里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

里山の春を謳歌する小さな主役たち

2021-05-14 | 小動物・虫・魚 & more
 
春真っ盛りの里山では虫も花も、みんなみんな楽しそうです。そんな小さな主役たちを載せてみました。

まず最初はモンキアゲハです。日本では最大級のアゲハチョウで、飛んでいてもよく目立つ蝶です。

#1










配色がきれいな美人さんですね。

#2










春咲きのアザミはアゲハチョウに大人気の花です。タンポポと同じキク科の植物でたくさんの小さな花の集合体なので

花全体の蜜の量はけっこうあるんでしょうね。アゲハチョウたちの需要にきちんと応えているようです。

#3










いつも思うことですが、モンキ(紋黄)アゲハという割には紋が黄色くないんですよね。モンシロアゲハに見えます。

どうやら標本になると黄色くなってくるとか。

#4










後翅表の白い(黄色い?)模様にもグレーの縁取りがあったりしてきれいですね。

#5










よく似たこちらのアゲハはジャコウアゲハです。オスの腹部を嗅ぐと麝香の香りがすることからこの名前が

あるとか。腹部の赤い色もよく目立ちます。

#6










ウマノスズクサという毒性の蔓植物を食べて育つのでこのアゲハにも毒が宿るため、このジャコウアゲハに擬態する

黒いアゲハがいろいろといたりします。ある意味人気者のアゲハだと思います。

#7










この子は翅の表面にたくさんの細かい傷が見えます。歴戦の猛者なのかも知れません。

#8










こちらはジャコウアゲハのメスです。翅の色の薄さがきれいなアゲハだと思います。

#9










でもこの子、左の後翅がまったくありません。鳥に襲われて辛くも逃げ切った証しなんだと思います。

これでもちゃんと飛べるんですから、蝶の翅の巧みさには感心してしまいます。

#10










ハルジオンにはこんなハナバチが吸蜜に来ていました。よく見かけるハナバチなのでちょっと調べてみたら

ダイミョウキマダラハナバチという名前でした。ちっちゃいくせに偉そうなヤツでした。

#11










小さな子供のころ、童話でお菓子の家という話を読んで、ボクもこんな家に住んでみたいなーと思った

ものでしたが、このミツバチはまさにそんな状態なのではないでしょうか? うらやましいかも。

#12









 春過ぎて夏来にけらし白妙の・・・ 春のソメイヨシノの花が終わったあとの実です。サクランボと違って

上向きに生るのがおもしろいと思います。

木の下にたくさんの実が落ちているのも印象的でした。花びらも実もはかなく散っていく、散り際の美学を

持った木のような気がしてしまいました。

#13










モミジイチゴの実が生りました。完熟していないと酸っぱいのですが、これぐらい完熟すると甘くて美味しくなります。

#14










ちょっと前にも載せましたが、春にはこんな花でした。わずか2ヶ月ほどで美味しい実になってしまうんですね。

#15










シャクの花に囲まれてそそり立つマムシグサの実です。シャクの花がまだ終わらないうちに、こちらは早くも実になって

きました。やがて赤く変色してその存在を強烈にアピールするようになります。

#16










最後はハンショウヅルの花です。藪の中で秘かに咲く花ですが、その名のように半鐘を思わせる形がユニークだと

思います。タネの形を見るとセンニンソウやテッセンの仲間だということがよく分かります。

#17




















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