絵じゃないかおじさん

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仮想はてな お小説・ストーリィ  羅城門、雨に濡れて(002)

2014-12-06 07:31:27 | 仮想はてな物語 
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絵じゃないかぐるーぷ
                      平成初めの頃です。
                       題名変更版




 * 羅城門、雨に濡れて(002)



日はもうとっぷりと暮れていた。
私は、9号線から京都市内に入り、
名神の京都南インターへと急いでいた。



福知山あたりから、雲行きがおかしくなり、
季節遅れの激しい夕立にあった為、
すっかり予定が狂ってしまった。

私は、かって大台ケ原で雷に
ひどい目に遭わされているので、
雷が鳴り始めると、
即、走りを止める事にしている。

この日も、9号線沿いの喫茶店に入り、
夕立が通り過ぎるのを待っていた。



だいたい雷のゴロッピのヤツは、
小1時間も暴れるとどこかに行ってしまうものだが、
今日は夫婦喧嘩でもして、
どこか虫の居所が悪かったのか、
2時間近くも暴れ回っていた。

ウサ晴らし出来るヤツは幸せだ。
その間、私はじっと辛抱して待っていた。



天気は西から東へと移ってゆくことが多い。
ということは、わが妻Oあゆかさんの待つ
奈良県新益京市の
わが家を目指して帰れば、
私はゴロッピを追い掛けることになる。


ヤツの褌姿なんぞ、
この年になって追い掛けたくはない。
まあ、若くても同じことだろうが。



そんなわけで、気は急いているのだが、
それ以上にヤツの傍に近づきたくはなかったので、
仕方なく、ぐずぐずと喫茶店に居据わり続けていた。

コーヒーを2杯飲み、オムライスを食べた。
普段は、ゴロッピのヤツが居なくなれば
雨は上がるものだが、
なかなか止みそうにもなかった。

夕立の暗さから、
横滑りに夕闇がやってきたようであった。


いつまで待っていても、キリがないので、
青いレインウェアーを羽織り、帰ることにした。

Oさんには「雷が鳴っているので、
少し遅くなりそうだ」と
TELを入れている。

雨の中の走り、雨走りであった。


雨は冷たかった。
京都市内に入る頃には、10時を越えていた。
雨の上に夜ときている。

タクシーの跳ねる水しぶきが、
容赦なく私とSサヤカを襲う。

ネオンが道路に落ちて、
きらりんきらりんと光っていた。


京都タワー、東寺を過ぎて、しばらく行くと、
車もめっきり少なくなる。
ネオンも無くなり、
黒い闇と雨にけぶる
町並みが大きく目に移る。


そんな時であった。
道路の前方で、
小脇に何かを抱えて
手を振っている人影が見えた。

バックミラーは、後からタクシーが来る姿を
映し出してはいない。

ということは、
この私に何か用事があると言うことだろう。
少々うす気味悪いが、知らない顔して
通り過ぎるのも、
気が引けたので、
サヤカのスピードを弛め停車してやった。



                           つづく


あ@西国7/33 岡寺イーリーと龍

2014-12-06 07:30:21 | 雑文集
 
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                 改題版



 * 岡寺イーリーと龍

   東光山 龍蓋寺 07

 ゴエーカ;
  けさみれば つゆおかでらの にわのこけ
   さながらるりの ひかりなりけり


 またまたドターンと昔のことであります。


 龍というのは、限度というものがわからない
 アホな生きものであります。
 しかし、アホというのは人間の考えであって、
 龍には、龍の生きる論理を、
 立派に抱いているのであります。

 人が雨が欲しいと願えば、
 それはそれは、大雨を降らすのでありました。
 
 降水何ミリで何時間降らして欲しいなどというように、
 量と時間を指定して、
 お願いすれば、龍にしてもわからないことは、
 なかったのでしょうが、
 ただ単に雨を降らしてなどということを
 聞きますと、待ってましたとばかり、
 世界中の空から、
 雲という雲を掻き集めて来るものですから、
 下界は堪ったものではありません。


 川は氾濫して、田畑は流されるわ、
 粗末な作りの家は壊れるわで、
 散々な目に合うのでした。


 龍にしてみても、いいことをして恨まれるのですから、
 きっと納得がいかなかったことでありましょう。


 ひとりよがりは、やっぱり良くないんでしょうねえ。
 話し合いの場でも、あればいいんでしょうが、
 龍が姿を見せると人々は逃げ散ってしまいますので、
 お話になりません。

 人間は都合のよいときばかり利用して、
 普段はハナも引っ掛けないばかりか
 反対に忌み嫌うので、龍にしても、
 心はすっきりしなかったのでしょう。

 そういうことが、1回・2回、
 もう数えきれないほど続きますと、
 人と龍との間には、越えがたい深くて長い溝が、
 出来上がりました。
 これは、ご先祖さまが悪いということになります。

 龍もいいとは言えないが、
 ご先祖さまたちの接し方にも、
 大きな問題があったと言っても、過言ではないでしょう。

 そんなわけで、いつのまにか龍は悪いヤツという
 イメージが生まれました。
 龍族にしても、人間という奴は何と礼儀知らずで、
 身勝手な集団なんだろうと、
 思っているようであります。


 岡寺の観音はん、岡寺イーリーは、
 そんな両者の関係に、頭を悩ませていました。
 何とか、仲直りをさせて折り合いをつけて
 暮らせないものかと、考え続けているのでした。


 龍の持つ雨降らせの技術は使いようによっては、
 おおいに役にタツのです。
 龍は羊飼いが羊を上手に扱うように、
 おおーい雲よと呼びかけて、
 雲の動きをコントロールすることが出来るのです。


 イーリーはその力を評価しております。
 天気は気紛れと申しますが、
 条件が複雑にからみあっているだけで、
 その因果関係さえわかれば、
 これほどはっきり予想できるものはありません。

 けれども、今の科学の力では、
 その条件をつかみ切れないのであります。
 わかってはいるんでしょうが、
 まだまだどうしようもないんですね。
 何も龍の手を借りなくても、
 天気のコントロールは、
 出来るようになってくるのでしょうが、
 まあ当分の間は、利用価値があるでしょう。

 イーリーは、両者の仲を取り持つために、
 一つの案を思いつきました。
 それは、人間には龍を馬鹿にしたり、
 無視したりすることを、
 させないということであり、
 龍には、不必要に雨を降らさないという、
 約束をさせることでした。

 龍には住み家を与え、
 人はその龍に感謝するということであります。

 イーリーの仲介は、何とか成功したようであります。
 岡寺の池には、龍のマイホームが作られました。
 池の中にある「阿字石」は、
 龍のマイホームの玄関にあたるそうです。


 人々は雨が欲しくなると、
 その石の揺りぐあいで雨の量を伝えるそうですが、
 龍も最近では、歳を取ってきているので、
 身体があまり動かないようであります。


 願いを叶えてあげられなくて、
 すんまへんと恐縮しているようであります。


              この項おわり



あ@英訳ドン作川柳集875 大しわに小じわ留守がちしわだらけ

2014-12-06 07:28:48 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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   *  大しわに小じわ留守がちしわだらけ






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    大しわに小じわ留守がちしわだらけ        ドン作(ちふ+)

            ↓
      Wrinkles away tend to large wrinkled wrinkles

            ↓           
      しわは離れて、大きなしわしわになる傾向
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作



あ@つぶつぶ(日々)235 今日もまた日が過ぎてゆくたまらんな

2014-12-06 07:27:20 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  235 今日もまた日が過ぎてゆくたまらんな



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      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    It does accumulate day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

今日はまた一日ゆく過去を蓄積しない





     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・


あ@おつとめ046  ドンサク夫  予想降格  そうでした

2014-12-06 07:26:00 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


 
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ドン作雑文集より

 

                               
   *   ドンサク夫  予想降格  そうでした

  


(ドン作川柳 → とある無料 英訳 → とある無料 和訳戻し)


    ドンサク夫  予想降格  そうでした    ドン作(ちふ+)

          ↓
    Donsaku husband was expected to demote so 
  
          ↓
    Donsaku夫はそう降格することが期待されました