「今日は風もないし、絶好だね! ・・・・でも・・・なんで、この超有名磯に人がいないのだろう・・・」
「夕方になったら、地元の人がたくさん来ますよ・・・きっと」
海は凪、風は北の微風、月が満月に近いことを除けば、少なくとも人間側の条件は良い。
前回が大荒れだったので、特に好天が嬉しい、先週のロコパパさんの釣果が前振りになっているだけに、今夜の釣果に期待が膨らむ。
到着時間が14時と早かったが、初めての場所、しかも好天の連休とあって混雑が予想されたので、夜になって慌てないように、荷物置き場や取り込み場所の想定など、十分に釣り座のチェックをして日暮れを待った。
その間、散歩がてら立ち寄った地元の人と情報交換。
「ほう、東京からですか、ならたくさん釣って帰らんとねぇ・・・こんなこというとなんだけど、最近は・・・・」
その語尾がちょっと頼りないのは、何を意味しているのだろうか????
(とにかく、絶好の天気、多少の不安要素は釣技で補うさ)
・・・と、心中は脳天気ともいえる前向きさで満ちていて、冷静な判断が出来ない状態だった。(いつもだろって?)
日がようやく傾きだした16時頃、ゆっくりと準備をして第1投、潮が右に流れるというより、風で流されいている感じ、まだ満潮から下げに入ったばかりなので、こんなものかと思っていた。
ゆっくりとした間合いをとって数投したとき電話が鳴った。
「行けるようになったから・・・行く」
「たぶん、来ると思った。なははっ」
そんな訳で、あとからkeiさんを加え、結果的に仲間は3名、左右に2名入って5個のウキが波間に漂う?ことになった。
・・・というわけで?
既に前段で言い訳がましい布石を打ってきたように、絶不調の夜が始まった。
ロコパパさんや、地元の釣り人の情報から、タナをカゴまで二ヒロ取り、ハリスは1.5mの2本針、枝張りがスキンサビキの最近良く使う仕掛けで様子を見る。
暗くなるまではフグ、そして暗くなってからは、いわゆるネンブツダイ(クロホシイシモチ?)の連発、keiさんが到着した19時頃までそんな情況が続き、寒さが実際の気温以上に凍みてくる。
仕掛けはゆっくりと左から右に流れ、十分に流しきり、コマセも当に使い切っているので回収しようと、ちょっと大きめに竿を煽ったとき・・・ギュルルンッ・・・と食いついた!
「おっ!?・・・・アジっぽい?・・・やっと来たよぉ」
久しぶりに遠投EV3号をひん曲げてくれたのは、29cm良型!
さあ、時合い突入か?と思いきや、・・・ポッツリ・・・・ポッツリ・・・・と掛かる程度で、なかなか数が伸びない。
しかも、ポイントが絞れず、沖目で食ったり、手前で食ったり、右だったり、左だったり、障害となる高根がなく釣りやすい反面、ポイントを絞れず、かえって攻め手に迷うばかりとなってしまった。
22時頃、多数のネンブツダイと巨大なアカメフグを釣ったところで、心の中の何かが切れてしまい、今まで散々やってきた移動→撃沈パターンにハマることに。
「○○に行ってみる。情況が良かったら電話するね。」
「移動して良いこと無かったのじゃないの?」
「へへへっ」
既に釣友の冷静な忠告も入らず、小移動。
移動先は干潮時で入りやすかったが、10投して変化無し・・・(ToT)
そんな中、電話が鳴った。keiさんだ。
「あのう・・・すごく云いにくいんだけどぉ・・・今、入れ食ってます。」
「ええっ~!」
「ん~と、後で、『なんで教えてくれなかったの!』なんて云われても困るからさぁ・・・ダブルも来ちゃってさぁ・・・」
「うえぇ~~~~いぃ・・・戻るよぉ・・・」
自分の愚かさを責めるような道具の重さに耐え、元の超有名磯に戻ると、両脇の釣り人は撤収しており、我々3人だけとなった。
しかし、入れ食いの鉄火場的な様子ではなく、不思議に思っているとロコパパさんが・・・
「また、食わなくなっちゃいました。はははっ・・・」
「ええ~~~っ・・・・ってことは、俺のせいかぁ・・・俺が、俺がぁ~~・・・」
「・・・ち、違いますよ。あはは・・」
そんな訳で、移動後も深夜1時30分頃まで粘って見たものの情況は変わらず、貧果パターンの押さえともいえる富津アイナメに転進を決意。
ロコパパさんは、翌朝館山方面へ、keiさんは、やはり富津でメバルをやるとのことで、狙いものの攻める時間が違うので、磯の上で解散。
(車中泊)
着込んでいても薄手のシュラフでは明け方は寒い。
6時に起床風はやや強いが問題はなし、さっそく準備をして岸壁に出てみると、3連休の中日となった今日は、徹夜組も含め人も多く出ている。
既に先週の良型ポイントに一人居て、入れ替わるように入ったが、やはり反応は無し、アナハゼのようなアタリを数回感じただけで終わり、車で小移動する。
今度は、岸壁沿いを丹念に攻める。
こちらも、見渡せば同業者が数名居り、争奪戦の様相だ。
2時間ほどフグとギンポウに遊ばれた以外にアタリが無く、諦めかけた頃、・・・・待望のアタリ!
ピリリッ・・・とした振動の後、フワァァ~と竿先を押さえ込み、23cmが上がってきた。
ここで、keiさんから電話。
「どう、こっち(メバル)はもう終わりだからそっち行くね。」
合流して、二人で始めるが、この釣りは歩いて何ぼなので、どんどん離れてしまう・・・そんなとき、なかなか竿の入りそうも無い狭い係留船との間のスペースで、・・・アタリ!
チョンッ・・・と入った後、一気に竿先を持ち込み、結構元気!
溝のようなところで食わせたので、やり取りに限界があり、何度も手前のえぐれに飛び込む!
なんとか浮かせたが、そんな場所なので玉網もまともに伸ばせず、経験したことの無いオネエ系のポーズで玉?網を伸ばし、なんとか捕獲成功!
32cmと長さは普通だったが太った肉厚のメスだった。
この後、姿を見ずにばらしたのが1尾あったが、なんとかお土産も確保できたので、10時30頃に終了。
帰ってみると、hiro10さんから、タラのようなアイナメの情報が入っていた。
次回は、アイナメ一本のプランでいくか?
日時:2007年11月23日19:00~翌1:30
場所:白浜界隈
潮汐:大潮
釣果:アジ22~29cm×8尾
日時:2007年11月24日6:30~10:30
場所:富津新港
潮汐:大潮
釣果:アイナメ23、32cm各1尾
その後向かった先のメバルは全部リリースサイズ。
朝マズメにブラクリを試したら20cm程のソイとギンポが2尾づつ、それぞれ刺身と天ぷらがまいうでした。
セオリー通りにやれば大怪我しないのだけど、やっぱ賭けに出ちゃうのだよなぁ・・・
あの状況で、7尾なら上々だね。
しかも移動先でも良型のソイを上げてるし、ここの板に書きに来る人達の釣果がずば抜けてるだけで、客観的に視れば、良い釣りの方だよね。(笑)
こちらはアジ4匹と41センチのサバ1匹でした。
他の情報でもこの何日かはパッとしてないようでした。
1週違うとずいぶん違いますね~
やっぱこの時期は水温が急に下がることがあるから、難しいね。
でも、難しい分面白い!
やっぱり最近のあの辺一帯はあまり数がでてないみたいですね。
水温低下でしょうか???
また違う場所に行ってみようと思います。
アジとアイナメは、天候の裏表?で使い分けられるから良いっすよ。
さて、私も24日深夜3時~朝6時まで南房MR堤防に入りました。釣果は23~27cmのアジ30尾と20cm弱のウミタナゴ4尾でした。この日のMRは極端にポイントが狭く、ピンポイントに仕掛け投入できればイレボテ、ちょっとでも外れると全く反応なしという極端な状況でした。(隣の人たちが全く釣れない中で、一人だけイレボテフィーバーを楽しむという優越感を楽しみました。イヤな奴!?)水温18℃
追記)
前の週(17日)の深夜~早朝に野島崎界隈のNJN港に入ったのですが、このときは完全ボーズでした!
最近の南房は場所によってもの凄くムラがあるのでしょうか?因みにこのときの水温は18℃でした。
やはり難しい釣りになったのは、水温が影響していそうですね。
そんな中、しっかり釣果を上げておられるのは流石ですね!
自分の師匠からは、水温20℃(前後±1℃)がいい・・・と教わりました。
上昇時の19℃と、下降時の21℃では、当然前者のほうが 活性は上がると思われますが、やはり極端に低いと難しくなりますね。
ところで、釣り場の表記の件ですが、おそらくですが、MRやNJN等のイニシャル?では、房総の釣りに興味のある方なら解読可能ですよ。
老婆心ながら申し上げれば、せっかく良い釣りをしたポイントが、その翌週には竿の林となっていることにもなりかねませんよ。
木更津沖提等、収容力があるところならいくら書いても平気でしょうけど、前述の場所だと、安全に竿の出せる場所は1~2箇所、せいぜい3人位の収容力だと思うので、ご自身のポイントを守る意味でも、「白浜某所、○○某所」のような表現にされることをお勧めします。
気に障ったらごめんなさい。後半の部分はあくまでも意見ですので、対処されるかどうかはdbさんの自由です。