久々に3人勢ぞろいでのTM NETWORKのライブREMASTERに行ってきました
11月1日~4日の日程で横浜で行われている楽器フェアの一環で実現した今回のライブ。会場は初めてのパシフィコ横浜国立大ホールでした。客席は、今までのTMのライブでは一番良い席で、前から2ブロック目の最前列で、一番右側のブロックの一番左側(=内側)でした。ウツのソロや、小室抜きのトリビュートライブの方が距離的には近いですが、ハコの大きさが違うので、TMのライブとしては今回が一番近かったのです。そんな席が取れたのに、仕事でトラブルが発生してしまったので同行者がドタキャンとなり、急遽一人で行ってきました。まあデビューして20年以上経つので、周りも結構一人で来てる人が多かったのでそれほど浮いてなかったので良かったです
選曲は、REMASTERの名のとおり、過去の名曲の数々を昔のままのアレンジで演奏して、もうファンにとっては涙モノのステージでした
1曲目はSTILL LOVE HERから始まり、HERE, THERE & EVERYWHERE、WE LOVE THE EARTH、HUMAN SYSTEM、SEVEN DAYS WAR(順不同。以下同じ。・・・やった曲を覚えるのに精一杯で、曲順までは覚えられまセン)などのスロー~ミドルテンポの曲でじわじわとファンの体を温めていきます。途中で10/31に発売になったばかりのシングル(ジャケットは上記写真。)からカップリングのN43と続き、MCも入ります。それからTELEPHONE LINEとBEYOND THE TIMEで照明のマジックに感激した後は、アップテンポの曲に突入!WILD HEAVEN、BE TOGETHER、TIME TO COUNTDOWN、SELF CONTROLと王道の曲オンパレードの後、本編の締めくくりはニューシングルのWELCOME BACK 2。皆踊りまくりです。やっぱりTMのライブは最高
MCで、TMはアンコールをやらなかったという話が出たのでまさか今回も・・・
と危ぶまれましたが、1曲だけやってくれました。それがGET WILD
もうファンが聴きたい曲を全て出しました
という感じの選曲です(まあ個人的にはこの他にDIVE INTO YOUR BODYとLOVE TRAINをやってもらいたかったのですが
)。
10/25に50歳になったばかりのウツは、昔と変わらずセクスィーなダンス(特にWILD HEAVENの「運命が揺さぶる」の歌詞のところの腰振りはすごかった)を披露してくれて、歌声もまだまだ(TELEPHONE LINEのファルセットだけやばかったけど
)力強くて、日本で一番若い50歳であると確信しました
ウツ&キネのトークはいつも面白いですが、この日一番ヒットしたMCのネタがTMのアルバムについて。ニューシングルの話から今まで出したアルバムの数の話になって、まあ大分昔の話しだしウツも覚えてなくて「10枚くらい?」といったところ、木根さんが「まあベストは100枚くらい出してるけどね」といった台詞。もう会場全体大爆笑でした。TMって、オリジナルアルバムは実は少ないんですが、リミックスしたベスト盤をとにかく沢山出してるので。。。それと、木根さん作曲のTELEPHONE LINEは名曲だね、という話で「でも今時ダイヤル回してる奴なんていないよね(注:歌詞に「ダイヤルをまわしたのは 静かすぎる夜のせいさ」とあるので)」という話になり、「じゃあ今だったら?」「プッシュ??」という流れの会話(ネタ?)も楽しかったです
と、こんな感じでいつも以上にライブを堪能して帰ってきました
最後にニューシングルについて軽く(?)触れておきます。1曲目のWELCOME BACK2(作詞・作曲/小室哲哉)は、遊び心溢れる一曲。サビの部分に、過去の名曲のタイトルや歌詞が散りばめられています。試しに冒頭の歌詞はこんな感じ。
Welcome 2 Back 2
Back 2 the future mind
Self Control Human System Love The Earth
U don't forget U don't lost
Love TrainのPassanger
まぎれもない君だったんだね
Get Wild and Tough
今やっと解った奴らはTime to Count Down
この際文法滅茶苦茶で意味不明の英語は置いといて、赤字が過去の曲のタイトルで、青字が歌詞です。この歌詞から、今回のライブでこの曲をやるに違いないと思ったところ、Self Control、Human System、We Love The Earth、Get Wild、Time to Countdown(+他の部分の歌詞で出てきたWild Heaven)が予想通り披露されました。で、この曲自体の印象としては、はっきり言ってウ~ン・・・という感じのもの。歌詞もこんなだしネタかと思いました。しかしライブで聴いたら滅茶苦茶格好良かったです
個人的には小室の音程外れたコーラスがなかったからだと思うんですが、まあアレンジの問題でしょうか
カップリングのN43(作詞・作曲/木根尚登)はCDで聴いた時から秀曲でした 軽快なテンポのクリスマスソングで、作曲の木根さんはさすがウツとは小学校からの付き合い。今のウツが一番キレイな声を出せるキーの曲になっていて、木根さんとのハーモニーは極上です
木根さんの世界観が前面に出ていて、大人のクリスマスソングという感じの仕上がり。ライブバージョンも緩急はっきりとしてダイナミックかつしっとり聴かせる曲で、もっと冬が深まってから聴きたい曲です。
5曲目に入ってるMEMORIESは小室さんのキーボードソロで、ムゾルグスキーの展覧会の絵をアレンジした作品。クラシックのアレンジといえば、過去にもHuman Systemでモーツァルトのトルコ行進曲を使ってましたが、今回のMEMORIESは壮大な感じがよく出ていて良かったです。ライブの小室ソロコーナー(お馴染みキャロル→ヴァンパイアハンターD→キャロルと続いてこのMEMORIES)では、バンド(ギター:北島健二、ベース:吉田健、ドラム:そうる透)も加わったロックバージョンが披露されましたが、ギターで奏でる展覧会の絵のメロディーは鳥肌モノでした。やっぱり小室さんはアレンジの才能があるな、と思った瞬間です。
CDのジャケットは上記のイラスト。どこかで見たような・・・と思ったら、不朽の名作CAROLのジャケットのイラストにすごく似ている世界観です(11/11追記:似てると思ったら同じイラストレーターだそうです。)。12月に出るアルバム(11月2日の午前○時に完成したばかり)のジャケットも、メンバー3人のイラスト(ファンクラブのサイトに載っていましたが、あんまりイケてない・・・)だったので、もしかしてキャロルの世界を再び構築しようとしてるんだろうか?と思いました。
何はともあれ、数年おきではなくて、今後は定期的な活動再開を望みます
今度また同行者の都合がつかなくなったら真っ先にお声をかけさせていただきます。
ウツ、ゼッタイ日本一若い50歳ですよね