『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

大人の発表会、大人のデザート

2021-05-10 00:54:40 | 手作り
どうなるか、ぎりぎりまで案じていましたが、本日、無事、「大人の発表会」が開催されました。

川崎市民プラザの広いホールに多くても、30名くらいが集って、感染対策もしっかりとりおこなっての開催。

楽器店のスタッフの皆様は、本当に大変なことだったかと思いますが、お陰で、安心して、参加することができました。

様々な工夫の一つには、換気の悪い舞台袖で密にならない様に、下手の客席から階段でステージに上り、帰りは上手の階段から降りるというもの。

自分の生徒さん達はもちろんのこと、他のクラスの生徒さん達も、皆さまの真摯な演奏には、いつも心打たれます。

ステージには大きなお花のスタンドも。
ライトの光に照らされた深紅の大きな薔薇が美しかった。

音楽とそれを奏でる人と花。

何もかもが美しくて、耳も心も目もほっとして、のびをするような心地。

ああ、やっぱり、コロナ禍の日常というのは、無意識なところでの緊張を強いられているのだなあ、と再確認。

こんな時だからこそ、美しいものは必要だ、と改めて感じた一日でした。


・・・


そういえば、今日は母の日・・

昼間は発表会だったし、ということで、手抜きさせていただくことに。

晩御飯は、サラダに生ハム、チーズ、ソーセージ、クラッカー、スパークリングワイン、というオールカルディーの簡単なものにして、

「今夜はドイツ風のカルトエッセンでBitte!」とうそぶく。

つまりは、「冷たい食事」。

ミュンヘンで下宿していたお宅では、お昼は暖かい食事で、夜は火を使わない食事。

今は知らないけれど、これが、ドイツでは一般的だったようです。


奇麗で舌もお腹も喜ぶデザートも久々に作りました。

これも、ドイツに居た時、マリアンヌ先生が教えてくださったもの。

門下生を招いてくださったホームパーティーの時、「じゃあ、みんな手伝って」と仰って、広いキッチンで、ワイワイ言いながら楽しく作ったデザートです。
私はブラッドオレンジ担当だった・・

名前もあるのだろうけれど、忘れてしまいました。日本にもあるのかな?

作り方はとても簡単。

様々なありあわせの果物を一口大にして、お砂糖をかけて、香りの良いお酒をジャブジャブとふりかけて冷蔵庫に。
今回はなかったのですが、あれば、レーズンも入れると美味しい。

お砂糖は、好みで加減して。
やや多めの方がトロっとした仕上がりに。

私流ですが、イチゴのヘタを取って半分にするのも、バナナをスライスするのもスプーンを使うと危なくないし,まな板なしで出来て簡単です。

最初にこれを仕込んでおけば、食事の後には程よく馴染んで食べごろに。

今回は、ウィスキー(バーボン)を使いましたが、ブランデーやラム酒も美味しい。



問題は、美味しいので食べ過ぎること。
沢山作って、翌日も、というのもアリなのですが、大概、お代わりしてしまって翌日になったためしがないので、この頃は、もう一回分しか作らない。

大人のデザートです。