四月の展覧会の日まで残りもあと一週間をきった。 久しぶりの地元での展覧会なので、出来るだけ多くの作品を展示しようと思っている。 展覧会の開催には、イヴェントの企画、プロモーション、会場設置など、芸術作品を作るのとは別の種類の知識や経験が必要で、ショーを成功させるにはアーティスト、ディレクターそれにプロデューサーの仕事を全部ちゃんとやらなければならない。
我が家のように売れていない画家は、額縁やマット作りも自分でやる。 ラジオや新聞用の宣伝文句も自分で考え、インタヴューにも応じなければならない。 その間に出品作品リストを作りタイトル・プレートの印刷と値段の設定で、最後のこれが一番難しく思う。
現実の市場感覚で材料コストや制作費用などから適正販売価格を割り出すのだが、制作時間の事を考えると絵画制作は利益の出ない徒労のようなものだ。 この時点でいつも割に合わない職業だと感じるのだけれど、何れにせよ値段を決めないと商品にならない。
先場所に一年で前頭筆頭まで一挙に番付を上げた遠藤が健闘したが、負けたときのインタヴューで、勝たないと意味が無いといっていたが、プロの画工としては、売れなければプロじゃないと同じだなと感じた。
で、前置きが長くなったけれど今回から“コンテメンド14”と題して葉悦先生が、今回の展覧会に出展する作品の一部をブログ上で紹介しようと考えている。