絵じゃないかおじさん

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仮想はてな お小説・ストーリィ  キヨヒメへの頼みごと(004-3)

2014-12-14 06:47:13 | 仮想はてな物語 
copyright (c)ち ふ
絵じゃないかぐるーぷ
                      平成初めの頃です。
                       題名変更版



 * キヨヒメへの頼みごと  
 

道成寺と言えば、あの悲恋の牝蛇・キヨヒメの住む所ではないか。情熱な蛇だ。「蛇ん蛇ん」連合の議長でもある。性格は、攻撃的な清姫と受け身的な六の宮の姫、正反対のようだが、悲恋の似たもの同士、私はむーみぃ姫の魂の道成寺への誘導をキヨヒメに頼むことにした。また、念のため鏡の精ヤッタールに清姫人形に先住者が居ないかどうか調べて貰うことにしよう。


 私は次の土曜日、国道24号から42号を通って和歌山の日高郡にある道成寺へ行きヤッタールに先住者分析をしてもらい、キヨヒメを連れて京都の朱雀門へと引き返した。目の回るような走りだ。私が、2美人を相手に張り切っているものだから、バイクのサヤカも機嫌が悪かった。ヤッタールの分析結果では、ありがたい事に先住者は居なかった。



これで堂々と、むーみぃ姫の魂も清姫人形に入り込むことが出来る。後はキヨヒメの説得次第だ。キヨヒメも道成寺の千手観音からゆきさつは聞いているので、同類あい哀れむの例えのごとく、ヤル気十分になってくれていた。彼女の好物の卵をお土産に3ダースほど持っていったので、さらにルンルン気分になっていた。



私は、蛇が大嫌いなので、いくら美人のキヨヒメとはいえ、気持悪くて仕方なかった。後のシートの段ボール箱に収まっているのだが、いつ{オッさん}と肩でも叩かれはしないかと不安でならなかった。バイクに乗っていると前後左右に気を使わなければならないのに、積み荷にまで気を使うのは疲れる。それに、その日の走りは、もう限界ギリギリの強行軍だった。



京都に行って話がつけば、キヨヒメを送り返してゆかなければならない。送って行けば、私にはOさんの待つねぐらに、またまた引き返さなければならない走りが待っている。そんな事を考えると気が重かったが、そんなことよりも説得がうまくゆくかどうかが、大問題である。



京都の朱雀門に着いた。美女二人の論戦が始まった。私はサヤカの翻訳機能を利用して一部始終を聞くことにした。



{おい、てめぇ、いつまでそんな所でめそめそしているんだ!!}
 さすがに情熱蛇、迫力満点。
{そなたは、だーれ?}


{わらわは、キヨじゃ。文句あっか!}
{きよ?}
{そうじゃ、あのキヨよ! てめぇも、道成寺のキヨと言えば、聞きおよんでいるであろうが!}
{アッ! あの! ・・・  あなたのように、あの人をこの手で、殺してしまいたかった}


{わらわは、アンジン様を殺したりはしていない。だが、そんなこと、今はどうでも良いことじゃ。てめぇも、今ごろボヤいても、もう遅いわ! それより、あんな薄情な男の事は忘れて、わらわについてこい! 道成寺へ行こう!}
{なぜ、私が道成寺などへ?}
{てめぇが、そこでウロウロしていると、心配するヤカラが大勢いるのよ!}
{えっ、この私を気にかけてくれる人がいるって? どなたでしょう?}
{それ、そこに居る特大ゴキブリのようなオッさん}


 ヤバッ!
 私のことを持ち出しやがった。まだ、ちよっと早すぎる。むーみぃの心が、もっと柔らかくならなければ、逆恨みされるだけだというのに、キヨヒメの奴、やっぱり振られるだけのことはある。そんな所が無神経だ。

 男は、そんな女の無神経さに嫌気がさすのが、まだ分かっていな  い!
 それに、特大ゴキブリとは!
 女の口から出る紹介の言の葉ではないっ!

 ムカッ!

{それに、お前の親戚筋の下ピー、ガラバァ、バナイラン}
{ああ、お懐かしい方々}
{皆、お前の今の姿、嘆いているぞ!}
{そうだったの。わたくしのことなどを・・・}


{道成寺には、お前の髪の毛がある。わらわに似せた人形の髪の毛じゃ。その中には入れ! そして、わらわと共に楽しく暮らそう}
{・・・・・ 1~2日考えさせて下さい。どう行けば、その道成寺には行けるのでしょう?}
{おーい、オッさん! 出番だぞー、道順教えてやってくれー}


 すぐに振ってくるのだから、適わん。てめぇの住みかぐらい覚えておけよ。仕方ない。教えてやるとするか。
{こんばんわ、はじめまして}


 返事はない。男への敵意は消えきっていない。当たり前の話だ。
 何100年の思いが、そう簡単に変わられて堪るものか!
 それでいいのだ!


 君には時間がまだまだいる。私は、下ピー達のいる生駒と道成寺への道順を教えておいた。わからなければ、テレパシー通信網を使うように進言しておいた。彼女は孤独を好むタイプなので、利用の仕方も全然知らないようだった。その利用の仕方の詳しい説明は、サヤカに任せた。むーみぃは、サヤカの存在に驚いたようだが、そこはそれなりの世界、すんなりと飲み込めたようだった。


 むーみぃに考える時間を与えて、私とサヤカとキヨヒメは、帰路についた。3人とも少しホッとしていた。おそらく、九分九厘、むーみぃは道成寺に行くと思ったからだ。


 自宅近くで、もう夜中の12時を回っていたので、キヨヒメには大神神社の牝の白蛇・ミカ・ホワイトスの所へ泊まって貰うことにした。ミカ・ホワイトスは、古事記の時代から存在している、主のような白蛇だ。


 しまった!
 忘れてしまっていたが、ミカ・ホワイトスも悲恋の大ベテランだった。一緒に行ってもらうのだった。そうすれば、もっと説得力が増したのに!


 今更気づいても、もう遅い。キヨヒメもミカ・ホワイトスも、先の話でお馴染みの「蛇ん蛇ん」連合のグループ員同士だから、夜遅く訪ねて行っても、文句は言わなかった。


 それにしても、キヨヒメは迫力のある女だ。あれでは男に持てまい。女にしておくのは不公平のように思う。しかしながら、あのド迫力、あの情熱、是非とも見習いたいものだ。


 家に帰ると、もう夜中の1時を過ぎていた。Oさんは心配そうに待っていた。それが、私の顔を見るなり、
「こんな時間まで、何してるの! いい加減にしなさいよ!!!」
 こちらも、キヨヒメに負けず劣らず、迫力満点!
{帰らぬむかしーぃが、あーあ、なつかしいー}


 それにしても、女は恐い!
 そんな恐い女相手に、恋を仕掛ける男どもよ、中途半端な姿勢を正 して、生命を賭けて恋の一本道を突っ走ろう!



 恋などは 己れがするもの 仕掛けるもの
  他人(ひと)のことなど お役に立たぬ
                               ち ふ



                                つづく



あ@西国15/33 今熊野のニュー・センティとぼけ封じ

2014-12-14 06:45:50 | 雑文集


 
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 * 今熊野のニュー・センティとぼけ封じ


   新那智山 今熊野観音寺 15


 ゴエーカ;
  むかしより たつともしらぬ いまくまの
 ほとけのちかい あらたなりけり



 今熊野のニュー・センティは、
 頭痛を治す名人だそうであります。
 今は「ぼけ封じ」の研究に没頭しているようであります。
 例のアルツハイマー型のぼけのことであります。

 彼女によれば、この病気は脳の神経細胞の中に、
 タンパク質で出来た蛇が、
 あちらこちらで、トグロをまく病気だそうであります。


 その蛇は脳細胞にしつっこくからみついて、
 ちょっとやそっとでは、
 離れそうにもないとのことです。
 症状の重い人ほど蛇の数が多いようです。

 そして、正常な脳細胞に、
 ちょっかいをかけては働きを鈍らせているようであります。
 蛇にでも質の悪いヤツはいるものですね。

 ニュー・センティは、
 この蛇の追い出し作戦を考えているようです。
 人間だれしも歳を取れば、程度の差はあれ
 ボケてくるそうでありますが、
 何か深い意味合いがあるんでしょうか。

 神さまや仏さまは、
 なぜボケなど人間に与えるんでしょうねえ。
 ボケた人間でも、やっぱり人間でしょうか?
 人間の姿・形をしている限り人間なんでしょうね。

 ウンチはひりっ放し、ションベンは垂れ流し、
 食事をしたけど満腹感は感じられない。
 夜と昼は取り違える。
 家族と他人の区別はつかない。
 ある作家の親父さんの話ですが、
 そのジィさんは自分の嫁さんが亡くなったのも、
 気にしていないようです。

 本当は悲しくてやるせなくて苦しいのを、
 ボケたふりして暮らしているんでしょうか。
 90才も過ぎて泣き喚く素直さを裏から、
 表現しているんでしょうか。
 しかし、本当にどうも思ってなかったら、
 こりゃ大変ですよ。

 あの世にいってから、
 バァさんに、こっぴどく、とっちめられますよ。
 こりゃ見もの聞きものになります。
 誰かフォーカスしてくれへんかいな。

 ボケは、社会生活のルールまで忘れさせてしまうのですね。
 そうなっても人間は人間なんでしょうか。
 そういう人の世界どうなっているのでしょう。
 ボケ老人になった人の書いた小説なんかあれば、
 ぜひとも読みたいですね。


 悟りの境地に没入しているんでしょうか。
 己意識はどうなっているのでしょう。
 ホントにわからない未知の世界ですね。
 ニュー・センティはん、蛇退治、早く頼んまっせ!

 このお寺は京都の東山区にあるのですが、
 観光ずれしていなくていい所です。
 春には梅に桜、夏にはほととぎす、
 秋には紅葉が美しいらしいのですが、
 西国まいりの人しか訪れないそうであります。


                 この項おわり




あ@英訳ドン作川柳集883 大しわに小じわ割り増ししわだらけ

2014-12-14 06:45:10 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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   *  大しわに小じわ割り増ししわだらけ







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    大しわに小じわ割り増ししわだらけ        ドン作(ちふ+)

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     Wrinkles premium wrinkled in large wrinkles 

            ↓           
     しわ·プレミアムは、大きなしわにしわが 
 


                               おわり


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あ@つぶつぶ(日々)243 今日もまた日が過ぎてゆく無駄も無く

2014-12-14 06:43:09 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)



多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  243 今日もまた日が過ぎてゆく無駄も無く



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    Without any waste that day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

その日ゆく過去にも無駄のない今日







     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・


あ@おつとめ054  Mデヤ子  仕事覚えて  仕切り姥

2014-12-14 06:41:59 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)

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ドン作雑文集より

 

                               
   * 054  Mデヤ子  仕事覚えて  仕切り姥



  


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