろしくお願いいたします。
このコンセプトでは「文字コードを1から変えるゾ」とか「ティム・バーナーズ=リー博士のWWWとは別物の新しい通信網を作る」
とか根拠も実績もなく派手な惹句を掲げてはいますが
そういった雄大な話ではなくて
日本語入力をしている人なら誰もが一度は思う
「助詞の切れ目を何とかしろ」
「入力モードの切り替えが煩雑すぎる」
というような普遍的な問題意識に真正面から取り組んで、派手さはないが腑に落ちるような対処法でむしろ常識的な解決方法を提示しているのだということが
お読みになられればよくわかると思います。
特に繰り返し動作・日常頻出性には気を配り何べんも頭の中でシミュレーションしてインターフェイスを設計していきました。
文字入力のいとなみは、私たちの日常の食糧や燃料と同じくらい反復性の高い活動でありますので、
いままでここに手を付けてこなかったのはむしろ不思議なくらいであります。
根源を変える、構えを変えるというのは、手順や構成をガラッと変えてしまうリスクをはらんでいます。
でも長期的な視点に立てばリスクの勘定よりメリットの恩恵のほうが相対的に上回るということがやがて明らかになり
いずれ早晩、確度のあるリアリティを帯びてキーボード談義がおこなわれる日が来るのもそう遠くないと思っています。
よく「○○は××の顔をしてやってくる」という言い回しがありますが、
"柔軟性"はどんな顔をしてやってくるのでしょうか?
今記事作成中には気の利いた言葉が浮かばなかったのでちょいちょい頭の隅におきながら当座の宿題としたいと思います。