絵じゃないかおじさん

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仮想はてな お小説・ストーリィ  秀香、救出計画(008)

2014-12-23 07:53:50 | 仮想はてな物語 

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絵じゃないかぐるーぷ
                      平成初めの頃です。
                       題名変更版







 * 秀香、救出計画(008)

 その場は二人の承認ということで、切り抜けることにした。宴会は、良ヒネの娘、秀香を助けた後で、盛大にやろうということになった。


 バナイラン達は、どこで手に入れたのか、龍はんの「地獄変」の下書きを持っていた。やはり蛇の道は蛇に限る。下ピーが、みんなに分かるように下書きを読んだ。下書きだから、私の読んだものとは、かなり違っていた。


 助けるべき者は以下の通りだ。


 1・牛に引き殺される老人
 2・橋柱にされる童
 3・みみづくに蛇
 4・生き焼きにされる秀香
 5・同じく猿、        の6体である。


 聞き終わって、どのようにして助け出すが問題になった。色々と意見が出たが、誰が誰を助けにゆくのかが、問題だ。龍はんの顔を立てるという大前提もある。話の筋を変える訳にはゆかない。原作に忠実で、しかも誰にも疑問を抱かせないように行動しなければならない。ここは、皆の知恵を絞り出す必要がある。



 議長はキヨヒメに頼むことにした。一種の黙らし作戦だ。「蛇ん蛇ん連合」のヤツラもよく分かっている。彼女を議長に押し立てた気持が痛いほどよく解る。



 まず、1番の牛に殺される老人をどうするかからスタートした。牛のヤツは日頃は大人しく構えているが、ヤツはあれでも人をじっと観察しているのだ。女や子供だと馬鹿にして鼻でせせら笑って言うことなど聞きはしない。


ヤツに命令するのは、単純だ。進め、止まれ、右へゆけ、左へゆけ、回れぐらいですむ。命令語は、地方によって違うが、シとボの組み合わせが多いようだ。例えばシーシーで、進めとなり、ボーボーで止まれとなる。ヤツはストレスを貯めに貯めて一気に吐き出すクセを持っている。


ストレスが爆発すると数キロは目の色を変えて疾走するのだ。その時は命令など聞く耳は持ってない。走るだけ走らせば、後は次の噴火までは静かだ。血を抜いて気を鎮めることもするようだ。老人はその疾走中に事故に遭うのだろう。老人に細工をするか、牛に何かをするかが問題となった。


私も小さいころ、牛が走る姿を見たことあるが、ヤツはあれでも結構周りの様子を見ながら走っているのだ。前から車が来たりすると、上手に避けて走る。人がいても避けて走る。そうそう人を蹴殺したりはしないのだ。


私がそのことを指摘すると、下ピーやバナイランも相づちを打ってくれた。おそらく二人とも田舎暮らしをしていたので、どこかでそういう光景を目にしているのであろう。そこで私は提案した。


 龍はんが散歩している時、ナカヤキが牛に化けて、牛走りを見せてはどうだろうか?  龍はんも目の前で牛の走りを見れば、また書き方も変わるかもしれないのではないか? 他に意見も無かったので、運よく私の意見が採用された。


 2番目は、人柱の話である。これは、あの子を助け出しても、そういう風習が止まない限り、誰かが犠牲になる。風習や因習は一筋縄では廃止されない、頭の血管の中にこびりついた悪玉コレステロールのようなものである。なかなか取れるものではない。これは変身術を使うしかないだろう。石と言えば、奈良県明日香村に住む石舞台の大岩ソガーンに頼むしかないだろう。


 そういうことで、一件落着。


 3番目はみみづくに蛇。これはキヨヒメが仲間同士の縁で、こちらに連れてくることになった。

 4番目は、これが一番の主題だ。簡単にはゆかないだろう。燃えさかる炎のなかを助け出さねばならない。このグループの中には、火に強いものはいない。中々、意見が出なかった。


 そうだ! 灯台元暗し。キヨヒメがいた!


「キヨちゃん、炎のコントロール出来るんだろ?」
 私は、聞いてみた。
「やってやれないことないわ」
 彼女にとっては、車を焼く炎ぐらいは、涼しいぐらいのものだ。これ  もキヨヒメが担当することとなった。


 5番目は、ついでにキヨヒメが助けることに決まる。

 ナンダ、ナンダ、これは!

 決まってみると、救出作戦のチーフはすべて外人部隊ばかりになってしまった。無理もない。新興宗教家に、食べ物屋、泣き虫姫のグループでは、とてもじゃないが、この難局は切り抜けられまい。


だいたいが、言い出しっぺは、己の手を汚さないものと相場が決まっている。本当に実行する奴は、人に言う前に実行に移している。自分たちでは、どうしようも出来ないから、相談を持ちかけるのだ。それにしても何という大胆でド厚かましい神経をしているのだろう。うらやましい限りだ。私には、とてもそんな真似は出来そうにもない。そういう性格も会社生活には、不向きなのだろうか。



                                つづく



あ@西国24/33 中山のセンティと星集まり

2014-12-23 07:52:45 | 雑文集
 
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 * 紫雲山 中山寺 24

 ゴエーカ;
  のわもすぎ さとをもゆきて なかやまの
   てらへまいるは のちのよのため

 平安時代のお話です。
 多田の城主に源のユキツナという人がおりました。
 彼は、熱心なカンノン信仰者なのですが、
 妻は嫉妬深い、思いやりに欠けた女だったそうです。

 仏教聖典で言えば、
「盗人のような妻で、夫の仕事に理解を持たず、
 自分の虚栄を満たすことだけを考え、口腹の欲のために、
 夫の収入を浪費し、夫のものを盗む」
 タイプにあたるのでしょうか。

 それでも、離婚していないところを見れば、
 良さもあったのでしょう。
 あるいは、ユキツナは、妻に対して弱みがあった
 のかもしれません。

 ある春の日のこと、珍しく夫婦連れ立って、
 中山寺にお花見にやってまいりました。
 このお寺は、華やかで明るい感じが漂っております。
 参道には、桜の花びらが舞い散って、
 とてもロマンチックな雰囲気をかもしだしておりました。
 悪妻といえども、乙女のころの心に還っていたのでしょ
う。

 カンノン様に手を合わす気になったようであります。
 カンノン様の前で手を合わせて拝もうとした時のことで
す。強い風が吹いてきて、悪妻の長い黒髪がなびきまし
た。
 そして、鐘から下がっていた麻の緒と、
 もつれ合いになったそうです。

 妻の髪と麻糸が、交じり合って、
 区別がつかなくなってしまいました。
 妻は痛がって泣きわめいております。
 刀で麻糸か髪を切ればいいものをと思うのが現代人、
 そのころは、両者を共に元の形に戻すのが先決だと
 考えていたのでしょう。

 ユキツナは、お寺の許可を貰ってから、
 麻の緒の根元をほどき、本堂の手摺りの傍に、
 妻を連れてゆき、頭を垂れさせました。
 すると髪の毛から麻糸が、するすると落ちてゆきました。

 このことを、中山のセンティがユキツナの悪妻を、
 戒めたという人もおりますが、本当はそうではありませ
ん。

 センティは信じてくれる人には悪いのですが、
 信じる信じないということなど、
 問題にはしていないのであります。

 信じてくれる人にも、信じてくれない人にも、
 同じように接するのです。
 ですから、信じてくれないから、
 戒めるなどというような考えは、持ってはおりません。
 個人の心の中まで、支配するような大それたことは、
 思っていないのです。

 ましてや、この時、ユキツナの妻は手を、
 まがりなりにも合わせようとしたのです。
 手を合わせるということはセンティを認め、
 彼女から何かを学ぼうとしたのです。

 そういう人間に対して、
 どうして戒めなど与える必要がありましょう。
 また、例え信じてくれなくっても、
 来てくれるだけで喜ぶような性格なのです。
 戒めたというようなことは、
 誤解もはなはだしいようであります。

 センティは、信じるというような、
 高い上の立場に立つことなど、
 望んではいないと思われるのであります。

 ユキツナの妻は、夫の信じていることを、
 小馬鹿にしていた己の非を反省しました。
 夫婦であるなら、例えカンノン様が信じられなくっても、
 軽んじるような態度はどうかと思われます。

 信じられないのなら、夫もそのように、
 教育していけばいいのです。

 ただ何もせず、頭からバカにして、
 溝を作るような姿勢はいいとは言えないでしょう。
 ユキツナの妻も、そこまでは愚かでなかったようです。
 このことをきっかけに自分の生きる姿勢を見つめ直して、
 センティのファンになったようであります。

 この中山寺には、新暦の8月9日の夜半、
 仮想西国の残りの32ヵ所から、
 カンノンはんが星になってやってきて、
 親睦を計っているそうであります。

 なぜ中山に集まるのでしょうか。
 那智、天の橋立、岐阜県、姫路などからやってくるし、
 ほぼ平地にあるので集まりやすいのでしょう。
 星になるのでしたら、持ち回りでもいいと思うのですが、
 何か特別いいことでもあるんでしょうか。

 いままでに、一人だけ、この集まりを目にした、
 人間がいるそうであります。
 普通なら、そんな姿など人に見せないはずなのですが、
 その年は、夏には珍しい霧がかかっていたので、
 カンノンはんたちも、きっと気を抜いていたのでしょう
ね。



                 この項おわり

あ@英訳ドン作川柳集892 大しわに小じわ禁じてしわ隠し

2014-12-23 07:51:25 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)

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   *  大しわに小じわ禁じてしわ隠し







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    大しわに小じわ禁じてしわ隠し       ドン作(ちふ+)

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     Wrinkle Hidden prohibits wrinkles in large wrinkles 

            ↓           
     しわ隠し、大きなしわのしわを禁止 
 


                               おわり


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あ@つぶつぶ(日々)252 今日もまた日が過ぎてゆくいらだちの

2014-12-23 07:50:25 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)



多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  252 今日もまた日が過ぎてゆくいらだちの



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    The frustration of the day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

また、一日ゆく過去今日のフラストレーション






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・


あ@おつとめ063  ほんやっ君 新人いびられ 愚痴たばこ

2014-12-23 07:49:03 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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ドン作雑文集より

 

                               
   * 063  ほんやっ君 新人いびられ 愚痴たばこ



  


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