『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

1月12日 生麦事件参考館・キリンビール工場見学

2020-01-25 00:46:49 | 旅行
高校の同窓会組織の中から自然発生的に生まれた「大江戸散歩隊」。 
様々な街を散歩して最後は宴会、という楽しい会です。 
最年長はS29年卒のH先輩、33年卒の奥様のk子さんご夫妻、最年少はH3年卒のFくん夫妻、Tくん夫妻、そして中堅どころ・・とはいっても年齢差は様々ですが、総勢10数名での生麦散歩でした。 
51卒のS先輩はベルギーからも、その貢献が表彰された、ベルギービールの専門家。
つまりビールのプロで、日本全国のビール工場見学にももちろん、行っている。 
今回は駅から徒歩でも行きやすいということで、キリンビール工場見学をアレンジしてくださいました。 
そして、せっかく生麦に行くのだから、これはもう、「生麦事件」の記念碑、そして、その資料等を展示しているところも外せない、ということで、まずは、生麦事件参考館に。 
1930年生まれ、つまり90歳になられる浅海武夫氏が館主。 
もとは、地元の酒屋さんだったのが、ある観光客から、「日本の近代化に大きな影響を与えた事件の資料館がないとは嘆かわしい。地元の恥ではないのか?」 
という長い手紙を受け取ったことがきっかけで、1976年から個人で生麦事件に関する資料を集め始め、独学で様々なことを学び・・ 
結果、貴重な研究、資料をまとめ、また日本各地で講演もされるようになった、という方。 
実際には2時間かかる、という講演を時間の関係から1時間にまとめたものをビデオで聞いたのですが、内容も、話術も面白く、あっという間の1時間でした。 
様々な名前がスラスラと出てくるだけでなく、年代もよどみない。
とんでもない、記憶力、も、おそらく、この事件への情熱の成せる技なのでしょう。 
個人の邸宅を改造されたその「参考館」には、貴重な写真や資料も沢山。 
何より、この浅海武夫氏、ご自身が素晴らしい。 
「激レアさんを連れてきた」にぜひ、出演して欲しい。 
損得抜きの個人の情熱が、ここまでの大きな仕事を成し遂げる、ということに、一番打たれました。 
サポートされている弟さんも85歳。 
まだまだお元気なお二人に会いにいくだけでも、価値があると思います。 

教科書では3行くらいで終わっていた「生麦事件」。 
その背景や、知られていない様々なエピソードにワクワクでした。 
大河ドラマにしてもかなり面白いのではないかしら・・? 

その後はキリンビール工場見学。 
麦芽を初めて食べましたが、香ばしくて、とても美味しかった。 
売店で売ってはいない、とのことで残念。 

様々な工程を経てビールになっていく様子がとてもよくわかるツアー。 
一杯のビールも沢山の人の研究、努力の仕事の集積でできているのだなあ、という当たり前のことを改めて感じました。 
もう、「とりあえずビール!」とか言っちゃいけないな、と反省。 

最後に3種類のビールを試飲。 
普通の「一番搾り」、黒ビール、プレミアム一番搾り。 
3種類なので、小さなコップに1杯ずつかな?と思っていたら、なんの、ちゃんと種類別に異なったグラスにちゃんとサーバーでサービスされて、たっぷりな量。 
プレミアムの泡がクリーミーでこの中では一番好き。 
おつまみは、ここでしか売っていないという亀田の柿の種。ビール酵母使用のチーズ味。
美味しかったです。 
これで、タダ。無料なのだから、素晴らしい。 
ガイドのお姉さんが最後にみんなの記念撮影をしてくださったのですが、 
「世界で一番おいしいビールは?」 
「一番しぼり!」 
というお約束。 
なるほど、語尾が「り」だから笑顔になるのね。 

撮影スポットもありパチリ。持っているプレートの標語は・・

NO BEER NO LIFE !

その後は敷地内にあるレストランで宴会。 
さらには、有志数人で、脚をのばして、シルクセンター前にあるお洒落なお店に。 
年齢も職業も様々な同窓生との交流は、本当にほっとできる、暖かなひと時でした。 
皆様、ありがとうございました! 





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