サン・フランシスコ(桑港)からゴールデン・ゲート・ブリッジ(金門橋)を渡りハイウェイ101を車で6時間程(約450km)北に走ると、もうオレゴン・ボダーに近いユーリカの古い港町に着く。 そのそばにあるハンボルト湾で採ってきた貝、地元ではスティーマーと呼ばれている。
スティーマーやもう少し大型のホースネックなどの貝を、大潮で引き潮の時に湾のなかばにある浅瀬に小さなボートで乗り付け、腕を肩の付け根まで入れて貝を引き出して捕まえる。
貝だって命がかかっていると分かるのだろう、回りの粘土質の土にへばりついて剥がれないように必死で抵抗する。 1メートル程の深さだとかなりの気圧がかかるので簡単に貝を引き出せない、そこで貝の回りを指でなんとかかき分けて隙間を作って海の土に密着した貝を剥がす。
慣れないと大変だがリミットのバケツ一杯くらいは、初めてでも採れる。 日本のアサリやシジミと比べるとかなり大きなサイズであるが、味はすこぶる良い。
もちろんフィッシング・ライセンスが必要であるが、何も知らないで行って出来ることではない。
誰か教えてくれる人が必要であるが、最初に連れて行ってくれたのが、ビリーだった。
ビリーは、もうリタイアしたが、レイトンビルの西にあるブランスカム(Brunscomb)の町のミル(製材所)で長く働いていた。
Laytonville Man's Hunt Earns Record
Recently, Laytonville's Billy Smith traveled to Texas to do some hunting. Smith shot this monster Red Stag with a 7-30 caliber Waters handgun on the Broken Spur Ranch in Kerr County, Texas. Smith's Red Stag was ranked second in the World Trophy Game Record book with a handgun.
今年に入って、ご近所さんが去年のローカル・ペーパーを持ってきてくれた。
挨拶代わりに、”ビリーが、テキサスに行ってたのを知ってるか?”と聞くので、ノーと言うと新聞を開いて見せてくれた。
ハンドガンで仕留めた獲物(ハンティングではゲームと言う)のサイズとしては世界2位だそうだ。
”グッド・ジョブ、ビリー”と言いたい。
レッド・スタッグ、非常に用心深いうえ、時速35マイルで走り13マイルのスピードで泳げるのだそうで、成長したオスは、600ポンドにもなり、25のポイントが角にできるらしい。
肉はベスト・テースティング・ヴェニソンと言われているそうだ。 レッド・スタッグは食べたことはありませんが、アンテ・ロープは一度あります、大変美味しかったです。