読書報告・その41：マドンナ・ヴェルデ

海堂尊の文庫最新版。

かなり昔に出版されているマドンナ・ヴェルデがようやく文庫化されました。

ジーン・ワルツの続編にして、表と裏の関係にあるストーリー。
理恵の母、みどりがどんな経緯で怒って双子のお兄ちゃんを取り上げてしまったのか、
ストーリー展開に注目して読んでみました。

私は子供を産んだことがないのでまったく未知の世界ですが、
自分の子供じゃなくても自分のお腹で育てた時点で愛情がわいて、
子供の幸せを1番に考えそうにない（医者としての道具に使いそうな）理恵に
自分が生んだ子供を渡すわけにはいかないという点に加え、
さんざん振り回しといて肝心なこと（離婚）については相談なしかよ！
という怒りに端を発した行動のようでした。

この双子のお兄ちゃんが主人公の「医学のたまご」をはじめ、
まだまだ文庫化されていない作品が沢山あるので早く文庫化されますように

電子書籍で提供されれば購入を考えたのに、
海堂作品はまだ提供されていないようなので、地道に文庫化を待つのみです

 

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	マドンナ・ヴェルデ (新潮文庫)
	クリエーター情報なし
	新潮社