チーム・バチスタの田口・白鳥シリーズ最新作。
一足先にドラマ化もされていたアリアドネの弾丸が、
少し前にようやく文庫化されたので、発売直後に読みました(そしてその後放置してました)。
テレビシリーズは全て見ましたが、
このアリアドネが一番原作に忠実な展開だったかも?
原作と決定的に違うのは、殺人容疑をかけられた人物と宇佐美警視のキャラ設定で、
その他はほぼ原作どおりに話が進んだという印象です。
まあ当然大分違ってますが、前作のジェネラル・ルージュでの創作加減と比べたら
十分原作のエッセンスが残されていました
海堂作品の特徴のとおり、今作も一連のシリーズと色んなところでつながってましたが、
一番印象的なのは、極北クレイマーに出てきた医療ジャーナリストの西園寺さやかでしょう。
まさか正体が桜宮小百合(←一応白字で伏せました。反転して表示させて下さい)だったとは
さらに、さやかが覚醒する前に出会ったという「悪意」。
高階院長も目撃した人物と同一なら、
その正体は、直前に文庫化されたブレイズメスに登場した
マリツィア(←これも伏せました。)だったようです
ブレイズメスで、碧翠院をぶっ潰してからじゃないとハートセンターを建てられない
みたいなこと言ってたし、実際にでんでん虫は螺鈿迷宮で焼失してるし、
まさかこんな所でつながるとはと驚きでした。
そして、文庫についていた帯によると、
田口・白鳥シリーズの最新作にして完結編となる
「ケルベロスの肖像」が、7月6日に発売になったようです。
これが文庫化されるのはまだまだ先になりそうですが、
発売されるまで首を長~くして待ちたいと思います
↓↓
アリアドネの弾丸(上) (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) | |
海堂 尊 | |
宝島社 |
アリアドネの弾丸(下) (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) | |
海堂 尊 | |
宝島社 |
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