絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

仮想はてな・ストーリィ 嘆きのゴキオーラ 1/9

2015-01-06 07:04:27 | 仮想はてな物語 
ゴキブリの嫌いな方、読まないで下さい。
(傘;傘;)←カサカサ、ヨレヨレ、シワシワまーく

傘寿=80歳=40(ヨレ、シワ)+40(ヨレ、シワ)
  傘寿は、「傘」の略字が縦書きの「八十」に見えることから、
  80歳を呼ぶようになった、とのこと。












仮想はてな・ストーリィ 嘆きのゴキオーラ 1/9


copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ



 * 数分ゴキブリ


 わが妻Oさんは、ゴキブリがダイッ嫌いだ。
 ゴキブリ一匹で、大騒ぎする。
 オレも好きではないが、それほどでもない。


 そうだ! 
 いいことを思いついた。
 信楽焼きの狸の元締めドン・ガラッキーに頼んで、
 ゴキブリに変えて貰おう。


 そして、Oさんを思いっきり脅かしてやろう。
 日頃、いびられているお返しだ。
 ヤッタルデー。


パソコン通信の「縄通」ネットで、ヤツにメールを送った。
フランス産・ブルゴーニュ赤の年代ものの葡萄酒一本と、
それに合う松阪牛のステーキ1kgで、
わが愛バイク・Sサヤカに術を授けてやるとの返信が入ってきた。


また、厄介な注文だしやがって。
アンタの徳利にはどぶろくがぴったりするのに、
と言ってもやりたい。


ブランドもんや輸入モンに被れずに国産品を愛飲しろよ!
年を考えろ! 悪玉コレステロールが増えても知らないぞ!
畜生、またン万円の出費だ。
たかが、ゴキブリに変えてもらうぐらいで高くつくもんだ。


でも、考えようによっては、それぐらいの費用で人類初の大経験が出来るのなら安いものかもしれない。
ここは、やはり乗ることにしよう。


金曜日の夜、会社の帰りにデパートで葡萄酒を求め、次の日、松阪まで行った。帰りには信楽に寄る予定である。165号から23号に入る。5月の始めだというのに田植えが始まっていた。オレが住んでいる奈良県のS市よりは数週間早めである。早稲を作っているのだろう。水田に痛々しそうな早苗が心細げに植わっていた。あんなのが大きくなって稲穂を付けられるのだろうかと他人ごとながら心配になってくる。


松阪牛の肉は、最近ではデパートにも置いてあるのだが、やはり本場で買うのが礼儀だろう。小さな心配りがガラッキーにも伝わるはずだ。それにサヤカに乗って遠出もしてみたい。松阪牛と言っても小牛は但馬地方で仕入れるようだ。水や食い物で、その但馬小牛がブランド松阪になるのだ。オレの頭ではよくわからない。生まれより育ちなのか。オレもブランド負けするタイプなのだが、一方ではそんな姿勢に疑問も感じている。感じてはいるが、やはりブランドには弱い。人に引っ張られ易いのだろうか?


ガラッキーの分と、ついでに家族のお土産に焼肉用の牛肉を買った。ガラッキーの子分たちのことも気にはなるが、何千何万といるので無視することにする。


信楽へは、23号・306号・25号・1号・307号を通って行った。
地図などろくに見ないので解りやすい道路のみ走る。目的がはっきりしている時には迷わないように国道中心に走ることにしているのだ。


ガラッキーに会うには少なくとも夜の10時以降でないとダメである。車や人がうろうろしている時間帯はやばいのだ。時間が早すぎたので307号の脇道から琵琶湖をチラッと見に走った。ネオンがきらきらと湖に瞬いて綺麗だった。湖畔の食堂で味噌ラーメンを食べる。時間は9時過ぎになっていた。ちょうどいいころだ。


車の通りも少ない山道だが、ガラッキーの勢力範囲内なので不思議と恐くはない。それにサヤカも時折話しかけてくれる。サヤカのとりとめもない話が楽しい。普段は、彼女は飼い犬のコロとたわいもないおしゃべりで過ごしているのだろう。それにしても、サヤカやコロは何が楽しくて生きているのだろうか? オレから見ると退屈でつまらなさそうな人生に見えるのだが、彼らはどう思っているのだろうか? サヤカに時々尋ねてみるのだが、うまくかわされてしまう。逆に聞き返されたりする時もある。オレも、やっぱり言葉を濁す。3人とも似たようなものなのだろう。

                                      つづく


あ@「西国バイク行」   4/8

2015-01-06 07:03:29 | 雑文集
copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ


  3/8より


  木津川で この世にリタイアー したという
   50男に 刻取られたり


 木津川の堤防で休んでいる時、
 もとM乳業の社員だったという
 Iさんと出会いました。 
 妻子を捨てて、自適な生活をしているようでした。
 物知りという感じを受けました。
 歯医者にゆく金がないのか、
 歯並びは、ガタガタでした。



  宝印を スタンプ代りに 押捺し 
   革堂の馬頭の 尼に空気凝縮


 うっかりと、そこらに置いてあった判を、
 パンフレットにつきましたところ、
 尼さんにひどく怒られました。
 判は判でも、宝印だったのです。
 知らぬこととはいえ、失礼いたしました。
 つい、私は、駅のスタンプと間違えたのです。


  裏道や 女親子の 親切に
   心に清き 水一しずく


 清水寺には、正門から行くつもりだったのですが、
 道を間違えて、裏手の方に、
 迷いこんでしまいました。


 京都は、さすがに都会です。
 道は、格子状になっているのですが、
 交通量が多いし、通りは、
 ビルに占拠されているので、
 慣れない者には、走りにくい所です。
 そこで、革堂にゆく道を、老婆に尋ねました。

 親切に教えていただいたのですが、
 ご自分の歩く感覚で、
 説明されるものですから、
 とんでもない距離を、
 走ってしまいました。


  行く道を 老婆に問いて 戸惑うは
   車社会に 無縁の暮しゆえ


             5/8へ



仮想はてな・ストーリィ キヨヒメの整形手術 5/6

2015-01-06 07:02:49 | 仮想はてな物語 

copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ



 * キヨヒメの恋


キヨヒメの手術後の様子が気に掛かるので「縄通」ネットで問い合わせをしてみた。傷口は少々痛むが、経過は良好だと言っていた。それにしても、思い切ったことをする気になったものだ。単純にオレの勧めに乗ったものとは到底思われない。これには、きっと何か深い訳があるに違いない。そう睨んだオレは、それとなく彼女に聞いてみた。


なかなか彼女は打ち明けてくれなかったが、一週間も見舞いがてら毎日メールを送っていると、ポツリポツリと語り始めてくれた。以下、その内容の一部である。巷に伝わっている噂話とはかなりの差がある。誤解されている面もあるようだ。かといって、世間の口を封じることは難しい。一度誤った固定観念が流布すると世間はその過ちを正そうとはしない。誰かが情熱を傾けて、力を注いでやらないと崩れ落ちそうにない厚い壁に覆われるからだろう。


キヨヒメは、国道42号から朝来で311号に入り、20分ばかり走った真砂に住んでいた。恋に恋する乙女であったという。純情可憐な乙女は、来る日も来る日も、いつか目の前に素晴らしい男が現われ、身も心も焼き尽くすような、それはそれは激しい恋をしてその絶頂点で結婚し、可愛い男の子と女の子を二人ばかり生んで、幸せな日々を送りたいと望んでいた。


そんなある日のこと、彼女の家にアンジンが訪れた。彼は修業中の身であった。偉い坊さんになりたい一心で精進に精進を重ねる青年であった。しかし、彼とて女に無関心であるはずがない。いつか目的を果たした暁には可愛いお嫁さんを貰って幸せに暮らしたいと望んでいた。



アンジンを一目見た時、キヨヒメはぴんと来たそうだ。電流が後頭部から足元にかけてビビッと走り抜けたそうだ。服装は薄汚れ、顔はヒゲだらけの弱々しそうな青年であったにも拘らず、何かを一心に求めている青年の眼は深く何処までも澄んでいて、その底を知らぬような深さは、彼女の心を一瞬の内にとらえたそうだ。一瞬惚れである。


そういう事が出来る人間は、数少ない貴重な存在である。本人が、そういう努力をし、心を毎日毎日磨いていれば、ある日突然に訪れるものなのだろう。心を研ぎ澄ますことによって相手になる者も限られてくる。人を見る眼が出来てくるからだ。相手を感覚的に選択出来る能力が培われるからだろう。恐らく、これは彼女の日頃の努力の賜だったのだろう。



オレは、アンジンにまだ会ったことがないので、彼のことはキヨヒメからの受け売りだ。アンジンには、アンジンの思惑というものがあったのだろうが、それを知る術は今の所何もない。そのため、オレの解釈も付け加えることにした。恋だの愛だのというものは二人の心を同時に切り開いて見たりする事は出来ないから、結局は、どちらかの立場の側から一方的に見た一人芝居であるように思っている。



人の心と心の比較など出来ないし、深さの判定も下しようがないのだ。キヨヒメのアンジンへの想いとアンジンのキヨヒメへの想いとは、どちらがどれだけ強かったのかは、オレにはよく解らない。世間一般には前者の方が強かったと言われているが、そんなことは二人の言い分を突き合わせてみないと実際には解らないのだ。アンジンもキヨヒメを一瞬にして引き付ける男、並々ならぬ情熱を秘めていたに違いない。



彼もキヨヒメが彼を待っていたように、高徳の僧になることを念じ続けていた男だ。人は夢があるから魅力がある。そんなことはアンジンは百も承知だったのだろう。キヨヒメは可愛いし美しい。それに、そのころは今のじゃじゃ馬とは違い可憐でもあった。夢も希望もかなぐり捨てて、彼女と恋の深みに陥りたい。しかしながらそんな夢を無くした生活など、乞食坊主にとって何日持つというのか。キヨヒメを乞食に巻き込むようなそんな奈落の底へは落ちこみたくはなかったのだろう。



それを避けるには彼が一人前の僧侶になる以外にはないのだ。だが、キヨヒメには、そんな心の余裕はなかったのだろう。何百日も何年も待ち続けていたのだ。放っておけば、アンジンが何処でのたれ死にをするか知れたものではない。



高徳の僧になれるという保証も無い。その上、いま彼をしっかり捉まえておかないと、彼がどんな女を好きになるか知れたものではない。一寸先は闇の世界なのである。諸行は無常を常とするのだ。今日を確実に捕まえることによってしか、彼女の明日の保証はなかった。



                                  つづく



あ@英訳ドン作川柳集906 長い脚短い脚よりちと長い

2015-01-06 07:01:42 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


                         copyright (c)ち ふ
                         絵じゃないかグループ
                         仮想はてなグループ

                       

   *  長い脚短い脚よりちと長い







  (ドン作川柳 → 無料 英訳 → 無料 和訳戻し)

    長い脚短い脚よりちと長い        ドン作(ちふ+)

            ↓
    Longer than the bee legs short and long legs  

            ↓           
    蜂よりも長い脚を短くし、長い脚  
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作


あ@つぶつぶ(日々)257 今日もまた日が過ぎてゆく汚れなく

2015-01-06 06:58:35 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


  copyright (c)地  宇
                                  ち ふ
絵じゃないかぐるーぷ
                       


*  English translation 


  257 今日もまた日が過ぎてゆく汚れなく



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    No dirt day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

また、全く汚れ日ゆく過去ませ今日






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・