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絵じゃないかぐるーぷ
平成初めの頃です。
題名変更版
* 「芥川龍之介集」
知れば面白いけど、
知った所で、
平凡な会社員である、
この私にとって
何の役に立つのだろうかと思うようになってきました。
猿人が生まれ、原人が現われと、
私たち人間の歴史のことも
こと細かに教えてくれます。
ヤハヤハ教、キリッタ教、アララ教、ブツブツ教などの
宗教が生まれた経緯までをも
丁寧に教えてくれました。
でも、もう詳しすぎて、うんざり。
ジョジイの話は終わりを知りません。
よくぞ聞いてくれましたとばかりに教えてくれます。
とにかく時間が掛かりすぎです。
「ジョジィ、明日は会社があるから」と言って、
適当な所で、お茶を濁し通信を終わらせました。
大宇宙 その出来始めは MBGの
一球にも満たぬ 小さき生命
ち ふ
その後、久しぶりに小説に目を通しました。
次の日は休みのため、朝寝坊が楽しめるので、
夜更かしも気になりませんでした。
小説は、筑摩書房の「芥川龍之介集」でありました。
高校生の長女のマイカに、現国の教科書に出ている
「羅生門」のことを聞かれたため、気になっていたのです。
その作品の主題を200字にまとめよという
宿題が出ているとのことでした。
私は、内容も忘れてしまっていたので、
自分で思うことを書けと突き放してやりました。
「私は、高校生にもなって親に宿題を聞くようなこと、
しなかったぞ!」という、自分の経験を盾に、
軽く怒ってやりました。
あまり強く怒ると口を聞いてくれなくなります。
ああ、子供と言えど、女は扱いがたし、か。
それから、数週間後の土曜日、私は、
いつもの趣味のバイク・ツーリングで、
Sサヤカと共に、
ふらふらと鳥取砂丘に出かけました。
文体が、ここから少し変わります。
歩く速さから、バイクのスピードに合わせておりますので、
ご了承、平にお願いいたします。
つづく