2009年3月5日(木) 天気: 後
7:00起床。7:35朝食。
前日と殆ど変わらない品揃えでした。ちょっと残念
本日はとうとう帰国日。
幸いフライトが夕方なので、14:20まで自由行動でした。
昨日に引き続きウィーン市内散策に出かけることにしましたが、
2日続けてバスじゃつまらんということで、今日は
トラムと地下鉄(Uバーン)を乗り継いで市内に出ることに。
当初立てた予定ではベルヴェデーレ宮殿に行く予定でしたが、
急遽取りやめて世紀末建築と王宮周辺の博物館めぐりをすることにしました。
ホテルのエントランスを出て右手の道路を
左手にずっと道なりに進んで約10分でトラムの乗り場に着きます。
途中にあるスーパーBILLAの看板。ショッピングバッグの形がかわいいです
8:50にトラムの駅に到着。67番線の始発駅になっています。
駅の名前は赤丸の上の白いプレートに書かれています。
ここはOttoprobstです。
途中Reumannplatzで降りて地下鉄1番線(始発駅)に乗り換えて
目的地へ向かいます。この日はまず世紀末建築の写真撮影をする予定で、
Karlsplatzで4番線に乗り換えてKettenbruckengasseで下りました。
因みにウィーンの地下鉄やトラムは改札がなく、
定期以外の場合には最初に使うときに車内やホームにある
改札機に切符を通して使います。監視の目がないので
無銭乗車しやすいと思われがちですが、頻繁に抜き打ちチェックがあって
ひっかかると高額の罰金を取られるということで皆さんちゃんと購入してるようです。
因みにホテルから市内に出るには、
地下鉄乗り継ぎコースよりもバスに乗ったほうが早かったです。
駅を出て右手に向かうと有名なナッシュマルクトがあります(9:20)。
進行方向なのでここを通っていきたかったのですが、
妹が「スリが怖い」といって断固反対するので、市場裏手の
車道沿いの歩道を歩きましたが、ゴミ捨て場が連なっていてクサかったです
ナッシュマルクトの入口のすぐ左手に最初の目的地
オットー・ワグナー設計の世紀末建築
メダイヨン・マンション(Medaillons Mansion)とマヨルカハウス(Majolikahaus)に到着。
その名のとおり金のメダルを飾ったメダイヨン・マンション。
マヨルカタイルの赤いバラの装飾が美しいマヨルカハウス。
こういう素晴らしい建築物が街中に普通に存在しているから
私はヨーロッパの町並みが大好きです
10分ほど歩くとまた目を引く建物が。
世紀末建築で一番有名な分離派教会(Secession)です。
「黄金のキャベツ」と呼ばれる屋根が特徴的な教会ですが、
ガイドブックにはこんなヒゲは載っていませんでした
芸術は進化する、ということなんでしょうかね。
そのまま歩いて9:45に王宮庭園に到着。
モーツァルト像の前の有名なト音記号のマーク。
本当なら美しい花で飾られているところですが、冬場はむき出しの土・・・
巨大な新王宮(Neue Burg)。今は博物館になっています。
因みにエントランスはこちらではなく英雄広場に面した方です。
新王宮に向かって右手には蝶の家と呼ばれる熱帯蝶類博物館が。
この左手に進んだ博物館が次の目的地です。
皇帝居館(Kaiserappartments)と銀器・食卓調度コレクション(Silberkammer)
とシシィ・ミュージアム(Sisi Museum)がセットになった博物館。
因みに写真は英語表記の看板です。
このシシィ・ミュージアムを楽しみにしていたのですが、
現在改装中で入場不可・・・
チケットは3館共通で9.90ユーロです。シシィの分の値引きはありませんでした(多分)。
まず最初は銀器・食卓調度コレクションを見学します。
因みにこちらでは無料でオーディオガイドの貸し出しがあって、
日本語のガイドもあるのですが、最初に受け取ったのが故障中で
すぐに取り替えてもらったら次のも故障中で、もう面倒くさくなって使うの諦めました
他にも故障を訴えて取り替えてもらっている人が大勢いたので
このオーディオガイドはかなり頻繁に調子が悪くなるようです。
館内は豪華な食器で埋め尽くされていて、写真撮影もできます。
こんな食器、一度でいいから使ってみたいですね
花柄の上品な食器。これは本当に買って帰りたいと思いました(笑)
こういうので晩餐会が繰り広げられていたのでしょうね。
中国製や日本製の食器もありました。
こちらはシシィの写真。まさか写真が残っているとは驚きでした。
さすがに美人ですね
そしてこちらはシシィが実際に見につけた宝石
・・・ではなくそのレプリカで、スワロフスキー製だそうです。高そう
売店を抜けて通路を進み、閉館中のシシィ・ミュージアムを通過して
大理石の階段を上ります(確かこの順番で来たはず・・・)。
その先がカイザー・アパートメントで、
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とその妻エリーザベト(シシィ)が
暮らした部屋が、当時のままの状態で展示されています。
こちらは残念ながら写真撮影禁止でした。
皇帝の執務室には愛する妻シシィの肖像画が飾られており、
シシィが使った部屋には美貌を保つためのエクササイズ器具があったり、
見所たっぷりの博物館でした。
次に向かったのはハプスブルク王家と所縁の深いアウグスティーナー教会(11:15)。
歴代の皇帝たちが結婚式を挙げた会場ですが、観光客が殆どおらず
イメージよりはちょっと寂しい感じのする教会でした。
少し先のアルベルティーナ広場まで歩いている最中に
とうとう雨が降り出してしまい、雨宿りを兼ねて近くのカフェへ避難します。
有名なカフェ・モーツァルトです
店員さんの動きも優雅でゆったりとした時が流れる店内。
椅子もふかふかでとってもくつろげます。
注文を終えてメニューを返そうとしたら、何もしなくていいよ、という意味で
「Enjoy your holiday」とイケメンのウェイターにステキな笑顔でニッコリされて
なんかもうものすごくハイテンションになりました(笑)
飲み物はこの旅行中でお気に入りになったメランジェ(4.40ユーロ)。
ウィーンのカフェではコーヒーを飲んだ後でも
お好きなだけくつろいでいってください、ということでお水が一緒に出てきます。
メインディッシュは名物のグラーシュ(14.0ユーロ)。ハンガリー発祥の煮込み料理です。
トロトロの牛肉がトマトベースの濃厚なソースとあいまってものすごく美味です
付け合せのパンも温めてあって香ばしくて美味でした
こちらは妹が注文したステーキサンド@14.0ユーロ。
トロトロの目玉焼きがおいしそうです
腹ごしらえを済ませて外に出ると、雨が本降りになっていました
次は雨宿りを兼ねて、王宮の博物館に向かいます。
~7・8日目(後編)に続く~
ヨーロッパの味付けはどうなんでしょうか?
日本人に合う味付けですか?