旨い処探索同好会

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日記 012 カントリー・リビング その5ークマ騒動・トラップ(Trap)

2011年11月03日 19時41分40秒 | 日誌


今日久しぶりに雨が降った、予報では一週間ばかり雨の日が続きそうだ。 ここ数日、朝からカラスが周りの木に集まって騒々しくしている。 カラスは親戚つき合いもチャンとするし家族思いだと聞いた事がある。 あっちで「カァカァー」、こっちで「カァカァカァ」と情報交換をしている、カラス達の井戸端会議か、ひょっとしてクマの事が話題かもしれない。



昨日お隣に電話をしてクマの糞の状況を伝えると、既にゲーム・ワーデン(Game Warden)に連絡をしてトラップを設置したとのこと。 一度家の近くまで来てドッグフードを食べているので又いつ戻ってくるか分からない、偶然に鉢合わせにでもなると危険だ。 何とか早く生け捕りにしてどこか安全な所へ連れて行かなければならない。 我が家のディアー・フェンスだってクマにとってないに等しい、 内側で犬達が吠えてなければ簡単に壊して入ってくるだろう。 とにかく、どんな罠なのかみんなで見に行くことにした。



田舎のこの辺りでも最近クマのサイティングの話は滅多に聞かなくなった。 たまに誰かがクマが歩いているところを見てもたいして話題にならないし、次の日には山に戻って続けて見かけることは、ほとんどなかったからだ。 今回は事情が違っていてクマが、長くこの辺りに居すぎる。
かなり頑丈に出来ている様に見えるトラップだ。 何故広く開けた所に設置したのか、又ベイト(bait)は何か分からない。 



これは湯気こそ見えないがかなり新しい感じのする糞のようだ。 動物の糞は米語で、dropping, dung, poop, crap, shitなど色々ある。 この辺りで野生の動物に関して問題が起きたときには、フィッシュ・アンド・ゲーム(California Department of Fish and Game)に連絡をする、そして地域担当のゲーム・ワーデンが現場で対処するようになっている。 



こちらもかなり新しい物で、先ほどの物からさほど離れていない所にあった。 どこの家もライフルや散弾銃を持っているが、勝手に野生の動物を撃つことは出来ない。 ハンティング・ライセンスが必要で狩猟の地域や季節が厳しく決められていて、違法行為には罰金と禁固刑がある。 



この先が壊れたフェンスの場所で、その向こうの開けた小高い所にトラップ(Trap)がある。
ブラック・ベアーは、名前こそ黒熊であるが、色はタン・カラーから黒まで色々あるようだ。
普通オスが150Kg、メスで100Kg程あるが、時速50Km以上で走る、泳ぎも木登りも得意なので、襲われたら逃げようがない。 



クマは冬眠の準備にかかると一日20時間も食べ物を探し回るそうだ、腹が減っていては冬眠も出来ないのだろう。 4.5才以上の雌クマは、2年に一度2~4匹のカブを産む、6~7月が交尾の時期で2月初め頃出産だが、食料事情が悪くて親子に必要な脂肪が充分貯まらないと受精卵でも排出されるメカニズムを持っているそうだ。



今日の雨とこれから続く雨で、キノコがどんどん出てくるだろう。 冬の低い太陽の光で影も長い、3週間程前の雨で濡れた処で日影の部分では、一見乾いて見えても枯れ葉をどかすともうたくさんのケッポリが見られる。









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