しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

自然と幻想 癒しの旅 その1

2013-08-17 12:46:17 | 日記
今年は島根との縁が深い年だ。
先日の友人との旅に引き続き、13日から15日まで母とも行ってきた。

60歳を越えた母との旅だから、あんまりたくさんの場所に行くというのではなくて、
のんびりと自然の中を歩く、ぐらいのゆったりとしたスケジュールを組んだ。
一日目は、朝から母がお弁当を作って遠足気分。
気持ちよいくらいの快晴、暑くなること必至だった。
特急やくもで岡山→松江。
松江から一日乗車券500円を購入して、
前回も大変お世話になった松江レイクラインに乗った。
一回の乗車で200円だから、いったい何回分乗っただろう、というくらい利用し倒した。

松江城周辺の観光名所を、巡ってくれるこのバス、
車内の椅子や壁が木造で、ゆったりしている。
そして私が乗ったレイクライン全てが女性の運転手さんだった。
だからというわけでもないのかもしれないけど、とにかくサービスがきめ細やかだった。
どこで降りれば一番行きたいところに近いのか、料金はどうするとお得なのかなど、
細々とした情報を車内アナウンスでくれる。とにかくとっても快適。

何台かに1台、座席に何かがついている『縁結びバス』と言う「当たりバス」があるらしいのだけど、
今回それには出会わなかった。ちなみ妹は数年前、友達と旅行に行って偶然乗れたらしく、
降車時に5円玉を使ったお守りをいただいたという。

そしてそのバスの大きな魅力その2は、佐野史郎さんの車内放送。
松江市出身の佐野史郎さんの、とっても爽やかな(!!)観光案内が聴ける。
元々、とても好きだった俳優さんなので聴きたくて何度も乗ったってこともある。
松江出身のいろんな方が観光産業に協力しているようで、
松江は愛されて大切に育てられ、魅力を増している街だ。


松江城のお堀を船で約50分ほどかけて巡る「堀川めぐり』にまた参加。
前回も乗ったけど、船頭さんの話を伺いながらのんびりと緑と水の青を見ながら進む。
これがほんとに気持ちいい。
気温は午前中とはいえ、35度を超えていたかもしれなかったけれど水辺は涼しく、心地良い風が吹く。

その後、松江城周辺を散策、おそばを食べ、小泉八雲記念館を見学。
小泉八雲=ラフカディオ・ハーンさんである。
あの『MUZINA』の、というか『怪談』の作者である。中学校の英語の巻末に載っていて、
その「ムジナー」の発音が気になって仕方なかったのでよく覚えている。(しょうもない覚え方・・・)

ラフカディオ・ハーンさんは元々、島根の英語教師として日本にやってきたという。
そうだったのかー同業者かー・・・とわけのわからない感慨にふける。
ハーンさんの暮らしていた日本家屋は『清廉』という言葉がとても似合う日本家屋だった。
ああいうところで、四季を感じながら暮らしたい、
そういう暮らしから自分が遠くなって、何かが削がれていってるかもしれないなと思った。


宍道湖は普通に美しいけれど、夕日がとりわけ美しい。
宍道湖のほとりの旅館に宿泊したのは、夕日をまたみたかったし、みせたかったから。
とはいえ、暑い中歩き回ったので、旅館に着く頃は結構疲れていてチェックインしてすぐに温泉に向かう。
16時過ぎだったので、まだ人がほとんどおらず。
お風呂から出てきても、日はまだ高かった。母は畳に横になって爆睡。
私は、部屋から見える夕景をぼんやりとみていた。
普通ならまだ職員室で働いている時間、夕日は毎日存在しているのだけど。
私はいろいろ損をしているのかな。


個室に通されていただいた夕飯があまりに豪華で・・・(笑)。
更に、母がうっかり、「娘が肉がダメなんですよー。」と仲居さんに話しちゃったものだから、
なんと!肉の代わりに松茸が出てきてびっくり。
次の日のご飯は全て肉なしメニューで作ってくださった。
アットホームで、何から何まで気を配っていただいて、
いくらこちらがお金を払っているとはいえ、なんだか申し訳ないような気がして、
食事時は食器や食べなかったものをできるだけまとめて持っていきやすくしたり、
チェックアウトするとき、部屋とかかなり片付けてみた(笑)。
おもてなしは、気配りと笑顔が大事だな。

人口が日本で2番目に少ないという島根。(ちなみに鳥取が1位)
そんな松江の魅力にハマってしまった一日目。















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