「チームバチスタ」シリーズでおなじみの海堂尊の桜宮サーガのメインシリーズ、
田口・白鳥コンビが主人公の最新作がようやく文庫化されたので購入しました
ただ、今回は今までと全く趣向が異なっており、
厚生労働省が舞台となっていて、
ミステリー色も皆無(まぁ厳密にはミステリーは最初のバチスタだけでしたが)で、
今までのように田口・白鳥コンビによる謎解きを期待して読むと裏切られます
医療行政の問題を批判していて、
小説というよりノンフィクションに近い感じ。
テレビでドキュメンタリーでも見てるんじゃないかという雰囲気でした。
まあそれでも白鳥のキャラは健在で、
相変わらずの田口の振り回されっぷりは面白いし、
新しくクセの強い彦根なるキャラクターも登場していて、
今後の桜宮サーガの展開にも期待が持てるというか、
絶対彦根と桧山の山彦コンビはもう一度登場するだろう、
と今後のストーリーの伏線が張られていると思われる内容でした。
個人的には、ちょっと前に読んだブラックペアンの方が断然面白かったですが、
やっぱりどんな内容でも田口・白鳥コンビの話は外せないよなという感じ。
ちなみに今回一番気になったのは、
彦根がしょっちゅう桧山シオンの肩に手を回すことでしょうか。
好きなのかそうじゃないのかはっきりしろ
とちょっと気になりました(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます