九月に入って何となく秋めいた感じがしてきた。 朝夕はめっきり寒くなってきたが、日中はインディアン・サマーと呼ばれる暑い日が続いている。 最近、又山火事の煙が風向きによってはかなり濃くなる、まだまだ完全に鎮火できていないのだろう。
アトリエの片付けをしていると窓の向こうのスクリーンにトンボが止まろうとしていた。 まだ羽をブルブルさせているので脱皮したばかりのようだ。 よく見ると尾っぽの中央部が折れている、その辺りをイエロージャケットが襲いかかっていた。
窓から落ちたので表に出てみると地面でバタバタしていた、背中の部分に蜂が食らいついていた。 いくらもがいても無駄であった、見ていられなくて指でイエロージャケットを弾いて助けてやった。
イエロージャケットが又数匹アタックしようとトンボの近くをぐるぐる回っているので、アトリエに連れて来たが、余り元気なく時間がかかりそうなので表の葡萄の木の下に放した。
すぐにイエロージャケットが偵察に来たので手でおパラったが、いつまでも様子を見ていられない。 生存競争はいろんな所で起きている、暫くして見に行くとトンボはもういなかった。