絵じゃないかおじさん

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仮想はてな お小説・ストーリィ  遠くて近きもの(004-2)

2014-12-13 07:23:21 | 仮想はてな物語 

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絵じゃないかぐるーぷ
                      平成初めの頃です。
                       題名変更版



 * 遠くて近きもの 


私は、前の三人のその後の暮らしも気になっていたので、生駒の象頭の生神様の所へ顔を出すことにした。むーみぃ姫の相談もしたかった。彼らは、私とサヤカを歓待してくれた。あの有名なご馳走「芋粥」まで炊いてくれたのだ。感激だ。
それにしては不味かった。(ガラバァ、ごめんな)



暮らし向きも、かなりよくなってきているようだ。ガラバァの身だしなみがそれを物語っている。彼女も男二人に囲まれて、色気を取り戻しつつあるのだろう。見違えるほど女らしくなっていた。よく見ると大分若返っているみたいだ。この調子ではバナイランの花嫁になる道もそう遠くはないだろう。下ピーのニキビ脂とバナイランのデカ鼻脂の効き目によるものだろうか?



バナイランからは、劣等感がすっかり消えていた。貫禄十分な生神さまに見える。それにしても、けったいな鼻である。私は、「鼻持上(はなもた)げの木」に不自由しているだろうと思って、「縄通」ネットの運営責任者・唐招提寺の観音はん、観女センティから顔一つと両手1セットのリース契約を勝手に結び、お土産代わりに持っていった。もちろん、タダではない。


使い方の説明をして納得してもらえば、代金はバナイランに肩代わりをしてもらうつもりだ。契約違反になるのだろうが、私もこれ以上の出費には辟易している。顔は、センティにバナイラン加工を施してもらったので、イメージ的には似ている。遠くて薄暗ければ誰も見破る者はいないだろう。神様とはいえ人間の生神様、休みや息抜きも必要だろうから、その時の代用品である。



リースした両手は、もちろん下ピーやガラバァの代わりに食事時にバナイランの鼻を持ち上げる為に使うのだ。バナイランは即座に飛びついた。金に糸目をつけない雰囲気だ。リース料金は月々2,060円なのだが、今私が立て替えているサヤカとジョジィの料金2,060円も上乗せしてやった。彼らも、センティの手貸し商売の恩恵にあずかっているのである。



そのうえに、毎月飼い犬のコロにセンティの所へリース代の支払いに行って貰っている。お使い賃代わりの彼の、身だけが大好物の犬多食フライドチキン代、1,030円もプラスしてやった。月々、5,150円の負担である。バナイランは、そんなに安いのかと驚いた。


よかった。助かった!


コロには、生駒に寄り西の京へ行く手間が増えるが、まぁ何とか引き受けてくれるだろう。私は少し悪い気がしたが、金が余っているところから無い所へ回して貰うのは許されることだろう、と割り切っている。きちんと説明して、立て替え払いをしてくれと泣きついたらいいのだろうが、まだそれほど親しくはないし、長々と説明するのも邪魔くさかったので省略した。咄嗟の経済的打算が働いたのだ。すぐさま自己負担を軽くする発想が出来るのは金欠病の特権でもあるのだろう。


手の話も落ち着いたので、私は、むーみぃ姫の話を持ち出した。下ピーとガラバァの顔には、私に感謝する色が滲み出ている。毎度、毎度の食事の度に鼻に手をとられるのは余程苦痛だったのだろう。



ガラバァは、むーみぃ姫のことはよく知っていた。さすがは伊達に歳を取ってはいなかった。むーみぃ姫の髪の毛は、乳母の{吸ばば}に頼まれて鬘にしてやったという。遠くて近きは他人の仲。感心して聞いていた。元恋人のゼンジーは、男の子と女の子の二人の子供に恵まれ、平穏な官庁暮らしを送っているらしい。もうすっかりむーみぃ姫の事は忘れてしまっているようだ。


 この何たる不公平!


くそー、神も仏もあるものか!


やはり、人間が一番頼りになる。私は家に帰ってから、「縄通」ネットでジョジィに相談してみた。ジョジィは、むーみぃ姫の鬘を捜し出し彼女の魂に安住の地を与えてやれと進言してくれた。もう何100年も飛び続けているので、エネルギーも弱まっているだろうし、怒りもかなり収まっていることだろうと教えてくれた。


私は、「縄通」ネットの捜し物コーナーに、むーみぃ姫の鬘を打ち込んでおいた。数日後、センティグループの和歌山県にある道成寺のご本尊・南の千手観音から、
「うちに奉納されている清姫人形に使われている」との返信が入った。

                                つづく



あ@西国14/33 三井寺イーリーにひとこと

2014-12-13 07:20:16 | 雑文集
 
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 * 三井寺イーリーにひとこと



    長等山 園城寺 14


 ゴエーカ;
  いでいるや なみまのつきを みいでらの
 かねのひびきに あくるみずうみ


 このお寺は別名三井寺とも呼ばれています。
 ここのカンノンはんも、
 イーリー・グループの1員であります。
 この寺の梵鐘にはいくつか因縁話が残っているようです。
 似たような話は別のお寺さんに取って置きまして、
 ここでは聞いたことのあるような、
 お話をお伝えしたいと思います。

 ある日のこと、若者が琵琶湖の湖畔を歩いていますと、
 子供たちが蛇をいじめていました。
 ホントに子供たちは残酷ですね。
 残酷ということがわからないのですから、
 まだ救われるのでしょうか。

 そういうことを繰り返しながら、
 生命の尊さを学んでいくものでしょうか。
 そんな楽観的に考えていいものでしょうか。
 私にはよくはわかりませんが・・

 息もたえだえになっている蛇を、
 こんどは皮を剥がそうとしているようでありました。
 子供たちをよく観察してみると、命令するもの、
 実行するもの、眺めているだけの者と、
 様々な役割を持って参加しているようですね。


 残酷なことをすればするほど、
 子供たちの間では英雄視されるようです。
 自分が出来ないことを、
 簡単にやってのけてしまうリーダーを尊敬するんですね。

 憧れの眼差しを送るのです。
 それが、ますますリーダーを残酷な子供に
 仕立て上げるのですから、困ったものです。

 そんなことを放っておくのも、良くないんでしょうね。
 若者も見るにみかねて怒鳴り散らしました。
 少々の注意などでは、ますます図に乗って、
 残酷さをエスカレートさせていくのです。
 きっと若者は見た目には優しく見えたのでしょう。


 子供たちはすぐさま相手を読みます。
 そして、彼らなりに、
 このオッちゃんはこのぐらいだと判断を下すようです。
 この若者も舐められたようです。
 怒鳴ることによってしか子供にその行為を止めさせることが
 出来ないのは仕方ないことでしょう。

 お説教を10~20分、通りすがりの者がしたとしても、
 馬の耳に念仏以下の響きしか持たないのであります。
 聞いてくれたら、まだいい方で逃げ去られるのが
 オチでしょう。

 若者は助けた蛇を、
 そっと道端の草叢の中に放してやりました。
 そのまま置いておくと、誰かに踏まれるか殺されるか
 わかりません。
 蛇は、ぐったりとして、目も閉じていました。

 さて、その夜のことです。
 若者は一人で住んでいました。
 両親が無く一人っ子でしたから天涯孤独の身の上でした。
 そういう者は概して優しい人が多いんですね。

 戸をトントントントンと叩く者がありました。
 こんな夜更けに誰だろうと戸を開けてみますと、
 月の光に浮かび上がった、とびきり美人の若い女でした。

 こんな知り合いはないのにと思って見惚れておりますと、
「旅の者ですが、道に迷ってしまいました。
 どうか、土間の隅でいいですから今夜一晩泊めて
 いただけないでしょうか」と、
 か細いけれど、透き通るような声で、懇願されました。


 それはそれは、すがりつくような目で頼まれましたので、
 若者としても、断るわけにはゆきません。
 まあ頼まれなくっても、
 泊まればと勧めたのでしょうけれど・・・

 
 女は、1日経っても2日経っても、
 旅に出ていこうとはしません。
 若者もどうやら一目ぼれしたようですから、
 自分の口から「出ていけ」などとは言い出しませんでした。

 狭い家に若い二人が住めばもう先はどうなるか、
 言うまでもないことでしょう。
 二人の間には子供が生まれるような時が、
 すぐにやってまいりました。
 こんな時期の時が経つのは、早いものなのですね。


 いよいよ子供が生まれるという日が、
 近づいてまいりました。
 女は庭に小屋を作ってほしいと、若者に頼みました。
 昔はそういう風習があったところも多いようです。
 子供を産むのは汚れた行為だとして、
 日常住んでいる家の外で出産するんですね。

 女は、「私が戻って来るまで、
 小屋の中は絶対覗いて下さいますな」といって、
 小屋に篭もってしまいました。


 若者としては、そんなことが不服でたまりませんでした。
 夫婦とは苦しい時は助け合うものだと思っていましたから、
 女房の一大事に何の力にもなれないことに心を痛めました。
 数日経っても赤ん坊の声は聞こえるのですが、
 女は一向に小屋からでてくる気配はありません。

 女房の身体は心配だし子供の顔は見たいし・・・

 ついに若者は女との約束を破ることにしました。
 約束を軽く考えていたのでしょう。

 小屋の中を覗くと、蛇が赤ん坊を取り巻いているでは
 ありませんか!

「あっ、お前は、あの時の」と思わず声をあげてしまいました。
 その時の蛇の目のせつない悲しそうな表情は、
 いくら書いても表現し尽くないのであります。
 人間以上の気持ちを、目に表わしていたといっても、
 過言ではないでしょう。

 人間と人間ならば、どう関係が悪化しようとも、
 何とかできないことはないのですが、
 蛇と人間との間ですから、
 どうしょうもなかったのでしょうね。

 若者が、ふと目をそらした時には、
 赤ん坊しか残っていませんでした。
 その傍には、別れを告げた手紙が、残っておりました。


 赤ん坊は手の中に玉を握っておりました。
 お腹が空けばそれを舐めているようです。
 やがて、その噂がお殿さまの耳に入り、
 その玉を差し出せということでありましたので、
 若者は玉を仕方なく赤ん坊から取り上げて差し出しました。


 玉を取り上げると、赤ん坊が泣き始め、
 いつまで経っても泣き止めませんので、
 浜辺に行ってあやしておりますと、
 蛇が出てまいりました。


「あの玉は私の左の目でありました。
 右目もこの子にやります。
 そのかわり、どうかお願いですから、
 三井寺の鐘を毎日撞いていただけないでしょうか。
 その鐘の音を心の糧として、私は生きていきたいと
 思います」と言って、
 玉を置いて何処へともなく去ってゆきました。


 玉を手にした赤ん坊は泣き止んだそうです。

 それにしても、若者が、蛇が、赤ん坊が、
 みんなそれぞれ、不幸のドン底で、
 暮らしていったのでしょうね。


 きっと心のどこかで、
 淋しい思いをして生きていったのでしょう。

 3人で暮らせば、もっと人生開けたでしょうに。


 若者にひとこと。
「蛇でもいいっ! 一緒に暮らす!」

 蛇にひとこと。
「蛇のどこがいけないの?」と、三井のイーリーはん、
 言わせて欲しかったなあ。


 不思議なことに、
 これとそっくりな話が、
 大峰山のふもとにある龍泉寺にも残っております。


この項おわり



注)
大峰山という特定の山はないとのことのようです。




あ@英訳ドン作川柳集882 大しわに小じわ上乗せしわだらけ

2014-12-13 07:18:56 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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   *  大しわに小じわ上乗せしわだらけ








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    大しわに小じわ上乗せしわだらけ        ドン作(ちふ+)

            ↓
     Fine lines plus a large wrinkled wrinkles 

            ↓           
     ファインラインプラス大しわしわ 
 


                               おわり


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あ@つぶつぶ(日々)242 今日もまた日が過ぎてゆく冬支度

2014-12-13 07:17:32 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)



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ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  242 今日もまた日が過ぎてゆく冬支度



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    The winter getting ready that day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

冬は、今日も準備ができて、その日ゆく過去の取得






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・

あ@おつとめ053  Mデヤ子  仕事覚えて  ちらツボネ

2014-12-13 07:16:19 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


 
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ドン作雑文集より

 

                               
   * 053  Mデヤ子  仕事覚えて  ちらツボネ



  


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