実家の母は定年退職後は中学の非常勤の国語教員なので、
今日はまだのんびりしている。
家がきれいになったから、ハウスキーピングに余念がない。
岡山には定年退職後の優秀な教員に『巧』制度?(今は名前が変わっているらしいが)
というのがあって、
若い先生に仕事のノウハウを教えるプロとして
退職後の教員が活動する仕事もあるが、
声をかけてもらえるのは名誉なことだけど、
母は断ったみたい。
月に数回しか仕事がないかららしい。
だったら現場で普通に働いて、
いろんな若い人に仕事の仕方を盗み取ってもらう方がいいに決まってる。
今、母はめちゃくちゃ荒れた学校にいる。
岡山の中心部の中学は、田舎だけど荒れている。
授業中に平気で授業を抜けていく生徒、暴言を吐く生徒。
でも、少しずつ母には気持ちを開いてくれているみたい。
うちの母は怒るとめちゃめちゃ怖いが、
人の心を理解し、つかむのがうまいと思う。
こういう教員には、すぐにはなれない。
うちの家系は公務員家系だ。
父と母は元中学教員だし、
亡くなった祖父も福祉課にいたし、
叔母や叔父も幼稚園教諭だったり高校教諭だったりする。
もう『家業』のようなものだ。
そして最後の家業継承者が私である・・・。
あ、母の話だった。
今朝、テレビで静岡の抜里駅という無人駅が最寄り駅で
高齢化が進んでいる地区で、1人暮らしのお年寄りに
宅配お弁当を作って配っている主婦の女性グループの話を放送していた。
中心となって活動している方が73歳の諸田サヨさん。
「抜里駅 サヨさん」で検索すると出てきます!
60歳を過ぎてから、人の役に立つ仕事がしたい!
と、地元の女性に声をかけて始めたお仕事ということだった。
母はそれを見て泣いたらしく、いたく興味を持ったようで、
ネットで調べてサヨさんを訪ねてみようと言っている。
母の行動力はすごいので、たぶん実際行くと思う・・・。
いつか自分もこういうことをやってみたい!と言っている。
母ならやるかもしれない。
情熱的なので第2の人生をはじめちゃうかもしれない。
自分のために力を使うよりも
人のために力を使おうとする方がなんか力が湧いてくる気がする。
生き甲斐ってものかもしれない。
生き甲斐を持っている人は、その姿を見てる人にも希望や夢を与えるようだ。
充実した人生を送るというのは、自分のためだけじゃなく、
人のためにもなるんだと思った。
うちの母もがんばれ~!!!
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